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kanamoriさん
平均点: 5.89点 書評数: 2460件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.640 6点 最長不倒距離- 都筑道夫 2010/07/03 21:45
ものぐさ探偵・物部太郎シリーズの第2作。
冒頭で、核となる不可解な事象をフラッシュバック方式で提示して、読者を引き込む手法は巧い。
ロジック好きにはある程度評価されると思いますが、個人的には”ロジックよりプロット”かな。

No.639 7点 七十五羽の烏- 都筑道夫 2010/07/03 21:31
ものぐさ探偵・物部太郎シリーズの第1作。
「黄色い部屋はいかに改装されたか」にて自身が提唱した”トリックよりロジック”を忠実に実践した、純粋にロジック中心の本格ミステリ。
色々な不可解な謎や伏線が最後にキッチリ回収される様はさすがですが、物語としては味気ない気もする。

No.638 6点 名探偵もどき- 都筑道夫 2010/07/03 21:19
ある旦那がふとしたことから古今東西の名探偵になりきってしまうという連作短編集。
アイデアは面白いですが、事件そのものの解決が平凡。設定をうまく活かしきっていない感じです。

No.637 6点 くわえ煙草で死にたい- 都筑道夫 2010/07/03 21:05
私立探偵・西連寺剛シリーズのハードボイルド連作短編集。
出版社によって出す順序が異なるようですが、本書がシリーズ第1作です。
たしかに一人称形式で探偵の行動を追っていく構成ですが、本場のハードボイルドとは違うテイストを感じてしまいます。

No.636 6点 暗殺心- 都筑道夫 2010/07/03 20:54
架空の東洋の国を舞台にしたファンタジー色が強いアクション小説の連作短編集。
いわば「十二国記」の世界で、山風の忍法帖を読むテイストで、主人公格の刺客・鹿毛里に対峙する敵の技は忍法帖と非常にダブります。

No.635 7点 誘拐作戦- 都筑道夫 2010/07/03 20:38
長編ミステリの4作目。
過去3作は、いずれも叙述方法にユニークな工夫を凝らした作品でしたが、本書も二人の誘拐犯人が交互に犯行過程を綴っていく体裁をとっています。
軽妙なユーモアと先の読めないプロットで読者を煙に巻きながら、ラストでの反転がきれいに決まっています。

No.634 7点 猫の舌に釘をうて- 都筑道夫 2010/07/03 20:38
著者のミステリとしては第2作。
主人公・淡路瑛一(=作者がミステリ作家としてデビュー前に使っていたペンネーム)が、探偵=犯人=被害者の一人三役となる構成の妙が有名な作品で、本自体にも仕掛けがある前衛的ミステリ。
物語そのものは平凡ですが、発表年次を考えると、この先駆的アイデアはすばらしい。

No.633 6点 やぶにらみの時計- 都筑道夫 2010/07/03 20:38
著者が初めて書いた長編ミステリ。
泥酔して目覚めると周りから別人扱いされる主人公の自分探し、という設定自体はありふれていますが、全篇にわたって主人公の行動を二人称の「きみ」で押し通す語り口が洒落ている。
結末にサプライズを用意している訳でもなく、あくまでも軽妙なプロットを楽しむタイプのミステリ。

No.632 6点 福家警部補の再訪- 大倉崇裕 2010/07/03 16:41
女性警部補・福家シリーズの連作倒叙ミステリ第2弾。
探偵役の多彩な趣味は前作からのお約束で、犯人たちのバラエテイに富んだ人物造形も面白い。
なかでは、「マックス号事件」が一番印象に残りました。

No.631 3点 オチケン、ピンチ!!- 大倉崇裕 2010/07/03 16:33
大学のオチケン3人組の連作ミステリ第2弾。
前作同様に、日常の謎、ユーモア青春もの、落語ネタが合わさったユルイ作品集。
「粗忽者のアリバイ」は、愛川晶の落語ミステリに影響を受けたような作品。

No.630 5点 生還- 大倉崇裕 2010/07/03 16:26
山岳ミステリの連作短編集。
山岳事故の救難隊員を主人公にしていますが、大自然の猛威との対峙などの山岳小説のテイストは「聖域」と比べると薄め。
ミステリとして手堅くまとめたという感じでした。

No.629 6点 聖域- 大倉崇裕 2010/07/03 16:10
山岳ミステリは多々出版されているので、遭難死の謎を追求するプロットに新味がないなあと思いながら読んでいましたが、終盤キッチリ本格ミステリしていて、なかなか巧くまとめているように思いました。

No.628 3点 警官倶楽部- 大倉崇裕 2010/07/03 16:01
「無法地帯」と同系統のオタク・コレクターたちのドタバタ騒動記。
警官マニアの生態に興味が湧かなかった。

No.627 3点 オチケン!- 大倉崇裕 2010/07/03 16:00
大学の消滅寸前の落語研究会を背景にした連作ミステリ。
一応、日常の謎に属するが、ユーモア青春もの、落語ものとしても中身が希薄でした。

No.626 6点 福家警部補の挨拶- 大倉崇裕 2010/07/03 16:00
女性警部補・福家を探偵役にした倒叙形式の連作短編集。
刑事コロンボのプロットを忠実に継承した正統派の倒叙ミステリで、作品に出来不出来がありますが、「オッカムの剃刃」はなかなかの傑作。
コロンボや古畑任三郎に比べて、探偵役に強烈な個性がないのが残念。

No.625 5点 丑三つ時から夜明けまで- 大倉崇裕 2010/07/03 16:00
幽霊の犯罪を担当する静岡県警捜査五課の「私」を主人公にした連作ミステリ。
ほとんどの作品で密室殺人などの不可能犯罪を扱っていますが、壁をすり抜ける幽霊の存在を前提とすれば、どのようなミステリ趣向が考えられるかをテーマとしたものと思われます。
しかし、設定を充分活かしきったとは言えないですね。

No.624 6点 やさしい死神- 大倉崇裕 2010/07/02 23:07
落語界を舞台にした連作ミステリ、シリーズ第3弾。
やはり、探偵役の牧編集長&間宮緑にいまいち個性がないのは変わりませんが、戸板康二の歌舞伎シリーズを落語界に置き換えたような、日常の謎の設定が読み心地いい。

No.623 2点 無法地帯 幻の?を捜せ!- 大倉崇裕 2010/07/02 22:57
怪獣のプラモデルの争奪戦を描いたドタバタ劇。
作者の趣味を前面に押し出した内容で、全く興味がない身にはどうでもいい作品でした。

No.622 5点 白戸修の事件簿- 大倉崇裕 2010/07/02 22:57
軽犯罪ものの連作ミステリ、シリーズ第1作。
お人好しの大学生主人公が、いずれも中野駅に絡む事件に巻き込まれるという同じパターンで、繰り返しギャグとドタバタ劇が楽しい作品。

No.621 6点 七度狐- 大倉崇裕 2010/07/02 22:57
落語雑誌の牧編集長&新人部員・間宮緑シリーズの長編ミステリ。
先の短編集のテイストとは一転、閉ざされた村を舞台にした連続殺人を描いていて、本格ミステリど真ん中の作品です。
見立てや不可能犯罪など本格好きの趣向がふんだんに盛り込まれていて、パズラーの佳作といえそうです。

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