皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
まさむねさん |
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平均点: 5.86点 | 書評数: 1195件 |
No.15 | 8点 | 制服捜査- 佐々木譲 | 2010/02/08 21:18 |
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さすが佐々木譲といった作品。
川久保巡査部長の人柄と駐在警官としての葛藤が,すべての短編から染み出ている。もちろん,ミステリの要素ともうまく融合させている。 個人的には,「割れガラス」がイチオシ。川久保巡査長にこれでもかというほど感情移入できました。 |
No.14 | 5点 | 人質カノン- 宮部みゆき | 2010/02/06 21:57 |
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どの短編も地味な印象はぬぐえないけれども,しつこさギリギリのメッセージ性と,これまたギリギリセーフ(?)のミステリー性を内在しており,読んで損はないであろう短編集。
飛びぬけた作品はないですけどね。個人的には「十年計画」が一番良かったかな?ミステリー度は全短編中最も低いし,最も「ベタ」なんでしょうけど,まあ,心がほんのりと温ましたよ。 |
No.13 | 2点 | イノセント・ゲリラの祝祭- 海堂尊 | 2010/02/06 18:01 |
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確かに「田口&白鳥シリーズ」なのですが,正直,作者のあまりにも直接的な主張が表に出すぎていて興醒めです。主張したい内容に反論はないのですが,読者から金と時間を奪ってやる話ではない。小説以外の別の場でも,十分に主張できるはず。
海堂ワールド(舞台やキャラの設定)は大好きなのですが…非常にもったいない気がしました。残念です。 |
No.12 | 3点 | ブラックペアン1988- 海堂尊 | 2010/02/06 17:54 |
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うーん。期待はずれ。 |
No.11 | 6点 | ジェネラル・ルージュの凱旋- 海堂尊 | 2010/02/06 17:51 |
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海堂作品。読む順番は守った方が楽しめます。
特にこの作品は「ナイチンゲール~」と同時進行。 同時期に一気に読むことをお勧めします。 ミステリー性はかなり低い(というか,ミステリーと言っていいのかな?)ものの,純粋に楽しめました。 |
No.10 | 6点 | 螺鈿迷宮- 海堂尊 | 2010/02/06 17:43 |
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海堂作品。読む順番は守った方が楽しめます。
その前提で,「ナイチンゲール」以上,ニアイコール「バチスタ」といったところでしょうか。 個人的なイチオシは姫宮。これまたキャラが立ってていいですね。田口&白鳥にも引けをとらない。 海堂作品。キャラ設定に抜かりなし。 |
No.9 | 5点 | ナイチンゲールの沈黙- 海堂尊 | 2010/02/06 17:32 |
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書評にこう書くのは恥ずかしい限りですが,読後1年経っても自分で「好き」なのか「嫌い」なのか判然としない作品。
田口・白鳥コンビの小気味よいやり取り&小夜と少年の感動物語は結構好きなのですが,個人的には冴子の存在・発言に超違和感が。 現実味という点でも相当マイナス。バチスタと敢えて雰囲気を変えてきた趣旨は分かるし,読ませる巧さも否定しないのですが…やっぱり「好き」か「嫌い」か判然としないですね。 |
No.8 | 6点 | チーム・バチスタの栄光- 海堂尊 | 2010/02/06 17:19 |
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各キャラの設定が面白く,かつ,スピーディーな展開で単純に楽しめた。
一方,ミステリーとしては,驚くほどの「仕掛け」はない。 良くも悪くも「漫画的」といった印象。娯楽小説としては秀逸。 |
No.7 | 3点 | 超・殺人事件―推理作家の苦悩- 東野圭吾 | 2010/02/06 17:07 |
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正直,楽しめませんでした。
パロディとしても,正直…すみません。 好みの問題なのでしょうが。 |
No.6 | 6点 | 退職刑事- 永瀬隼介 | 2010/02/06 15:44 |
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正直,それほど期待せずに(すみません…)手にした本なのですが,5つの短編小説すべて,なかなか読み応えがあります。
これを「警察小説」に括ってよいものか,個人的には迷いますが,仮に括ったとすると,他の警察(短編)小説集の中でも上位に位置づけたい作品です。 |
No.5 | 6点 | 密室殺人ゲーム王手飛車取り- 歌野晶午 | 2010/02/06 15:26 |
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登場人物に感情移入はできないし,「それってあり?」という箇所も多く存在するのですが,絶対的に「非現実的」とも言いきれないところがミソ。
全体的に楽しめましたが,途中のどうでもいい雑魚トリックは無駄では?「箸休め」にもなってない…。粋な(?)章タイトルの方が端的で,よっぽど「箸休め」になった気がしますけど。 |
No.4 | 8点 | シャドウ- 道尾秀介 | 2010/01/30 13:30 |
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ひとこと、巧い。
作者が「救い」をテーマにしていたそうだが,その意図も十分に伝わってきた。 金と時間を費やして読む価値は大。 私は「向日葵…」も巧いと思ったが,「シャドウ」はそれよりもよく作りこまれている印象。 |
No.3 | 5点 | ゴールデンスランバー- 伊坂幸太郎 | 2009/12/31 17:39 |
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「最初から映画化を狙ってますよね?」と感じたのは私だけでしょうか。
(本当に映画化されるのは,さすがだけど) 全体的に,いわゆる「伊坂ワールド」なんでしょうねぇ。 複数冊読んでもまだ「ワールド」に溶け込めない私が変わってるのかな? 伊坂風に言えば「だね。」となるのでしょうね…。それがな… 【追記 2010年2月】 映画は純粋に面白かったです。小説より数段良いかも…。 |
No.2 | 7点 | 新参者- 東野圭吾 | 2009/12/31 17:18 |
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短編小説を読み進めていくうちに,全体の「絵」が現れてくるという手法は見事。
奇想天外なトリックがあるわけではなく,犯人探しの面白さが詰まっているわけではないですが,全体の「絵」の現れ具合とその過程は,相当楽しめました。 |
No.1 | 8点 | 向日葵の咲かない夏- 道尾秀介 | 2009/12/31 16:57 |
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非常に野心的な作品であると思います。
これを「上手い」と評価するか、「ずるい」と評価するか、分かれるのでしょうけど,私は前者に一票。 |