皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.25点 | 書評数: 639件 |
No.139 | 7点 | 夜歩く- ジョン・ディクスン・カー | 2009/06/05 21:14 |
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カ-のデビュ-作ですが、名物探偵フェル博士やHM卿は
まだ出現しません。 けれども例のオカルト・怪奇趣味はこの作品から既に全開 (?)です。個人的には結構好きな作品です。 |
No.138 | 7点 | ナイルに死す- アガサ・クリスティー | 2009/06/05 21:12 |
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まあ水準以上の作品だと思いますが、皆さんの評価が高いの
にはビックリしました。このサイト、クリスティのファンの 方が多いのでしょうか? 原作(本)読んだ方はたぶん映画も見ているのでしょうが、 良い意味でその影響が出ているのではと想像します。 |
No.137 | 5点 | ポンスン事件- F・W・クロフツ | 2009/06/05 21:09 |
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クロフツらしいアリバイくずしもの。この作品もフレンチ
警部は出てきません(確か)。 |
No.136 | 7点 | 異邦の騎士- 島田荘司 | 2009/06/05 21:07 |
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島田荘司シリ-ズの語り手石岡和巳と御手洗との出会いを
描いた作品。衝撃のデビュ-作「占星術殺人事件」では2 人は既に名コンビだっただけに、彼らがどうして知り合っ たのかが知れる貴重な作品です。 内容自体は僕にとっては水準以上の力作という評価ですが、 このサイトでは結構評価高いようですね。 |
No.135 | 8点 | 白い僧院の殺人- カーター・ディクスン | 2009/06/03 20:09 |
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雪に閉ざされた密室殺人、有名な作品です。
現在でもこの設定で時々新作がでますが、その場合必ずといっ ていいほどこの作品が引き合いに出されます(この謎は「白い 僧院の殺人」の知識があっても解けない・・だとか)。 それほど、雪に閉ざされた密室殺人というシチュエ-ションで はバイブル的作品なのでしょう。 |
No.134 | 7点 | ABC殺人事件- アガサ・クリスティー | 2009/06/03 20:05 |
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クリスティの作品ではまあ標準的な部類だと思いますが、謎
の設定やアルファベット順に殺人が起こるなど、読者を引き こませるプロットつくりは氏ならではですね。 この作品、僕が珍しく(?)犯人をあてた作品の一つです。 でもだからといって作品の評価を下げる訳ではありませんので。 |
No.133 | 6点 | 英仏海峡の謎- F・W・クロフツ | 2009/06/03 20:00 |
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クロフツの作品の中では比較的良いという評判を聞いて読ん
でみましたが、思いのほか平凡でした。 これなら「樽」の方が良かったです。 |
No.132 | 5点 | シャム双子の秘密- エラリイ・クイーン | 2009/06/03 19:58 |
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読んだのは2年ほど前ですが、年とともに(?)翻訳ものを
読む頻度が減ってきて、この作品も正直キツかったです。 犯人を特定する論理にも、他の作品ほどのキレがないような 感じがしました。 |
No.131 | 3点 | 黒衣婦人の香り- ガストン・ルルー | 2009/06/03 19:56 |
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身内から駄作という評判(?)を聞き、怖いもの見たさで
読んでみました・・やっぱり駄作でした(笑)。 このサイトで3点以下つけるのはじめてだと思います。 |
No.130 | 7点 | カナリヤ殺人事件- S・S・ヴァン・ダイン | 2009/05/31 16:52 |
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(ネタばれ有!)
この作品のメイントリック、今なら小学生でも思いつきそう なものですよね。 でも当時(1930年頃?)は録音機がまだ珍しかった時代だと 思いますので、当時読んだ人にとっては驚愕のトリックだっ たかも知れません。そういう意味では今評価されるとどうし ても損な扱いを受ける作品だと思います。 この作品の名場面で、ファイロ・ヴァンスがポ-カ-に興じ て(その性格分析から)犯人を絞り込む、というシ-ンがあ ります。 高木彬光氏のデビュ-作「刺青殺人事件」で神津恭介が容疑 者と将棋を指して犯人を絞り込むという場面がありますが、 おそらくこの作品の影響を受けているのでしょう。 |
No.129 | 5点 | カーテン ポアロ最後の事件- アガサ・クリスティー | 2009/05/31 16:45 |
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クリスティ最後の作品、つまりポワロ最後の作品です。
生前クリスティは予め書いておいたこの作品を自身の死後 刊行する予定だったようですね(実際は亡くなる前年に刊 行)。 内容はまあ平凡ですが、そういう意味で氏の記念碑的作品 です。 |
No.128 | 8点 | 歯と爪- ビル・S・バリンジャー | 2009/05/31 16:41 |
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僕も袋とじ文庫版を買って読みました(20年以上前ですが)。
袋とじ部分を読まずに返本するとお金を返しますという当時 も今も滅多にお目にかかれない企画でした。結果は・・・や はり袋とじを破って最後まで読みました(笑)。 ミステリ慣れした人なら、結末は大体想像つきますし、帯にあ った「衝撃の結末!」というのはいささかおおげさな気はしま すが、良質のミステリだと思います。 |
No.127 | 10点 | オランダ靴の秘密- エラリイ・クイーン | 2009/05/31 16:35 |
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あまり聞かれることもないですが、「海外の作品でベスト1
は何?」と聞かれたら、多分この作品を答えると思います。 素晴らしい作品です。舞台が病院という設定もユニ-クです し、目次の項目を「・・・tion」で統一する構成も凝っていま すよね。 |
No.126 | 8点 | 皇帝のかぎ煙草入れ- ジョン・ディクスン・カー | 2009/05/31 16:32 |
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(多少ネタばれ有)
この作品は、機械的あるいは物理的トリックの多いカ-の 作品では珍しく心理的トリックを用いています(クリステ ィ女史が絶賛したと聞きます)。 でも内容は読みやすく出来栄え自体はなかなかのものと僕 は評価しています。 はっきり言って、あまりカ-らしくない作品なので、世間 一般ではそこそこ評価されても、いわゆる「カ-キチ」「 カ-マニア」の間では不評と聞いています。 |
No.125 | 9点 | ユダの窓- カーター・ディクスン | 2009/05/30 17:56 |
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推理小説を読まない人でも知っている(かもしれない)有名
な密室トリックが出現する、これぞカ-の真骨頂というべき 快作です。 冤罪で逮捕された青年が裁判にかけられるという展開で話し が進むので、法廷小説としての趣もあります。 |
No.124 | 5点 | キドリントンから消えた娘- コリン・デクスター | 2009/05/30 17:51 |
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いろんな仮説が繰り返されるというややこしい話しが、翻訳
もの独特の難しい言い回しで延々と続き、いやほんと、読み きるのが大変でした。この手のミステリは僕には合わないの かも。 採点6点と言いたいところですが、読みづらい文章なのでマ イナス1点です(作者ではなく、翻訳者のせい?)。 もう一度読むとまた微妙に評価が変わるかも知れませんが、 再読なんてとてもできません(笑)。 |
No.123 | 7点 | オリエント急行の殺人- アガサ・クリスティー | 2009/05/30 17:45 |
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これも「意外な犯人」ものですね。国内のトラベルミステリ
とはやはり趣きは違いますが、楽しく読めました。 |
No.122 | 8点 | エジプト十字架の秘密- エラリイ・クイーン | 2009/05/30 17:37 |
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国名シリ-ズの中では、ひときわスケ-ルの大きい作品。
読んでいる途中、この展開で犯人特定できるの?と当時 思ったものです。 国名シリ-ズの中では「オランダ靴」に次いで好きな作 品です。 |
No.121 | 8点 | Xの悲劇- エラリイ・クイーン | 2009/05/30 17:34 |
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つい最近再読しました。
多くの方が言われるように、謎を解決するロジックが 素晴らしいです。 海外では「Y」よりもむしろこの「X」の方が評価が 高いようですね。 |
No.120 | 8点 | 三つの棺- ジョン・ディクスン・カー | 2009/05/29 20:09 |
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僕も何度も引き合いに出した、超有名な「密室講義」が
楽しめる作品。 この作品のメイントリック自体はカ-らしい強引なもの で、内容自体は6~7点レベルも、やはり密室講義があ る分贔屓目に見てしまいます。 |