皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.27点 | 書評数: 616件 |
No.436 | 4点 | 探偵の探偵- 松岡圭祐 | 2015/09/20 18:36 |
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まさに「ザ・ハ-ドボイルド」ですね。
こういう趣向の作品が好きな人ならまた感想も異なるのでしょうが、 主人公にあまり感情移入しにくいタイプだけに評価は微妙。 このサイトではこの点数になってしまいますかね。 |
No.435 | 5点 | 首挽村の殺人- 大村友貴美 | 2015/09/12 15:24 |
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過疎の村で起こる連続殺人。確かに雰囲気は横溝の亜流ですね。
本編の中で、過疎の村ならではの問題点も浮き彫りにされ、そう いうところは社会派っぽいところもあります。 惜しむらくは文章が読みにくく、テンポがあまりよくない。国内 作品に割に、読破に時間を要しました。 |
No.434 | 5点 | 夜行列車の女- 西村京太郎 | 2015/08/11 13:20 |
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話し出だしはミステリアスでいいんですけど、結末は平凡というか、
印象に残りにくい感じです。 何ケ月かたつと、内容を忘れてしまいそう(苦笑)。 まあ量産作家の作品は、どうしてもそういう傾向にあります。 |
No.433 | 5点 | 迷宮遡行- 貫井徳郎 | 2015/08/01 15:26 |
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「失踪症候群」よりやや落ちとみてこの点数。
ネタばれ気味になりますが、結末はやや微妙ですね。 少なくとも、ハッピ-エンドを好む人には歓迎でき ないでしょう。 |
No.432 | 6点 | 失踪症候群- 貫井徳郎 | 2015/07/22 19:41 |
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全体的にはまあまあ。
採点6点or7点レベルですが、残念ながら本格色がやや薄い ので、前者で。 |
No.431 | 5点 | 絶海ジェイル Kの悲劇’94- 古野まほろ | 2015/07/15 17:42 |
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う-ん、これはどう書評すれば良いのだろう。
一口で言うと、あまりリアリティに拘らないこの僕の目線 からも、リアリティに欠ける印象です。 (トリックのみならず、話し設定も含めて) 採点のイメ-ジですが、 6点(基礎点) -2点(トリックに無理があり、リアリティ無さすぎ) +1点(読者への挑戦への好感) こんな感じです。 |
No.430 | 8点 | ミステリイ・カクテル(推理小説トリックのすべて)- 事典・ガイド | 2015/07/06 21:19 |
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この僕がおそらくはじめて読んだであろうガイド集。
推理小説にこういうトリックがあるのだという事で、当時は 大変参考になりました。 但し本の性格上、ネタばれせざるを得ない箇所もあるので、 これから読まれる方はそこを注意して下さい。 採点は思い入れも含めての点数で。 |
No.429 | 5点 | 霧多布殺人湿原- 梓林太郎 | 2015/06/13 13:56 |
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旅情ミステリは基本好きなんですけど、この作品は
いまひとつインパクトに欠けた印象。 登場頻度が多い割に、あまり要らなさそうな人物も いましたしね。 僕も一度しか行ったことのない、あの道東の冷涼と した雰囲気をもっと書き込んで欲しかったです。 |
No.428 | 5点 | テロリストのパラソル- 藤原伊織 | 2015/06/08 21:16 |
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東西ミステリにもランキングされている有名作品。
ただ読んだ個人的感想は微妙でしょうか。 その理由は、本格ものでないとかそういう理由ではなくて、 この事件の犯人の動機が理解できない・・・ あの時代(全共闘時代)に青春を過ごした人なら理解でき るのかな? ちょっとモヤモヤが残る読後感です。 |
No.427 | 5点 | 崇徳伝説殺人事件- 内田康夫 | 2015/05/27 19:47 |
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氏の作品を読むのは多分はじめてです。
題名からみて、崇徳上皇の怨霊に関するあらたな解釈等が 盛り込まれた歴史ミステリかと思いきや、そういう側面は 以外に薄く、ややもの足りないか。 |
No.426 | 5点 | 白ゆき姫殺人事件- 湊かなえ | 2015/05/18 20:08 |
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関係者の証言でつづられる、氏お得意の展開。しかし、これいかにも映像化
向きの作品ですね(実際映画化されている)。 ミステリとしては、犯人を推定できる伏線に乏しく、「告白」や「高校入試」 よりかは低めの評価。 (余談) 巻末に膨大な関係資料ありますが、これ読まないといけないのですかね。 これを全部読んでも、この中に重大な伏線はないだろうと勝手に判断(?) し、殆ど読んでいません。 SNSをやらないこの僕にとっては、これを全部読めというのはキツイもの があります(苦笑)。 |
No.425 | 6点 | 「野菊の墓」殺人事件- 日下圭介 | 2015/05/10 17:17 |
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謎解き面では傑出したものはありませんでしたが、著名作
「野菊の墓」のゴ-ストライタ-説を追う話しの展開で、 そちらも含めて、結構楽しめました。 氏の作品は初めて読みましたが、乱歩賞受賞作家なんです ね。敬意を表して他の作品も読んでみましょう。 |
No.424 | 7点 | 喪服のランデヴー- コーネル・ウールリッチ | 2015/05/03 17:50 |
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後で冷静に考えると、結構単純な話しなんですけどね。
それでも読ませてしまうのが、ウ-ルリッチ(アイリッシュ) の筆力なんでしょうか。 |
No.423 | 6点 | 花の棺- 山村美紗 | 2015/04/10 18:48 |
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超有名作家でありながら未読であった氏の作品を拝読。
思ったようも本格色があり、密室の謎が解けるとそのまま犯人に たどり着く構成はなるほどと思いました。 動機は正直後付っぽいですが。 でもこの作品は初期のものなので、まだ本格ファンを納得させら れる体裁を保っていますが、後年量産された作品は、必然的に質 の劣化を招いているのでしょうね。 |
No.422 | 6点 | 神津恭介の復活- 高木彬光 | 2015/04/05 18:55 |
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冒頭より話に入りやすく、読みやすくてまずまず良かったですよ。
謎解き部分はありきたりですが、読後満足感はありました。 |
No.421 | 7点 | 自負のアリバイ- 鮎川哲也 | 2015/03/26 18:44 |
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佳作揃いの短編集です。
ベスト作品は私見ですが「離魂病患者」です。倒叙ものが多い鮎哲氏 短編の中では、これは立派な本格ものです。 「てんてこてん」も結末のひねりが良く佳作。偶然から犯罪が発覚して しまう、ちょっとマイナス要素(読者が推理できない)ものもありま すが、十分楽しめます。 |
No.420 | 7点 | 蝶を盗んだ女- 鮎川哲也 | 2015/03/26 18:41 |
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突出した作品はありませんが、どれも粒より。
敢えてベストを挙げるとすれば、「殺人コンサルタント」 ですかね。結末の意外性とサスペンス性があります。 |
No.419 | 5点 | まほろ市の殺人 冬- 有栖川有栖 | 2015/03/26 18:38 |
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確かに誉められる出来ではないですけど、僕には「中の下」
くらいにしか感じませんでした。 このサイトをはじめ皆さんの評価が辛かったので、期待値 のハ-ドルを下げたせいかも知れません。 このシリ-ズ、全般的に評判が良くないですが、枚数制限 のせいですかねえ。中編でも良い作品はあると思いますが。 |
No.418 | 6点 | 裸で転がる- 鮎川哲也 | 2015/03/21 09:40 |
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いやあこれは懐かしい。この短編集も何度読み返したことか・・・
出来そのものは他の短編集よりやや落ち感がありますが、これは これで楽しめます。 「女優の鼻」なんかは動機の意外性があります。 あと「笹島局・・・」は、あまり出来の良い作品ではありません が、後年ある長編で見事にこのトリックを応用しているのも見も のです(鮎川ファンなら、どの作品か直ぐピンと来る筈)。 |
No.417 | 7点 | 法月綸太郎の冒険- 法月綸太郎 | 2015/03/21 09:36 |
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合計7編による短編集ですが、どれも粒ぞろいで、外れなしの
お勧め品。 他の方の意見にもありますが、氏の作品はどちらかというと長編 より短編の方が好感持てる作品が多い気がします。 あといらぬツッコミですが、冒頭の「死刑囚パズル」は短編とい うより、中篇に近いボリュ-ムでは? |