皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
りんちゃみ先輩さん |
|
---|---|
平均点: 6.67点 | 書評数: 96件 |
No.56 | 3点 | 見えないグリーン- ジョン・スラデック | 2009/07/04 07:52 |
---|---|---|---|
評判は良いし、皆さんの評価も高いし、と言うことで読んでみたのですが私には合いませんでした。トリック云々より物語に入り込めなく、登場人物にも感情移入できませんでした。よってあまり面白くありませんでした。 |
No.55 | 5点 | 推定無罪- スコット・トゥロー | 2009/06/24 20:09 |
---|---|---|---|
フゥー、やっと読み切りました、そんな感じです。”おもしろい”ミステリーが好きな私にとっては重すぎ、難解な部分も多い。作品自体の”風格”は感じる。ただ私の読書読解レベルが低いだけと思います。評価されている作品なので読んで良かったと思います。(読まなければ意見も言えませんから・・・) |
No.54 | 7点 | 扉は閉ざされたまま- 石持浅海 | 2009/06/17 17:02 |
---|---|---|---|
皆さんのご意見同様、どうしても殺人を犯さなければならない動機とは思えませんね。その点を抜きにすれば、とても楽しめました。「その後」が書かれていませんが、犯人・探偵の2人はこれからどうなるのでしょう・・第二の殺人が起こってしまいそうですが・・いかがでしょう?それにしても探偵以外のメンバーはだれも真相には近付けなかったのでしょうか。 |
No.53 | 6点 | さむけ- ロス・マクドナルド | 2009/06/15 21:54 |
---|---|---|---|
探偵小説、推理小説、ミステリ・・読み続けて何十年、なかなかハードボイルドには手が伸びませんでしたが、評判の高い「さむけ」を選んで読んでみました。1人称で淡々と進み、構成にも変化がなく退屈な感じが否めません。雰囲気及び犯人の意外性は良かったです。 |
No.52 | 7点 | 沈黙の教室- 折原一 | 2009/06/07 13:50 |
---|---|---|---|
長くはあったが「折原一」独特の世界を堪能できたので満足です。20年にわたるサスペンスと言うか、復讐劇と言うか、恐ろしい話です。”由美”に関しての「どんでん返し」期待していたのだが・・・残念! |
No.51 | 5点 | 殺人交叉点- フレッド・カサック | 2009/05/30 20:30 |
---|---|---|---|
トリックは国内物で何度か出会っており、さらに「最後の一撃」があることを承知で呼んでしまったので、いま一つでした。夫人とか警部が真犯人であれば、それこそびっくりですが・・・。作品としては短くまとまっており読みやすく楽しめた。もっと昔に読んでおくべきでした、後悔です。 |
No.50 | 7点 | 死の接吻- アイラ・レヴィン | 2009/05/28 20:28 |
---|---|---|---|
やはり三部構成の最後にもう一つ、ひねりが欲しかったと思います。叙述、犯人捜し、最後はどんでん返しがあればホントに感動なんだけど、惜しいです。犯人は初めから長姉を狙えば2人は助かったのに(次女、三女は魅力的に感じてたので・・・それにしても三女に対する犯行はあまりに酷い。)、そして父親、警察があまりに鈍い、そんな時代だったのでしょうか? |
No.49 | 8点 | 殺人症候群- リチャード・ニーリィ | 2009/05/18 20:41 |
---|---|---|---|
前半は退屈、後半は一気に読み切ってしまう、そんな小説でした。結末が分かれば前半の退屈な”ぼやき”も納得しました。これ以上何を書いても”ねたばれ”しそうです。とても面白かった、ニーリィの作品もっと読みたくなりました。 |
No.48 | 7点 | 煙で描いた肖像画- ビル・S・バリンジャー | 2009/05/16 16:38 |
---|---|---|---|
女を武器にどんどんエスカレートしていく手口、それにまんまと騙される何人もの男たち、時を追って話は進んでいく。サスペンスタッチの怖いお話でした。男はどこまで馬鹿なのでしょう。おもしろく読ませてもらった。 |
No.47 | 10点 | 幻の女- ウィリアム・アイリッシュ | 2009/05/09 10:20 |
---|---|---|---|
さすがに名作ですね、話にテンポがあり、無駄が一切ない。一気に読ませてくれました。おもしろかった。 |
No.46 | 3点 | 有限と微小のパン- 森博嗣 | 2009/05/05 21:23 |
---|---|---|---|
とにかく長く感じました。S&Mシリーズで最低点を付けます。何でしょう・・たびたび登場の心の声(詩)??萌絵は倒れてばかり・・一度大きな病院で精密検査を受けた方が良いのでは!。シリーズ前作まで楽しく、おもしろく読ませてもらったのに本作はトリックも今ひとつだし、無駄に雑談の繰り返しだし、残念。酷いことばかり書きましたがシリーズ全体を通しては、とても面白かったし犀川先生、西之園萌絵は大好きです。 |
No.45 | 5点 | 天使のナイフ- 薬丸岳 | 2009/04/30 20:39 |
---|---|---|---|
知らなかったのは主人公ばかりなり・・1人の人間の周りにこれほど犯罪に手をそめた人・そめる人が集まるのはあり得ないと思う。まあ推理小説だからと解釈すれば納得だが。所々参考文献の文章を強引に小説化したような説明調なところがあったり、女性のキャラが皆同じにしか感じられなかったり、会話にリズムがなっかたりして読み難かったりしたが、読み終えてしまえば、まぁ楽しめました。 |
No.44 | 9点 | 夜市- 恒川光太郎 | 2009/04/25 21:10 |
---|---|---|---|
この小説、まさにファンタジー小説であると感じた。不可思議な世界を覗かせてくれてありがとう。美しい文章で「爽やか」な読後感です。文庫に収録されている「夜市」「風の古道」どちらもおもしろかったが、「夜市」8点「風の古道」10点。 |
No.43 | 7点 | 黒い家- 貴志祐介 | 2009/04/24 21:50 |
---|---|---|---|
今の世の中、こんな人実際にいそう、こんなことが実際に起こりそうなのが怖い。しかし警察も自治体もこんなにも頼りにならないのかな?心配です。小説としてはは完璧です、ミステリーの味わいもあって面白かった。しかし「貴志祐介」氏は上手いですね他の作品もですがストーリーに引込まれます。 |
No.42 | 9点 | 冤罪者- 折原一 | 2009/04/21 14:02 |
---|---|---|---|
おもしろい。まさかの結末だった。「折原作品」共通だが登場人物が皆怪しく、かってに動き回り、めちゃめちゃ物語になるのだが最後一つの事件が起こり解決に導かれる。全体の物語が辻褄があってくる・・そこが「折原作品」の魅力でもあり私がつい惹かれて読んでいる理由です。あまりカッコいい小説ではないと思うが、コミック感覚で大人が楽しめる娯楽小説だと思う。 |
No.41 | 8点 | 凍える牙- 乃南アサ | 2009/04/15 18:36 |
---|---|---|---|
物語後半の音道刑事とオオカミ犬「疾風」が、まるで映画スクリーンを観ているよう・・良い意味で格好良すぎ。前半部では滝沢刑事と音道刑事のやり取りが読み物としては面白い。滝沢刑事は良い味持ってます。このコンビでずっとシリーズ化されれば良いのに・・・音道刑事でシリーズになっていますので続けて読んでいこうと思いました。 |
No.40 | 8点 | クラインの壷- 岡嶋二人 | 2009/04/12 13:26 |
---|---|---|---|
何より文章が読みやすく、物語に引き込まれていく。読み手としても仮想か、現実か、不思議な気分、怖い。現実問題これからも「クライン2」必要ないでしょう、そう思います。それにしても岡島二人氏の毎度のアイデアには感心する。 |
No.39 | 9点 | しゃぼん玉- 乃南アサ | 2009/04/10 20:32 |
---|---|---|---|
感動した!根っからの悪人は存在しない、環境が悪人を育てる、どんな人間にも役割が在り仕事がある、それがこの物語でわかる。人を疑いの目で見ず、すべて生活に受け入れ対応する村の人々も素晴らしい。これにより主人公の人生は救われた。この物語はミステリーではないと思うが東野圭吾氏の「手紙」、真保裕一氏の「繋がれた明日」に匹敵する感動作だ。 |
No.38 | 5点 | 午前三時のルースター- 垣根涼介 | 2009/04/10 20:20 |
---|---|---|---|
ベトナム旅行を体験出来るお話でした。第三者目線の小さな事件と追跡行動の描写が多く、読んでる途中少し飽きてきたところもありましたが、読み終えてみれば、それなりに感動もあり心地良い読後感があった。欲を言えば、個々の感情がわかる文章であればなと思う。読みやすい文体の作家なので他の作品も読んでみたい。 |
No.37 | 8点 | ガラスの麒麟- 加納朋子 | 2009/04/06 20:12 |
---|---|---|---|
連作短編ということで全六話から構成されていますが、最後の六話目を除いては、それぞれ一話毎に感動した。六話目はストーリー的にもトリック的にも強引に纏めてしまったのかな?少しガッカリした。私は「暗闇の鴉」が一番よかった。とにかく加納朋子さんの作品は初めて読んだが、これからも読んでいきたい作家の一人となった。 |