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深夜さん
平均点: 6.69点 書評数: 122件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.42 7点 むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 2008/01/30 20:20
伏線の連続と、興味を掻き立てる書き方で一気読みできる作品だと思う。ちょっと「永遠の仔」を思い出して、なんとなくだが、ラストは予想できた。

No.41 6点 砂の器- 松本清張 2008/01/29 01:00
大分前に読んだので、あまり記憶にないが、個人的には映像化されたものの方が出来が良いと思う。もちろん、あの良くできた映像化作品の原作と考えれば、偉大な作品であることは間違いないだろうが。

No.40 7点 同級生- 東野圭吾 2008/01/27 00:46
あとがきのこともあって、もっとめちゃくちゃな教師が出てくるのかと思いきや、思っているほど教師の人物像がおかしくなかったので、意外だった。高校生なのに相当大人びているなど、人物設定にやや無理があるが、それほど気にはならない。トリックは全然わからなかった。

No.39 8点 半落ち- 横山秀夫 2008/01/23 22:14
構成がなかなか凝っていて面白かった。落ちない部分に関しては、確かに引っ張っている感も強かったが、ミステリーとしては十分に良かったと思う。感動はしなかったが。

No.38 5点 プリズム- 貫井徳郎 2008/01/23 21:04
あとがきによると、推論構築を主とした数少ないパターンのミステリだそうだ。そういう意味では、この作品を書こうとした貫井さんのアイデアと筆力に感心するばかりである。

しかし、個人的に、章が変わる度に新しい情報が増えていくため、自分自身で新しい真相を考えるのが面倒になったというのが正直なところ。そういうわけで、この作品を楽しむことができなかった。

No.37 8点 動機- 横山秀夫 2008/01/21 23:06
「動機」7点。真相解明までをもうちょっと長くしてくれたら、もっと面白かったと思う。
「逆転の夏」9点。被害者加害者問題を考えさせる一編。ミステリーとしても意外なラストで、感心した。
「ネタ元」7点。女性新聞記者の苦悩を描いた作品。
「密室の人」7点。居眠りした裁判官の話だが、最後は違う方向へ。

全編、私のあまり知らない世界を濃厚に描いているなという印象を受けた。平均7.5点だが、四捨五入して8点。

No.36 5点 最悪- 奥田英朗 2008/01/17 20:44
好評な本ですが、個人的にはあまり入り込めなかったです。そんなに先を読みたくなかったな。

No.35 7点 殺人!ザ・東京ドーム- 岡嶋二人 2008/01/14 22:48
チープなタイトルですが、中身はしっかりしていて、一気に読ませます。このスピード感はさすが。

個人的には、犯人側や脅迫側や警察側の視点がいろいろ入り混じるより、犯人側の視点で一気に描き切ってくれたほうが、好みかもしれない。

No.34 7点 ZOO- 乙一 2008/01/02 12:11
「カザリとヨーコ」7点。イライラするけど、引き付けられた。
「血液を探せ!」8点。笑った。
「陽だまりの詩」3点。ベタな展開。
「SO-far そ・ふぁー」6点。ラストは面白かった。
「冷たい森の白い家」3点。特に印象に残らない。
「Closet」8点。一番ミステリーっぽい作品。
「神の言葉」4点。ごちゃごちゃしてる。
「ZOO」8点。主人公の気持ちはなんとなくわかる。
「SEVEN ROOMS」9点。面白い。一気に読めた。
「落ちる飛行機の中で」7点。ラストで尻すぼみした感が。

平均して大体6点くらいだけど、良かった作品が多かったので7点。

No.33 6点 失はれる物語- 乙一 2007/12/30 22:15
「calling you」2点 設定が好みではない。
「失はれる物語」7点 ラストの暗い収束が気に入った。
「傷」5点 なんか綺麗過ぎるな。
「手を握る泥棒の物語」5点 可もなく不可もなく
「しあわせは小猫のかたち」6点 設定は好みでないが、良い話だなと思う。
「マリアの指」8点 良質な短編ミステリーって感じ。ラストはなんか気に入らないが・・・

全体としては平均して大体6点くらい。

No.32 4点 焦茶色のパステル- 岡嶋二人 2007/12/12 23:51
乱歩賞を狙うがあまり、展開を転がしに転がしている感が否めません。読んでて疲れます。
競馬好きの人にとっては面白いのかもしれないが、そうでない人にはどうなんでしょうか?

No.31 6点 扉は閉ざされたまま- 石持浅海 2007/12/11 23:42
倒叙形式なのに、主人公の行動に「何故?」という部分が多すぎる。動機も引っ張ってその程度かという感じ。倒叙モノとしては、正直微妙でした。
ただ、面白いなと思ったのは、タイトル通り「扉は閉ざされたまま」だということ。

No.30 8点 オルファクトグラム- 井上夢人 2007/12/08 14:53
嗅覚の良くなった主人公が「見ている」世界を、説得力やリアリティをもって濃厚に描き切ったという感じの作品でした。五感の中では目立たない「嗅覚」のすごさを感じてみませんか。

No.29 6点 解決まではあと6人 5W1H殺人事件- 岡嶋二人 2007/12/04 17:21
最終章までの興信所の推理部分は面白かったが、最終章はちょっと展開が急すぎるような気がした。伏線もほとんどないから、真相はちょっとなーという気がする。

No.28 4点 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 2007/11/29 23:14
ミステリーというより、読者を騙すことだけに主眼を置いた作品なんじゃないでしょうか?このトリックを使ったところで、ストーリーに何も変化が起きないんですよね。確かにトリック自体はよくできているとは思います。ただ、期待以下のものでしたが。

ストーリーの面で見てもそれ程ではない。普通のサイコホラーです。そんなに犯人捕まらないものなのかな?
人物で見たとしても、稔、雅子は論外だし、樋口も大して特徴は無く、と読んでる途中は誰にも感情移入できませんでした。

No.27 8点 暗いところで待ち合わせ- 乙一 2007/11/25 22:11
ミステリーとしては微妙なのだが、良い話だったな、というのが感想。孤独を抱えた2人に感情移入できたのが読後感をよくした理由だと思う。

No.26 6点 犯人に告ぐ- 雫井脩介 2007/11/25 21:54
警察やマスコミのドロドロとした部分が描かれていて、そこら辺は面白かったが、全体的に見れば、普通の警察小説という感じ。事件の所より植草の所の方が面白かった。

No.25 9点 天使の囀り- 貴志祐介 2007/11/25 21:36
貴志さんの作品は、1冊に込められる情報量がものすごい。その中でこの作品はそれが1番顕著に表れていると思う。設定自体はありがちなものなのに、緻密で説得力のある文章と圧倒的な情報量で、作品の迫力を相当なものにしている。
作品全体の完成度としては10点ですが、ホラーとしてはそれ程怖くなかったので1点マイナス。

No.24 6点 十三番目の人格―ISOLA- 貴志祐介 2007/11/25 21:21
多重人格というありふれたテーマで、期待していなかったのだが、貴志さんの文章力と情報量の多さに圧倒されて、最後まで面白く読めた。ただ、想像の範疇を超えるようなものは無かった。

No.23 7点 ちょっと探偵してみませんか- 岡嶋二人 2007/11/25 21:12
1つ10ページ程度の推理クイズ(犯人当て、暗号解読等)が25個入っています。220ページ位の薄い本ですが、全部読むのに10時間はかかったと思います。結果は大幅に負け越し。

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