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[ クライム/倒叙 ]
大誘拐
天藤真 出版月: 1978年11月 平均: 7.57点 書評数: 53件

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カイガイ出版部
1978年11月

徳間書店
1990年11月

角川書店
1991年01月

双葉社
1996年05月

東京創元社
2000年07月

東京創元社
2000年07月

No.33 5点 ようじろう 2012/02/16 17:22
天童真と言ったらこれ。
とはいうが、私にはそれほどハマらなかった一冊。

プロットはよく、誘拐をここまで突き詰めるのはすばらしいが、少々中だるみした感が否めない。
陽気な容疑者たちのほうが、私は好みかな。

No.32 9点 いいちこ 2011/12/27 19:19
プロットが抜群に素晴らしい。
そのうえ次から次へと魅力的な仕掛けが繰り出されるので手が離せなくなってしまう。
エンタテイメントとは何かという質問に対する理想的な答えの一つ。

No.31 4点 haruka 2011/04/30 00:48
手に汗握ることもなく、どんでん返しがあるわけでもない。自分には合わなかった。

No.30 5点 ムラ 2011/01/22 20:45
誘拐小説の傑作ですね。
犯人側、被害者側、刑事側、そして無責任な第三者側や村人たちの心情が書かれていてこの話しの背景がありありと浮かんできました。
それにプラスしておばあちゃんの性格がいい。だいたんな性格で、それでいて良い人と来ている。
オチはいろんな意味でビックリしたが。

No.29 8点 kanamori 2010/07/29 18:37
カイガイ出版という聞きなれない版元だったと思いますが、文庫本しか買わなかった学生時代に、おそらく初めて買った単行本で、読了時に”買って大正解!”と思った。
天藤真の初読本ですが、作者の登場人物に向ける優しさや独特のユーモアのテイストが最大限に発揮されています。
ミステリ的には「意外な被害者」もののクライム・コメデイといえると思いますが、ジャンルの枠内に収まらないエンタテイメント小説の傑作でしょう。

No.28 7点 seiryuu 2010/07/16 18:20
ばあちゃん すごすぎる

No.27 8点 りゅう 2010/06/07 22:22
 細部まで良く練られていて、無駄がなく、丁寧なつくりの作品。おばあちゃんの度胸と頭脳にはおそれいった。最終章で明らかとなる事実についてはほぼ推測できていたのだが、パイロットの証言で棄却してしまった(それは○○だったのだが)。ストーリー重視の作品で、ミステリ色はちょっと弱いかな。

No.26 5点 2010/05/20 09:59
タイトルから想像できるようなクライムサスペンスではなく、ユーモア系痛快エンターテイメントであることは書評を見て知っていましたが(好みではないと思っていた)、このサイトで評価が高かったので読んでみることにしました。
結果的には、マンガを読むような感覚で楽しめたし、身代金100億円の受け渡しをどう実行するのか、結末に向けてどう収拾をつけるのかなど、推理しながら読めたのもよかったです。意外性は低いものの、ラストに向けて自然な流れで論理的に辻褄あわせができていて、スケールが大きいわりには緻密なミステリという感じがしました。でもその反面、他の方が指摘されているように、たんなるドタバタ(国を巻き込むような派手すぎる展開から、ハチャメチャな社会派ミステリのようにも感じられた)という印象もたしかにありましたね。
褒めるべき点も多いのですが、自分の嗜好と照らせば点数はこのぐらいですね。

No.25 6点 frontsan 2010/02/09 09:38
終わり方が、いまひとつだった。映画化されているようなので、今度はそちらを見たいと思う。

No.24 8点 測量ボ-イ 2009/11/06 21:56
存在と評判はもう20年以上前から知っていますが、今回
ようやく読破する機会に恵まれました。
噂とおりの名作には違いないですね。特にエンタ-テイ
メント性に優れています。
ただ、僕自身の推理小説の好みからは少しずれているき
らいがあるので、採点はこれ以上にはしづらいです。

この作品が書かれた1970年代はあの「占星術」も発表さ
れておらず、おそらくまだ社会派が幅を利かせていて、
ましてやユ-モアミステリなどまだ不毛の時代であった
と想像します。
そういう時期にこの作品を書いた作者には脱帽です。

No.23 2点 清涼水 2009/09/29 23:22
ただのドタバタ

No.22 6点 ある 2009/08/25 22:49
読後感も良く万人に薦められる良書。
時折見せるお婆ちゃんの激しさが良いです。
ミステリかどうかは…?

No.21 8点 だい様 2009/08/24 13:09
高得点なので読んでみました。

非常に読みやすく虹の童子&柳川刀自と県警本部長の駆け引きが大変面白かった。
お婆ちゃんいいキャラしてます。

No.20 7点 白い風 2009/08/15 13:03
読み物としては大満足です、面白かったですね。
ただ、ミステリとしては私はビミョウでしたね。
犯人も話の展開もある程度読めていたので、途中のワクワク感はあったけど、ラストの”やられた!”感は無かった…。
とし子刀自の動機もなんだか分かるような、分からないような気がします。
ドラマではオモシロかもしれませんね。

No.19 9点 E 2009/08/02 12:10
派手で緻密な誘拐事件!!
スピード感と頭脳戦。凄いエンターティメントでした!!
「さぁ、この時はどうするんだ?」
と、ドキドキワクワクです。
誘拐犯の行動・身代金受け渡し・捜査とメディアの攪乱全てにおいて驚かされました。
『お見事!』の一言です。

No.18 9点 isurrender 2009/07/22 01:16
まさに映画を見てるような爽快感
エンディングまでユーモラスな終わり方で素晴らしいです

No.17 10点 あるびれお 2009/07/17 05:41
これまで、他人に薦めた回数がいちばん多いミステリは、これだと思う。エンタテイメントって、こういうことだよなって思わせてくれる。自分の中ではオールタイム・ベストです。
小説を読んでから映画化されたものも見ましたが、かなり小説に忠実に作られていて、また、配役の妙もあってか、イメージが壊されることなく、こちらもとても楽しかった。

No.16 10点 江守森江 2009/05/22 06:55
エンターテインメント性に重点を置いた作品の最高峰。
設定、キャラ、展開、読後感、どこをとっても読書の楽しみを満喫出来る。
何度となく再読したくなる作品(滅入った気分の時に癒される為に幾度となく再読している)
藤岡弘が犯人役の木曜ゴールデンドラマや緒形拳・北林谷栄主演の映画の映像化作品も含め全部が"宝物"

No.15 10点 雨場毒太 2009/01/06 23:05
大掛かりながら実現可能な仕掛け、テンポの良い展開、魅力的なキャラクター、爽やかな読後感。

どこをとっても文句無し、極上のミステリ!

No.14 10点 abc1 2009/01/04 22:57
すべてにおいて完璧。エンターテイメントの極み。


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