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[ 警察小説 ]
渇いた季節
アラン・バンクスシリーズ
ピーター・ロビンスン 出版月: 2004年07月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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講談社
2004年07月

No.1 6点 nukkam 2016/08/16 14:10
(ネタバレなしです) 1999年出版のバンクスシリーズ第10作で、現在の物語と過去の物語が交互に描かれる構成を採っています。戦後生まれの作者ですが戦時下の田舎の雰囲気が結構それらしく描かれています。バンクスの私生活の変化についてもかなりのページを費やしています。デビュー作の「罪深き眺め」(1987年)と比べると何と劇的に変化したことでしょう。バンクスが手掛かりに基づく推理を披露したりして「誰もが戻れない」(1996年)よりは本格派推理小説らしさがありますが謎解きはそれほど緻密ではなく、その分物語性で読ませている作品です。余談ですがホラー小説の巨匠スティーヴン・キングがこのバンクスシリーズの熱心なファンだというのは何とも不思議な感じがしますね。


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ピーター・ロビンスン
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