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[ 警察小説 ]
誰もが戻れない
アラン・バンクスシリーズ
ピーター・ロビンスン 出版月: 2001年11月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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講談社
2001年11月

No.1 5点 nukkam 2016/09/26 01:36
(ネタバレなしです) 1996年発表のバンクス首席警部シリーズ第8作はかなり分厚い本ながらも長さを感じさせずすらすら読める警察小説です。読者が犯人当てに挑戦するようなプロットではない上に重要証拠がかなり終盤に近い段階になって出てくるので解決がちょっと唐突過ぎのきらいがあり、謎解きに重きを置く読者にはあまり勧められませんが人間ドラマとしてはぐいぐい読まされる力を秘めています。英語原題の「Innocent Graves」に使われている「Innocent(潔白)」と「Not Guilty(有罪にあらず)」の違いの大きさを感じることができます。なお「夏の記憶」(1988年)の登場人物の後日談が少し紹介されていますので未読の読者は注意して下さい。


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ピーター・ロビンスン
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