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[ 本格/新本格 ]
時計館の殺人
館シリーズ
綾辻行人 出版月: 1991年08月 平均: 7.82点 書評数: 124件

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講談社
1991年08月

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No.64 7点 frontsan 2008/12/09 09:34
伏線の張り方がすばらしかった。

No.63 8点 シュウ 2008/11/25 23:00
どんどんと人が殺されてゆき、この人まで死んじゃうのか?と思わせるのは「殺人鬼」を連想しました。
少年時代の罪が関わってくるのは「人形館」もだし、トリックには「十角館」を思わせるものもあります。
この時点での綾辻さんの集大成といえる作品ですね。おかげで完成度の高さもあって綾辻作品のスタンダードとして
安心して読める作品だと思いますが、あえていえば綾辻さん特有の最後のどんでん返しが薄いのがちょっと弱いかな。

No.62 9点 うにゃん 2008/09/16 22:17
設定の大がかりさがすごいですね。

No.61 8点 サトラップ 2008/05/31 23:57
トリックが大胆だが、かなり驚きがある。
なかなかすばらしいです。
個人的には、「十角館」と違い「探偵による謎解き」があるのでこっちの方が好きです。

No.60 7点 kowai 2008/05/31 20:42
十角館以後、館シリーズを順に読んでいきましたが、構成・描写・トリックともに秀逸でした。(それでも私は十角館がいいですが)でも、島田先生もとい鹿谷先生、も1回説明してくださいって感じで、トリックが大仕掛けのわりに細かすぎるのがちょっと。殺人シーン、大仁田に叩きつけるチャ■・ゲレロがフラッシュバックした。。

No.59 7点 Akira 2008/03/24 00:26
全体の4分の3も読めば、多くの人が犯人、トリックを推理することができると思う。そのような、読者に対する配慮、文章構成は、さすが綾辻先生。また、犯人の殺戮に至る動機の強さや、死に直面する人間の心理描写、読者を思わず緊張させてしまうサスペンス性は、十角館以上だと、個人的に思っている。
ただ、明らかに意味を持たせた伏線が多く、そのため、必要以上に分量がある気がする。それと、館シリーズでおなじみの中村青司の設計した建物だから…というのは勘弁してもらいたい。

No.58 5点 gink 2008/03/12 10:09
ネタバレ気味になりますが、この作品、綾辻氏の初期の某作品と犯人の立ち位置が全く同じなので、その作品に続けて読むと犯人バレバレです。もうちょっと工夫がほしかったか。トリックも細部こそわかりませんでしたが、大枠はわかりました。

No.57 8点 あい 2008/03/07 23:06
まぁトリックは想像ついたけどよく練られている作品

No.56 9点 こもと 2008/03/03 11:38
 綾辻氏の館モノは、文庫本よりも、ノベルスの装丁がとても印象的。 このシリーズは全作品、スライドのような写真の構図が洒落ていて、数十年が経過した今も、古臭いイメージは微塵も無い。 故辰巳四郎氏はホントに良い仕事をしていた方だと思う。
 そんな素晴らしいデザインの中、この『時計館』にはすごい帯が付いていて・・・「神か悪魔か綾辻行人か!」はインパクトが絶大だった。 なんともすごい推薦文だと思うが、この頃は私も、ホントにそんな気分だったから許せたものだ(笑)
 館が、まさに『時計館』であることに意味がある作品。 綾辻作品の中で、衝撃こそ『十角館』に劣るものの、荒削りだったデビュー作に比べ、作品としての完成度はこちらが高いように思う。 「綾辻氏の代表作は何だ?」と問われたとしたら、私はこの二つのどちらを挙げようか、相当悩むに違いない。

No.55 8点 白い風 2008/03/01 20:00
大仕掛けのトリック、それと細かい疑問(謎)への解説、完読後の不満も全くナシ。
やられた!感は「十角館の・・・」の方が強いけど、ミステリとしてはこちらの方が好きかな。
事件の特殊性を含め最後まで見事に惹き付けられました。

No.54 5点 ハンドル 2008/01/30 23:08
天井のガラス窓。いくら人が出入り出来ないサイズだといっても、閉じ込められた初期の段階で(全員で)割るでしょう。

どうせなら防弾ガラスとかにすべき。

結局、福西くんの親戚事故は無関係だったみたいで残念。

No.53 7点 マニア 2007/12/30 13:43
時計、そしてそれが刻む時間・・・物語を通じてこのテーマが一貫されていて感心。

館の内部に取り残されたメンバーの緊張感と閉塞感、それと外部の開放感のギャップも面白く、長くてもスラスラ読めた。
伏線が結構あからさまで、トリック自体はそんなに難しくなかったかな。

No.52 8点 kkk 2007/11/05 18:46
おもしろい!トリックも大仕掛けで楽しめました。犯人は途中でこいつしかいないよな~と分かってしまいましたが、それでも楽しめました。

No.51 8点 いけお 2007/10/10 11:26
館シリーズならではのスリルと雰囲気がすごい。
トリックも時計館ならではでいいと思う。

No.50 8点 ぷねうま 2007/09/19 15:29
時計館を綾辻ベストに推す人も多いけど、確かに雰囲気、トリック、構成全てが素晴らしく良作には違いない。特に後半のトリックの伏線回収は舌を3回転ほど巻いた。
ただなんか良くできすぎてて、フランス料理のフルコース食べたみたいな。僕は雑な味でもB級グルメの方が好きだ。

No.49 8点 spam-musubi 2007/09/18 10:44
十角館以来の面白さでした。途中で、拡げるだけ拡げた風呂敷をちゃんと畳めるのか
不安を覚えましたが、いや見事なものです。全ての時計を狂わせていた理由も、
納得性がありました。

個人的にはこの話のテーマは「他人には狂気としか思えないほどの、娘への愛情」ですね。

No.48 8点 VOLKS 2007/08/30 20:25
館シリーズの中でも特に面白い。推理作家協会賞を受賞した作品だけのことはあるので、是非読んでおきたい作品。
この作者の作品は正統派な作品が多いので、とても読みやすく好感が持てる。

No.47 10点 jaws 2007/07/17 00:10
真犯人はバレバレ、メイントリックも想像がついてしまうが、ここまで圧倒的な構成力を持った推理小説はそうはないだろう。館を作った動機と、真犯人による動機が結ばれていく真相には、鳥肌が立って仕方がなかった。
容赦なく人が殺されていく中盤の怒涛のサスペンスも出色で、読み進める手がとにかく止まらなくなる。

No.46 10点 dei 2007/07/16 23:34
館シリーズの中で最高傑作だと思う。
最も館らしい館なのもあるけど、種明かしにわくわくした。

No.45 9点 vivi 2007/06/05 01:26
これは「館」ならではのトリックですよね。
うん。普通なら成立しないような話も「館」なら有り得る・・・
そう思わせてしまう館の世界観の勝利とも言えます。
犯人やトリックは途中で分かってしまったのですが、
そのことがこの作品の価値を低めるとは思いません。
怒涛の展開力。筆技が冴えてます!


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