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[ SF/ファンタジー ]
虎よ、虎よ!
旧邦題『わが赴くは星の群』
アルフレッド・ベスター 出版月: 1958年01月 平均: 7.20点 書評数: 5件

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講談社
1958年01月

早川書房
1964年01月

早川書房
1970年01月

早川書房
1978年01月

早川書房
2008年02月

No.5 5点 メルカトル 2026/02/16 22:07
“ジョウント”と呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ! この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる〈ヴォーガ〉復讐の物語が、ここに始まる……鬼才が放つ不朽の名作!
Amazon内容紹介より。

本サイトでの評価が高かったので読んでみましたが、正直期待通りとは行きませんでした。解説にある様な十年に一度の傑作とはとても思えません。私には合わなかったとしか言えないですね。「これだから素人は」という声があちらこちらから聞こえてきそうですねえ。そうです、私は本を読む事に関しては元々素人だと思っていますので、どうしようもありません。

本作はジョウントありきの作品なので、冒頭でジョウントが詳細に説明され、その時点ではかなり高得点が期待できると感じました。なかなか面白い発想だと思いました。その後もメインストーリーに関しては楽しめましたが、所々で説明不足で情景が浮かんできません。冗長だったのも気になるところ。ラストははっきり言って訳が分かりませんでしたね。残念な結果に終わりましたが、これはひとえに私の読解力の無さから来るものだと思いますので、この感想は気にせず他の方の書評を参考にされますようお願いします。

No.4 8点 虫暮部 2020/07/21 11:49
 もっとガチャガチャしたイメージがあったが、読み返してみると意外にシンプルな物語。第一部の末尾の逃走劇、ケンプシイから情報を引き出す為の無茶な手術、スコプツィ植民地に於ける間接的なコミュニケーション法、等が特に鮮やかな“絵”として胸に残っている。
 ところで私、いわゆるハードボイルドはあまり好まないけれど、SFに混ぜるとサラッと読めるな。

No.3 8点 弾十六 2018/11/24 19:09
まさか登録されてるとは思いませんでした。ここは懐が深いですね…
1956年英国で初版。ついで米SF雑誌Galaxyに連載。ここら辺の事情は何だったのか?
SFの祭典なら文句なしの10点です。
悪党パーカー的なのが好きな人にも良いのでは?

No.2 8点 クリスティ再読 2018/09/27 22:02
少し気分転換。SFでは超有名な名作である。評者SFはどっちか言うと苦手感が強いんだが、本作は別。結構何回も読み返している本である。

誰? あのフォーマイル? ああそうね。道化だわ。成金紳士。俗悪。低劣。猥褻。

と主人公を評するこの言葉がすべてを語ってるかもしれない。実際、今回読んだ感想としては、「大いなる眠り」に似てるよね...と感じたりもした。圧縮され疾走感に溢れた、熱いコラージュ、という肌触りのことだ。終盤にご都合主義的にキャラが皆恋愛に走るのが奇観なのだが、主人公だってそうなる前は、なかなかハードボイルド、なのである。「ミステリの祭典」的には、チャンドラーが好きなら、楽しんで読めるのでは。
本作のスジとかSFの道具立てについては、今更評者なんかが細かく言わなくても「ネタの宝庫として、メディアを問わず後世への影響力絶大」で充分。それよりも本作の強烈でアツい「俗悪・低劣・猥褻」が導く崇高さが、「ああ、ワルい本読んだ!」というスペシャルな充実感で満たしてくれる。言うならば「精神にカツが入る」ような本なのである。
評点は10点でもいいんだけど、「ミステリの祭典」と銘打つ以上、流石にSFなので遠慮して8点とします。まあ本作なんて何点でもいいさ。パンクにどうやって点をつけると言うんだね。

No.1 7点 kanamori 2010/04/18 18:19
テレポーテーションが発達した25世紀が舞台のSF復讐劇。
「モンテ・クリスト伯」を下敷きにしているが、力感と疾走感にあふれたノアール小説の印象があります。
哲学的な命題を提示して終えるエンディングがSFの名作と言われる所以でしょうが、謎と伏線の妙味もあり、「分解された男」ともどもミステリ読みにも魅力ある小説だと思いました。


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アルフレッド・ベスター
2007年06月
ゴーレム100
平均:9.00 / 書評数:2
1965年01月
分解された男
平均:7.00 / 書評数:3
1958年01月
虎よ、虎よ!
平均:7.20 / 書評数:5