皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 短編集(分類不能) ] 終着駅で待ち合わせ |
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| 真門浩平 | 出版月: 2026年07月 | 平均: 6.33点 | 書評数: 3件 |
![]() 東京創元社 2026年07月 |
| No.3 | 6点 | みりん | 2026/10/14 23:45 |
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| 一昨年くらいに?このサイトで流行していた作家。今作が初読み。
評判のいい『夢落ち』は意外性のあるトリックにトンデモ動機×2、タイトル回収まで揃った完璧な傑作短編じゃないすかね。こいつ1つだけでも読む価値大いにあり。 次点で『悲運の死』。兄の死をきっかけに陰謀論やカルト宗教に傾倒する母と妹が探偵役となり、奇想天外な推理合戦をするというだけで面白い。『天森町』も雨の止まない町という特殊条件を活かしたロジックが心地よい。最初と最後の他愛もない短編は、自分には眩しすぎて直視できん。ただ、ネックウォーマーとショルダーバッグ、イヤホンの位置から過去の行動を推理するってのは斬新で日常生活に応用できそうだな。 知らない間に恐ろしいほど"ホンカク"の才に溢れる超若手作家、それも独特の切り口が武器のロジック派が出てきていたようだ…短編の中でも長めの2つの出来がいいので、本格長編にも期待大。いやしかし、このサイトの人達の嗅覚恐ろしいなあw |
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| No.2 | 6点 | kanamori | 2026/10/07 10:10 |
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| 日常の謎から家族小説的なもの、異世界ファンタジー系、クローズド・サークルの本格ミステリなど、多彩な作品5編収めたノン・シリーズの短編集。謎解きミステリの「終着駅」である解決編に、待ち人が来るかどうかも分からないような、何故か深読みをしてしまう不思議な個性を感じる。
最初の「各停十三駅分の帰り道」は、電車内で見かけた少年の不可解な行動を女子大生2人が立ち話でロジカルに謎解きをしようとするも、最後の一行でちゃぶ台をひっくり返す。 「悲運の死」は、自慢の長男の事故死という事実から逃避するために、母親と妹が陰謀論の妄信から怪しげな新興宗教に引き込まれる話。次男の行為もアレだけど、最後は上手く回収されたからこれでいいのか? 「天森町は今日も雨」は、何年も雨が降り続く町を舞台にした異世界モノで、傘を巡るロジックに”らしさ”があって、ちゃんと伏線が回収されている。 「夢落ち」は、明晰夢を使った”治療”という操りネタを思わせる奇想から、信奉者が集うクローズド・サークルの殺人に変転する、長編に出来そうな中身の濃い本格編。評判が良い作品ですがトリックの実現性に疑問があり、主人公の女性が急に名探偵なるのも不自然に感じた。 最後の「写真には写らない」は青春ミステリで、高校生の速水士郎がクラスメートが持ち込む日常の謎を、伏線を回収して解決する編中では平凡な出来。ちなみに出てくる電車の路線が最初の作品と同じです。 |
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| No.1 | 7点 | 虫暮部 | 2026/09/15 15:10 |
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| 「悲運の死」は、せっかく母と妹の推理まではぶっとんでたのに、変にまともなところに収斂してしまった。まぁそりゃそうか。
ミステリは悪意を含む方が好ましい。本書はちょっといい話過ぎる。 と思ったら「夢落ち」で貯めておいたものがドロッと出て来た感じ。殺人事件の部分も良いが、そこに至るまでの “明晰夢に嵌まって行く過程” に引き込まれた。 |
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