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文学少女対数学少女
陸秋槎 出版月: 2020年12月 平均: 6.00点 書評数: 3件

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早川書房
2020年12月

No.3 6点 ボナンザ 2021/09/14 21:34
タイトルと設定から漂う麻耶臭だが、翻訳のためか本編からはそこまで近いものを感じない。

No.2 7点 虫暮部 2021/02/03 11:55
 作中作の粗探しによるミステリ論。いいねいいね親近感を覚えちゃうね。うだうだ悩む語り手も正しい青春て感じ。人名から性別が全くイメージ出来ないのが難点(作品に責任は一切無い)。
 2話目、ドアの錠が“人を監禁出来る”設定だけどいいのか……?

No.1 5点 nukkam 2020/12/25 21:09
(ネタバレなしです) 2019年に発表された本書は推理小説を書いている文学少女の陸秋槎(作者と同じ名前ですね)と数学の天才少女の韓采蘆の2人の女子高生が活躍する4つの中編を収めた短編集です。どの作品もボリューム以上の複雑な内容を感じさせます。「連続体仮設」は秋槎の書いたミステリーを読んで采蘆が犯人を当てて作品の出来栄えを評価するというもの。謎解きよりも本格派推理小説のあるべき姿の議論に重きを置いてます。「フェルマー最後の事件」では今度は采蘆が書いたミステリーを秋槎が読むことになります。作中作の謎解きがまだ終わってないところへ現実の事件が起きる展開には意表を突かれました。伝統的な本格派推理小説でありながら「推理の過程の間違いは、結論の正しさの妨げにはならない」とか「解の存在は証明できるけど方程式は解けてない」とかどこか前衛的な要素が混じっていて微妙なもやもや感を覚えました。余談ですが私の読んだハヤカワ文庫版では登場人物リストは書物の中には記載されず、別紙の形で(栞のように)挿入されてました。なくしちゃうよ!


陸秋槎
2020年12月
文学少女対数学少女
平均:6.00 / 書評数:3
2019年10月
雪が白いとき、かつそのときに限り
平均:6.00 / 書評数:2
2018年09月
元年春之祭
平均:6.33 / 書評数:3