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雨兎耳須さん
平均点: 5.60点 書評数: 5件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.5 6点 緑衣の女- アーナルデュル・インドリダソン 2025/05/27 19:39
あらすじを読んでも分かる通り、本格要素は0です。
過去の家庭内暴力の恐ろしさを克明に描きながらも、暴力的な父親は単一的な存在ではない事を示していたのもよかったと思います。
ただ、現代の捜査パートが北欧ミステリあるあるというか、退屈な上に話もそこまで進まないので、現代の方は軽く読むのがいいと思いました。

No.4 3点 赤い夢の迷宮- はやみねかおる 2025/05/27 16:28
真相は特に捻りがなく、予想の範囲内だったのでこの点数。

No.3 10点 雪が白いとき、かつそのときに限り- 陸秋槎 2025/05/26 12:48
ネタバレをするため未読の方はご注意下さい。
この作品はタイトルから、雪によって生まれた密室、どのように密室が作られたか、過去と現在、それぞれの犯人は誰かということが中心である………と読んでいる途中までそう思っていました。だが、この作品の真価は犯人の独白だと思います。自分が特別な人間である事を示すために殺人を犯すというのは小説の世界では特別珍しいことではありませんが、そこに青春期の痛みを加え、終盤まで犯人に寄り続けるような描写によって独自性と共感性に優れた動機になっていると思います。数十年後に読んだら8点くらいに落ちると思いますが、今の自分にはものすごく共感できたので満点です。
余談ですが、雪の密室での殺人において探偵役に見せかけて犯人だったという構図は某作品とそっくりですね。動機もですが様々な作品の影響があるように思えます。

No.2 6点 幽霊列車- 赤川次郎 2025/05/26 10:15
謎を生んだ意図をしっかり書いていたのがよかったです。最後の短編だけ冒険要素が強く、他の方も指摘していますが、量産体制に入ったのかなと思いました。

No.1 3点 マークスの山- 高村薫 2025/05/25 14:07
水沢の内面や警察組織についてはよく書けていると思ったが、肝心の事件や他の登場人物についての魅力が無かったため、全体的に退屈だった。

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雨兎耳須さん
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