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[ 警察小説 ]
死体は笑みを招く
オリヴァー・フォン・ボーデンシュタイン&ピア・キルヒホフ
ネレ・ノイハウス 出版月: 2016年10月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2016年10月

No.1 5点 蟷螂の斧 2019/03/28 17:26
裏表紙より~『動物園で左腕と左足が切断された死体が発見される。殺人捜査課の刑事オリヴァーとピアたちの捜査で、被害者は環境保護活動家だと判明。彼は動物園付近の道路建設における環境破壊や動物園のあり方を批判していた。殺人の動機はそこに? だが被害者は様々な人間に憎まれており、捜査をすればするほど容疑者が増えていく。さらに第二の殺人が……。』~

邦訳は4作目となりますが、シリーズでは第2作目です。発表順に読んでいないので、主人公オリヴァー主席警部とピア警部を取り巻く人間関係が、おやっ、こんな関係ではなかったはずと混乱してしまいました。しかし、このシリーズは容疑者が多すぎますね(苦笑)。事件は特にこれといった特徴のあるものではなく、副主題であるピア警部の恋愛絡みの方が面白いというのが残念な点。

余談~2006年6月15日(木)動物園で人の手が発見される・・・で物語が開始されます。この日、私はドイツ、ミュンヘンに降り立っていました。W杯ドイツ大会です。物語の中でもドイツ戦や、日本戦に触れられていました。「刑事のフランクは、FIFAのチケット購入で運に恵まれ、死んでもドルトムント(試合会場)にいくといっていた。」その気持ち、わかる、わかる(笑)。


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