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[ 短編集(分類不能) ] 午前三時のサヨナラゲーム |
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深水黎一郎 | 出版月: 2017年04月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
ポプラ社 2017年04月 |
No.1 | 5点 | まさむね | 2017/07/15 16:49 |
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プロ野球ファンを切り口とした短編集。プロ野球史に残る「史実」も多数登場するので、プロ野球ファン(まぁ40代以上の方になるかなぁ…)は結構楽しめると思いますねぇ。
作者のプロ野球に対する愛が詰まっているのですが、冷静な分析(?)も素晴らしい。「野球ファンのMKR(蒸し返し率、だそうです)は他のスポーツファンより高い」という説はまさにそのとおりで、自分を見透かされている気持ちになりましたね。それと、無死又は一死で三塁にランナーがいる場合に、犠牲フライやバウンドの高い内野ゴロすら打てなかった割合を「最低限が出来ない率」と称し、その上位30傑を独自集計する人物も登場しますが、個人的には激しく同意。これは、是非とも公表されるべき数値だと思うのですが、全国でどなたか集計していないものかなぁ。 正直、ミステリとは言い難いのでこの採点としますが、プロ野球好きの方はどうぞ。 |