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[ 本格 ]
「エルサレム」亭の静かな対決
リチャード・ジュリーシリーズ
マーサ・グライムズ 出版月: 1988年12月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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文藝春秋
1988年12月

No.1 6点 nukkam 2016/07/20 04:56
(ネタバレなしです) 1984年発表のリチャード・ジュリーシリーズ第5作の本格派推理小説です。ピエール・ヴェリーの「サンタクロース殺人事件」(1934年)でも田舎風なクリスマスが描かれていますが、本書もそれ以上に素朴でしみじみとしたクリスマスが描写されています。終盤のメルローズ・プラントの贈り物も(多少メロドラマじみてはいますが)演出効果抜群です。ミスリーディングが効果的な謎解きもまずまずの出来栄えですが、これから読む人にはぜひ作品全体が醸し出す叙情的な雰囲気を堪能してほしいです。


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マーサ・グライムズ
1998年08月
「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影
平均:5.00 / 書評数:1
1996年05月
「乗ってきた馬」亭の再会
平均:5.00 / 書評数:1
1994年12月
「酔いどれ家鴨」亭のかくも長き煩悶
平均:5.00 / 書評数:1
1994年08月
桟橋で読書する女
平均:4.00 / 書評数:1
1993年12月
「老いぼれ腰抜け」亭の純情
平均:4.50 / 書評数:2
1992年03月
「古き沈黙」亭のさても面妖
平均:7.00 / 書評数:1
1991年03月
「五つの鐘と貝殻骨」亭の奇縁
平均:4.00 / 書評数:3
1990年06月
「独り残った先駆け馬丁」亭の密会
平均:6.00 / 書評数:1
1989年12月
「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑
平均:7.50 / 書評数:2
1988年12月
「エルサレム」亭の静かな対決
平均:6.00 / 書評数:1
1987年11月
「悶える者を救え」亭の復讐
平均:6.00 / 書評数:1
1986年12月
「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察
平均:6.00 / 書評数:1
1985年11月
「化かされた古狐」亭の憂鬱
平均:8.00 / 書評数:1
1985年03月
「禍いの荷を負う男」亭の殺人
平均:5.00 / 書評数:3