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[ 本格 ]
桟橋で読書する女
マーサ・グライムズ 出版月: 1994年08月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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文藝春秋
1994年08月

No.1 4点 nukkam 2016/06/02 17:30
(ネタバレなしです) 1992年に発表された本書はシリーズ探偵の登場しないミステリーです。文春文庫版の巻末解説でも「幻想」という言葉が使われていますが、確かに蜃気楼のようにゆらゆらした雰囲気に終始しています。本来なら派手なシリアル・キラー(連続殺人)ものなのに意図的にサスペンスを封じ込めたかのようなゆったりとした展開です。一応本格派推理小説に分類しますが謎解き要素が希薄で推理もほとんどありません。会話はちぐはぐで理解しにくいし、登場人物リストに載っていない人物が多くて頭の中を整理しきれませんでした。読解力が平均点未満の私には難解過ぎました。


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マーサ・グライムズ
1998年08月
「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影
平均:5.00 / 書評数:1
1996年05月
「乗ってきた馬」亭の再会
平均:5.00 / 書評数:1
1994年12月
「酔いどれ家鴨」亭のかくも長き煩悶
平均:5.00 / 書評数:1
1994年08月
桟橋で読書する女
平均:4.00 / 書評数:1
1993年12月
「老いぼれ腰抜け」亭の純情
平均:4.50 / 書評数:2
1992年03月
「古き沈黙」亭のさても面妖
平均:7.00 / 書評数:1
1991年03月
「五つの鐘と貝殻骨」亭の奇縁
平均:4.00 / 書評数:3
1990年06月
「独り残った先駆け馬丁」亭の密会
平均:6.00 / 書評数:1
1989年12月
「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑
平均:7.50 / 書評数:2
1988年12月
「エルサレム」亭の静かな対決
平均:6.00 / 書評数:1
1987年11月
「悶える者を救え」亭の復讐
平均:6.00 / 書評数:1
1986年12月
「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察
平均:6.00 / 書評数:1
1985年11月
「化かされた古狐」亭の憂鬱
平均:8.00 / 書評数:1
1985年03月
「禍いの荷を負う男」亭の殺人
平均:5.00 / 書評数:3