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[ 本格/新本格 ]
スイス時計の謎
作家アリス&火村シリーズ
有栖川有栖 出版月: 2003年05月 平均: 7.22点 書評数: 49件

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講談社
2003年05月

講談社
2006年05月

No.9 9点 おしょわ 2007/10/27 22:16
うまいです。
火村シリーズでは一番ですよね?

No.8 8点 dei 2007/08/21 21:01
表題作はとても良い。
うまく凝縮されてまとまった中篇になっている。

No.7 10点 vivi 2007/06/03 02:02
これは表題作の素晴らしさだけで満点です。
残念ながら短編集なので、本格ミステリ大賞を逃したのだと思います。
しかし、表題作は短編だからこその作品でしょう。
これをだらだら長編にしたら、いかにも間延びしてしまう。
ロジックの行き着く先は、まだまだ奥が深いと感じました。

叙述トリックや大掛かりな機械的トリックと違って、
ロジックは元来長編に向かないんじゃないかな。
本1冊分の長大なロジックを読みきれる読者はまずいないだろうし、
小さなロジックやトリックの組み合わせで作品を構成するしかないでしょう。
そのロジックが短編向きなら、短編で書くほうがいい。
これを読んで有栖川作品の作風の謎が分かったような気がしました。

No.6 7点 ギザじゅう 2005/02/01 19:55
女彫刻家とシャイロックの二作は物足りない。
が、他中編二作は必見。「あるYの悲劇」はダイイングメッセージに対するアプローチの仕方が面白く、ミスリードも適度に効いていて、まあまあ満足。月光ゲームでのダイイングメッセージYより、格段の進歩が感じられる。作中での悪意に対する考察は、マレー鉄道の影響か?
そして、白眉の表題作。論理の筋立て自体は地味で、一見その推理自体にも説得力が感じられないのだが、逆説的なくらいにロジカルである(でもよく考えたらわかったなぁ、という口惜しさは残る)。本作での時間に対する考えから言っても、有栖川有栖を語る上での重要なポイントになるのは間違いない。
さて、連載されていたモロッコ水晶(だったか?)は如何に?

No.5 8点 ざき 2004/09/22 21:11
スイス時計の謎、よかったです!
この悪魔的な論理は凄かった。ほんとにびっくりでした。
ほかのも結構本格色強くてよかったな〜

No.4 7点 幸福樹 2004/05/21 14:29
 「国名シリーズ」楽しめたのは、最初の2作くらいだったのが、ココへきて、この作品は、面白かった。
 素直に、面白い と、言えた事が、ほんとに嬉しいくらい。
 読んで、損はないかと。

No.3 8点 もも 2003/10/11 18:11
有栖川さん大好きだけど最近あかんなーと思っていました。けど、この中編集はいけますよ。とくに表題作。(よく考えたら犯人は分かるのだけど)30代半ばの男の悲哀ってやつも理解できました。

No.2 9点 kamomiro 2003/09/29 12:16
私も表題作で、
悪魔の論理・・・、あー確かにこれは言い返せないわ
初めの部分では泥臭い展開になるのかと思いきや、アリスのスランプと同年代の男達の意識がシンクロしてすっきりしたラストになっていた、隙のない作品だと思う

No.1 9点 馨子 2003/07/06 22:54
表題作、良かったと思います!
短編集ということであまり期待しなかったからかもしれませんが、素直に「有栖川有栖はやっぱりいいなぁ〜」と思えました。
直球のフーダニットは(今の私には)新鮮だったし、30代の男性たちの友情にも共感できました。


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