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ミステリの祭典

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ひこうき雲さんの登録情報
平均点:7.51点 書評数:35件

プロフィール| 書評

No.15 5点 凶笑面
北森鴻
(2007/06/10 01:36登録)
異端の民俗学の教授 蓮丈那智とその助手の内藤三國のコンビが、民俗学の謎を解き明かす中に偶然関わる事件。その謎も解き明かしていく。
民俗学の説明が理解しにくく、内容がイマイチ頭に入ってこない。


No.14 7点 親不孝通りディテクティブ
北森鴻
(2007/06/10 01:32登録)
博多の屋台の主人テッキと結婚相談所の調査員キュータのコンビが事件に巻き込まれ解決していく6つの連作。
出だしの1、2話はありがちな気がして、それ程面白みもあまり感じませんでしたが、3話「夏のおでかけ」からだんだんと面白くなっていきます。そして最終話「センチメンタル・ドライバー」は、とてもいいです!!


No.13 9点 桜宵
北森鴻
(2007/05/31 21:58登録)
『花の下にて春死なむ』のビアバー「香菜里屋」のマスター工藤が持ち込まれる謎を解き明かす。シリーズ第2作。
この5作の短編は『花の下にて春死なむ』より、1つ1つの内容がしっかりして面白い。2作目だけあって、「香菜里屋」や登場人物が明確な色合いが出されている。
どれも面白いけど、「桜宵」、「約束」が特にいいかな?。


No.12 8点 花の下にて春死なむ
北森鴻
(2007/05/31 21:56登録)
6作の連作短編集。美味しい料理で振る舞ってくれる温かい主人工藤のお店「香菜里屋」。そこに集うお客にまつわる出来事、事件の謎が解き明かされていく。美味しそうな料理とやさしい雰囲気は、『メインディッシュ』同様、ここにもあり。


No.11 9点 メイン・ディッシュ
北森鴻
(2007/05/31 21:52登録)
劇団の女優・紅林ユリエ(通称ネコさん)の同居人通称ミケさんが、劇団に遭遇する事件の解決への推理を繰り広げる。プロ級の料理の腕前のミケさんの料理食べながらのホームパティでの推理は暖かい感じがしていい。座付き作家の小杉とネコさんとのやり取りは笑える。
癒され、笑えて、推理もあって、軽い感じ内容は自分の好みの作品でした。
北森作品の中で一番好きな作品です。


No.10 5点 QED 龍馬暗殺
高田崇史
(2007/05/31 21:37登録)
龍馬の暗殺の謎解きと現実に起こる高知の山奥での連続殺人が2つ重なり合うように進んでいく。
龍馬好きの私にとっては、龍馬暗殺の謎解きは実に興味深く面白かった。ただ、一方の山奥での連続殺人の話はいまひとつ。この連続殺人は別にいらないではないか。
龍馬の謎解きだけあれば、採点は9点をつけてもいいくらいだったが。。。


No.9 7点 孔雀狂想曲
北森鴻
(2007/05/31 21:29登録)
自分にはあまり馴染みのない骨董屋が舞台ということで、判りずらくはないかな、と読む前は思っていましたが、割と読みやすかったです。
飛びぬけた面白さではないが、そこそこ楽しめました。


No.8 8点 陰の季節
横山秀夫
(2007/05/27 21:55登録)
横山作品で最初に読んだ作品。
サスペンス、推理小説を期待して読んだら、警察を舞台にした人間ドラマが描かれた内容だった。警察も企業と同じで、組織なのです。いい意味の裏切りでした。。
他にはない新しい感覚を感じました。


No.7 9点 半落ち
横山秀夫
(2007/05/27 21:44登録)
警部が自分の妻を殺したと自首してきた。一体何があったのか?
ホントその理由を知りたいという衝動にかられながら、常に飽きることなる一気に読んでしまう程の面白さだった。
ただ、私的には、その理由のインパクトが少々欠けた為、10点満点とはなりませんでした。


No.6 6点 深追い
横山秀夫
(2007/05/26 23:58登録)
三ツ鐘警察署を舞台に、組織に生きる人間ドラマの七編。
実に面白い横山作品の中では、割と落ち着いた感じの内容。
この作品の中では『人ごと』は、なかなか温かく感動できます。


No.5 9点 真相
横山秀夫
(2007/05/26 23:54登録)
事件の隠された真相にせまる人間ドラマが描かれた5つの短編。
どれも面白く、一気に読んでしまった。
ただ、事件の真相というには、やっぱり重いです。。。


No.4 9点 第三の時効
横山秀夫
(2007/05/26 23:46登録)
警察小説集。F県警強行犯係の5つの短編。
どれも見事に面白い。
本のタイトルになっている「第三の時効」の話の展開には驚く。そう来たか?って感じ。
また、どれも厳格な登場人物が多く描かれるの中、「密室の抜け穴」「モノクローム反転」は、最後にちょっと心温まる。


No.3 8点 顔 FACE
横山秀夫
(2007/05/26 01:45登録)
若い女性が主人公のせいか、他の横山作品とは違い、優しいやわらかい感じがしました。横山作品は楽しめるけど、どれも重く、硬い感じがしますからね。
この作品は、男社会の警察機構で働く女性警官が受ける偏見や矛盾が描かれていますが、直向に頑張る主人公平野瑞穂の姿が潤いを与えてくれます。
ドラマ化されたTVを観ていたせいもあって、主人公の平野瑞穂は仲間由紀恵を思い浮かべて読んでました。ちなみにドラマで共演していたオダギリジョーの役は、小説の方では登場しません。


No.2 9点 クライマーズ・ハイ
横山秀夫
(2007/05/26 01:13登録)
1985年夏の群馬県御巣鷹山へ日航ジャンボ機墜落事故時の地方紙の記者を中心に描かれた物語ですが、著者がこの事故時群馬の地方紙の記者ということだけあって、実に内容がリアル。
この時の新聞社組織内部との紛争、全国紙とは戦い等、もちろん内容はフィクションですが、ノンフィクションのように思えてしまう程のものがあります。そして、人間くささがいい。最後は感動が待っています。


No.1 5点 ミステリーズ
山口雅也
(2007/05/26 00:55登録)
米国の小説を翻訳したのではないかと思うような、洋風ミステリー。
ただ、精神異常の登場人物、哲学的な内容、異常な世界が舞台だったり、と少々読んでいて疲れてしまった。でも、まあまあ楽しめました。

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