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ミステリの祭典

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Tetchyさんの登録情報
平均点:6.73点 書評数:1631件

プロフィール| 書評

No.111 8点 からくり富
泡坂妻夫
(2007/11/15 18:42登録)
最後に持ってくるエピソードがテーマと結実していて秀逸。
まさにお江戸は日本晴れ!


No.110 8点 からくり東海道
泡坂妻夫
(2007/11/14 17:48登録)
意外にこれは面白かった。
題名の「からくり」はあまり意味ないかも(泡坂氏の専売特許?)。
市次、たか、市太郎3人が魅力あるのがこの小説の魅力かと。


No.109 7点 喜劇悲奇劇
泡坂妻夫
(2007/11/14 17:44登録)
題名が回文、章題も回文、登場人物名も回文、そしてここにもあそこにも回文、回文、回文、と回文だらけの変な小説。
しかし内容はちょっと回文に振り繰り回された感じが・・・。


No.108 3点 妖女のねむり
泡坂妻夫
(2007/11/14 17:39登録)
泡坂特有の幻想めいたミステリなのだが、どうも私にはこれが合わない。
非現実な設定をそのまま受け入れて読み進むことがなぜか出来ない。
最後も強引だと思った。


No.107 7点 泡坂妻夫の怖い話
泡坂妻夫
(2007/11/14 17:36登録)
怖い話とあるが、恋愛物、幻想文学、伝奇物、小咄ありと色々詰まった作品集。
泡坂版「徒然草」と評しよう!


No.106 4点 夢の密室
泡坂妻夫
(2007/11/14 17:34登録)
「密室」と名を冠しているがミステリと思って読むと、面食らうでしょう。
幻想小説めいており、泡坂氏がなんだか悟りの境地で書いているような、一筋縄ではいかない作品群です。


No.105 7点 自来也小町
泡坂妻夫
(2007/11/06 19:46登録)
前作『鬼女の鱗』は期待感が強かったせいか、肩透かしを食らった感がありましたが、これはいけた。
辰親分の優しさが行間から見え隠れするようだ。
いやあ、粋な作家だなぁ、泡坂氏は。


No.104 7点 恋路吟行
泡坂妻夫
(2007/11/06 19:40登録)
色々な趣向が詰まった短編集。
最後の「子持菱」が秀逸。こういう余韻が残る話が好き。


No.103 8点 雨女
泡坂妻夫
(2007/11/06 19:37登録)
泡坂版「奇妙な味」短編集。
表題作、「繭の女」、「三人目の女」の何ともいえない読後感はもとより、青春小説から幻想小説へ、そして最後は論理的着地を見せる「ぼくらの太陽」がすばらしいと思いました。


No.102 3点 写楽百面相
泡坂妻夫
(2007/11/06 19:33登録)
単純に好みに合わなかっただけかもしれません。
江戸当時の言葉遣いとか古い言葉が出てきて、十分に理解できなかったのも一因です。
でも最後の纏め方は好きですね。


No.101 2点 弓形の月
泡坂妻夫
(2007/11/01 18:05登録)
当時『このミス』で驚愕の結末!と謳われていたが、何が驚愕なのか、わからなかった。
もしかして「あの人」=「この人」ってこと?


No.100 3点 旋風
泡坂妻夫
(2007/11/01 18:00登録)
柔道ミステリ、というより単純に主人公が柔道に心酔していただけでは?
なんか少女マンガみたいな人物相関も気になった。


No.99 9点 生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術
泡坂妻夫
(2007/11/01 17:58登録)
内容よりも構成がすごい!
まさに人智を超えた本である。
とにかく未見の方は一度見て欲しい。
そして作者が注いだ労力を想像して欲しい。


No.98 8点 亜智一郎の恐慌
泡坂妻夫
(2007/10/30 19:17登録)
亜愛一郎のご先祖様、智一郎の登場です。
亜愛一郎シリーズがロジックの楽しさを特徴としているのに対し、これは時代活劇の楽しさについて存分に筆を振るってます。
必殺仕事人みたいな感じだったなぁ。


No.97 8点 亜愛一郎の逃亡
泡坂妻夫
(2007/10/30 19:15登録)
この巻ではもはや論理の楽しさよりも大人の読み物としての楽しさが目立つ。
これが亜愛一郎との別れを盛り立てている。
ロジックよりもストーリーを愉しむ最終巻。


No.96 9点 亜愛一郎の転倒
泡坂妻夫
(2007/10/30 19:10登録)
1作目よりもかなり好き!
1作目は理路整然としていたが、今回は泡坂氏特有の歪んだ論理が見られ、驚き指数は高い。
最後の「病人に刃物」は絶品だ!


No.95 7点 亜愛一郎の狼狽
泡坂妻夫
(2007/10/30 19:07登録)
世評ほど面白いとは思いませんでした。
理路整然としすぎているというか。
各短編の謎よりも「三角顔の老婦人」の正体が気になる~!


No.94 6点 湖底のまつり
泡坂妻夫
(2007/10/26 13:59登録)
この作品で明かされる真相は、性が多様化した現代ではもはや驚きに値しないのでは。
時代がオープンになればなるほど、我々の常識が崩され、謎という暗闇が小さくなってしまうのだろうな、そんな風に思った。


No.93 4点 斜光
泡坂妻夫
(2007/10/23 19:30登録)
唐突に終った感じ。
いまいち理解できなかったな。


No.92 10点 黒き舞楽
泡坂妻夫
(2007/10/23 19:23登録)
呆然。
真相が語られる最終章20ページは、途轍もない内容。
しかもそれが理解できる、いや共感できるが故に恐ろしい。
論理などという左脳的驚愕ではなく、狂おしいほどの愛情という情念の、右脳的驚愕とでも云おうか。
なぜこれが今絶版!?勿体無い!

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