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ミステリの祭典

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からくり富
夢裡庵先生捕物帳

作家 泡坂妻夫
出版日1996年05月
平均点5.50点
書評数6人

No.6 5点 まさむね
(2024/10/20 21:03登録)
 江戸を舞台とした夢裡庵先生捕物帳シリーズ。作者らしい捻りが無いわけではないけれど、そういった側面よりも江戸情緒や庶民の心情を感じるべき短編集と言えるのではないかな。

No.5 5点 虫暮部
(2023/05/09 12:43登録)
 トリッキーな演出はネタ切れなのか、事件の裏に潜む人情の機微みたいなものに焦点を移して来たが、それにしては「手相拝見」の真相、身内の情人にスケコマシを頼むってことは、身内が泣く前提で浮気を唆しているわけで、釈然としない。

No.4 6点 ボナンザ
(2018/07/22 09:53登録)
人情味あふれるストーリーと小技の光る素晴らしい短編集。

No.3 3点 あびびび
(2014/09/29 00:06登録)
昔からテレビで馴れ親しんできた捕物帳だけに、読者として色々な状況も飲み込みが早い。その点は外国作品と大きく違うところ。だからすいすい読める。

ただ、そのせいかどうか、記憶に残った作品はあまりなかった。

No.2 6点 kanamori
(2010/08/19 17:31登録)
夢裡庵先生捕物帳シリーズの第2短編集。
ミステリの趣向は前作と比べると薄味な感じを受けますが、神田明神の祭り、浅草の見世物小屋、富くじ騒動など、江戸の風物・情景が実に鮮やかで読み心地のいい捕物帳に仕上がっていると思います。
なかでは、隠された犯罪トリックと発覚のきっかけが面白い「からくり富」が個人的ベスト。

No.1 8点 Tetchy
(2007/11/15 18:42登録)
最後に持ってくるエピソードがテーマと結実していて秀逸。
まさにお江戸は日本晴れ!

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