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ミステリの祭典

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okutetsuさんの登録情報
平均点:7.05点 書評数:135件

プロフィール| 書評

No.95 8点 オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎
(2011/08/22 02:32登録)
ミステリというより物語として満足いったのでこの点数。
ラストが爽やかで読んで良かったと純粋に思える作品でした。しゃべるカカシ優午はホントに魅力的なキャラクターだったと思います。


No.94 10点 星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン
(2011/08/22 02:27登録)
SFの傑作ですが、ミステリとしても秀逸ですね。
よくこんな設定思いついたもんだと感心しました。
2段オチになっていてそのどちらにも驚かされ、ラストシーンも読後感を良くしてると思います。
タイトルの意味も読み終わったあと納得できるものでした。
ミステリファンも必読の一冊です。


No.93 10点 魍魎の匣
京極夏彦
(2010/10/11 21:19登録)
これは凄いですね…
なんと言っていいかわからないくらい引き込まれてしまいました。
もはやミステリではなくホラーじゃないかという気もしますがここまで多くの魅力的な謎を提示しそれを解決していくさまは間違いなくミステリのそれでした。
ラストの恐ろしさというか狂気はもう忘れられそうにありませんw
傑作です。


No.92 7点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2010/10/11 21:14登録)
面白かったです。
他の小説にはない雰囲気でサクサク読みすすめられました。
このシリーズは今後も読んでいきたいと思わせる作品でした。
結末に若干の違和感と説明されてない点がある気がするのでこの点数で。


No.91 3点 ボトルネック
米澤穂信
(2010/09/27 22:05登録)
ん~読みやすいって点は良かったですが
どうにもラストが好きになれませんね。
僕の読解力がないだけかもしれませんがもうちょっとスッキリしたかった。


No.90 5点 ある閉ざされた雪の山荘で
東野圭吾
(2010/09/02 17:38登録)
おもしろいとは思いますが
先に仮面山荘を読んでしまったため種がなんとなく見えてしまいましたね
てか同じ作家で似たようなネタを使うってどうなんでしょう


No.89 4点 告白
湊かなえ
(2010/08/15 10:20登録)
ミステリなんですかね?
そもそも謎が提示されてないのでそこは疑問。
衝撃的なラストって言うほどでもないし
とりあえず読んでて気分が悪くなる作品でした。
1章の展開は好きなので
オチさえよければそれも許せたのになと思う。


No.88 7点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2010/08/15 10:16登録)
さすがにツッコミを入れざるを得ない展開ではあったがなかなか楽しめた。
まぁ主人公に対する違和感は読んでて感じたので驚きはそれほどでもなかったがテンポよく読めるのは良かった。
タイトルはアンフェアと言われても仕方ないのでは?とは思うが…


No.87 9点 第二ファウンデーション
アイザック・アシモフ
(2010/03/17 23:51登録)
この作品は前作までの二作品を読んでないといきなりネタバレ的要素があるので注意してください。

今作は前後編に分かれていると言えますがどちらも高度な化かし合い、知能戦です。
注意深く読まないとちょっと混乱するかもしれません。

SFとしてもミステリとしても十分以上におもしろく三部作のラストとして満足のいくものでした。


No.86 9点 ファウンデーション対帝国
アイザック・アシモフ
(2010/03/17 23:42登録)
第一巻で無敵を誇ったファウンデーションにもついに危機が!
そこの過程もハラハラしておもしろいですが
クライマックスの展開はミステリ作家としても有名なアシモフのまさに面目躍如。
次の巻への引きも十分でかなり満足しました。
くどいようですがやっぱこれはミステリですよ。


No.85 7点 ファウンデーション ―銀河帝国興亡史1
アイザック・アシモフ
(2010/03/17 23:37登録)
アシモフの最高傑作シリーズとも言われています。
SFの傑作として有名なのでここで書評をするのは不適切と言われるかもしれません。
しかし読めばわかりますがこれは確かにミステリです。
このシリーズ第1巻は確かにミステリ色が3部作と言われる中では一番薄いかもしれませんがそれでも要素としてはきちんとあります。
次も読みたくなること請け合いなのでぜひ読んでみてください。


No.84 2点 封印再度
森博嗣
(2010/02/22 23:07登録)
このシリーズは結構好きだったので期待して読んだのですが個人的には残念な出来でした。

まず萌絵が異常にうざい。
これまでのシリーズ作品だとそんなには思わなかったのですが今回の萌絵はホントに死ねば良かったのにと思ってしまいました。
人間性も好きになれない上にあの冗談はホント酷い。
人の死を重要なピースとして扱う作品だけに読後余計に不愉快な気分になりました。
ちょっと同情して損した気分。
犀川先生もこんな女を選ぶなら人間のレベルが知れるというものです。

トリックはまずあの子どもに関するところがありえない。
現実離れしすぎでしょう。
また偶然性の高すぎる作品は元々好きじゃないので結論にもガッカリ。

評価できる点は「無我の匣」と「天地の瓢」のトリックとタイトルの秀逸さくらいですかね。

まぁなんにせよ残念です。
今後のシリーズの購読すらやめようか思わせます。
登場人物を嫌いにさせてはシリーズものとしては致命的でしょうに…


No.83 9点 虚無への供物
中井英夫
(2010/02/17 15:53登録)
凄いものを読んでしまったなという感想。
というか今でも全然理解しきれてない感じはあります。
物語としては無駄じゃないかと思えるほど冗長な部分もありますがそれもある意味では伏線なんでしょう。
評する言葉は見つかりませんがアンチミステリというものに触れられた満足感はあります。


No.82 7点 乱れからくり
泡坂妻夫
(2010/02/13 20:48登録)
論理的な推理が展開されていて良かったですね。
しかもかなり細かくヒントが散りばめられてるので気が抜けません。
ただ最初の隕石が唐突すぎたのと登場人物に魅力を感じなかったのが残念。
結論には納得しています。


No.81 5点 スタイルズ荘の怪事件
アガサ・クリスティー
(2010/02/13 20:38登録)
記念すべきクリスティーの処女作にしてポアロの初登場作品です。
が、ミステリー史においてはそれがすべての作品と言ってもいいかもしれません。
つまらないということはないですが往年のクリスティー節はまだまだという感じ。
ただポアロ最後の作品「カーテン」にもスタイルズ荘は出てきますし彼の歴史をたどるには必読の書であることは確かです。


No.80 7点 死の接吻
アイラ・レヴィン
(2010/02/13 19:37登録)
構成のうまさは現代のミステリにも通じるところですね。
犯人の正体にはアッと言わされました。
ただそれだけに後半のグダグダ感が残念。
もうひと驚き欲しかったところです。
ただ終わり方には満足してます。


No.79 9点 長いお別れ
レイモンド・チャンドラー
(2010/02/13 19:32登録)
ミステリーとしてもそれなりにおもしろくそれ以上に文学として素晴らしいですね。
何よりセリフがかっこいい。
印象的な言葉も多くありました。
まぁマーロウは人間的にはあんまり好きにはなれないけどそれでもラストには感動させてもらいました。


No.78 5点 さらば愛しき女よ
レイモンド・チャンドラー
(2010/02/13 19:20登録)
こういう哀愁を漂わせる作品は嫌いじゃないんですが
自分がミステリを望んでた分拍子抜けしてしまいました。
ハードボイルドってのがどういうものか理解してなかったのが問題です。
文学としては結構好きですがここはミステリの祭典なのでこの点数で


No.77 9点 人格転移の殺人
西澤保彦
(2009/09/30 07:16登録)
「七回死んだ男」に続き2冊目の西澤本ですが負けず劣らず楽しませてもらいました。
設定もおもしろくオチも完全にやられました。
途中のサスペンス的なハラハラ感も良かったです。
現在の人格関係がどうなってるのか把握するのが大変でしたがあれを完全に理解しながら読めるとかなりおもしろいことは間違いないと思います。


No.76 8点 11枚のとらんぷ
泡坂妻夫
(2009/09/28 03:27登録)
マジックを中心にしたミステリですね
劇中劇という試みがおもしろい上にその話単体でも充分に
それぞれミステリとしても成り立ってるんじゃないかという出来。
しかも全編に伏線が張ってあり解答編でのその回収の仕方も見事といえるものでした。
多少マジックの醍醐味であるアッと驚く感じが少なかったのでそこはちょっと寂しかったですね。

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