測量ボ-イさんの登録情報 | |
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平均点:6.25点 | 書評数:624件 |
No.564 | 5点 | 花の鎖 湊かなえ |
(2021/06/26 13:24登録) ミステリ的なオチもきちんとありますし、水準以上に作品ではあります。 ただ内容的には、女性向きの作品でしょうか。 女性が読むと、もっといろいろ共感できそう。 (ここからネタばれ) 3人の女性が登場し、その関係が最後に明かされます。 登場人物が多いので、人物表がないのが不満だったのですが、なるほど この真相だから、あえて書かなかった? |
No.563 | 4点 | 阿蘇黒川温泉殺人事件 梓林太郎 |
(2021/06/05 09:45登録) 真相・犯人の意外性がないし、動機もいまひとつ「?」なところが。 総合的にはやや物足りなさがあります。 |
No.562 | 4点 | ボトルネック 米澤穂信 |
(2021/05/22 09:42登録) これは何だかSF小説のようですね。 あるいは金沢ご当地ミステリ-? 内容は盛り上がりに欠けて、いまひとつでしょうか。 |
No.561 | 7点 | ブルーローズは眠らない 市川憂人 |
(2021/05/03 18:05登録) 本格度が高く、読後満足感が高い作品。 伏線がうまく回収できているのも良いですね。 不満点を挙げれば、 ・登場人物一覧がない(構成上、あえてそうした?) ・事実の時系列表のようなものがない 以上がないので、話し内容をつかみにくかったです。 採点は8点(基礎点)-1点(このわかりにくさ) |
No.560 | 5点 | 高原のフーダニット 有栖川有栖 |
(2021/04/18 13:26登録) 表題作より、「オノコロ島・・」の方が印象に残りました。 既視感があまりないトリックです。 |
No.559 | 5点 | 死者はよみがえる ジョン・ディクスン・カー |
(2021/03/28 12:30登録) 巨匠カ-の作品を久々に拝読。 この作品、世間ではバカミスの位置づけにされてますね。 もし小生がミステリを読み始めて間もない時期なら、「 なんだこれは!」を本を投げているかも。 しかし、ミステリの関するいろんな経験をして、カ-と いう作家がどういう人なのかを知ってこの作品を読めば ・・・まあこれもありかな 笑 新訳版で読みましたが、やっぱり読みづらいかな? |
No.558 | 4点 | 先生、大事なものが盗まれました 北山猛邦 |
(2021/03/07 12:13登録) アイデアは買いますが、内容はやや退屈。 |
No.557 | 5点 | 京都 紅葉寺の殺人 柏木圭一郎 |
(2021/02/20 13:39登録) この作者は、初めてです(多分) 作風はU田氏、いや、Y村氏風かな? なんとなくは楽しめましたが、真相やトリックに捻りがたりないか? 真犯人たまにしか当たらないこの小生が、序盤で犯人の目星がつき、 中盤過ぎのヒントで確信に至ったので・・・ まあ小生の場合、「犯人がすぐ分かった」=「低評価」する人間では ないので、それはまあ良いのですが。 採点は4点or5点ですが、読みやすかったので後者で。 |
No.556 | 4点 | びわ湖環状線に死す 西村京太郎 |
(2021/02/11 09:56登録) 本格度の高い作品を読んだ次に、こういうゆるめのものも良いか・・ という感じで手に取りましたが、真相や犯人の意外性が弱く、 また唐突に話しが終わってしまうので、満足度は低め。 |
No.555 | 9点 | 東海道新幹線殺人事件 葵瞬一郎 |
(2021/01/31 09:21登録) いや、これは満足満足。小生の嗜好ほぼど真ん中の良作です。 謎の設定がわかりやすく、且つ魅力的。 無駄な記述もほとんどなく、解決までスッキリです。 謎解きも図解入りでわかりやすいですしね。 (こういう話しを文章だけで説明する作家さんがいて、本当 理解できなくて困ることが多い) こんな作品そうそう出会えないので、おそらく今年読む作品 ではピカ一でしょう。次回作も期待。 |
No.554 | 5点 | 三度目ならばABC 岡嶋二人 |
(2021/01/29 13:30登録) 今年初投稿です。 ある程度の出来不出来はありますが、総合的にはまずまず。 好みの感じは、「電話だけが・・」と「十番館の殺人」。 後者のタイトルは、このサイトの方なら某作品を連想する かと思いますが、こちらの方が出版先ですよね(多分)。 |
No.553 | 5点 | 長い長い殺人 宮部みゆき |
(2020/12/16 21:19登録) アイデアは買うんですけどね。 内容はこの頁数でこのラストはちょっと・・・ 好みの感じではありませんでした。 頁数の割に長く感じたのも減点対象かな? |
No.552 | 8点 | 田沢湖殺人事件 中町信 |
(2020/11/06 20:45登録) 一見2時間サスペンスドラマ(U田Y夫氏作?)風の タイトルながら、中身は本格度強し。おおいに楽しめ ました。 個人的にはあの名作「模倣の殺意」に勝るとも劣らな い評価です。 (ここからネタばれ) 密室・アリバイ・電話トリックと盛りだくさん。 密室は錯覚を利用したものですが、やや微妙。リアリ ティ重視の人には、納得しないかも。 アリバイは鮎哲ばりの時刻表トリックですが、慣れた 人なら路線図みただけでピンと来るかな?(僕はそう でした) 電話は公衆電話を用いたトリックですが、これは平成 生まれの人には推理が難しい?(僕は昭和生まれなの で大丈夫ですが) |
No.551 | 4点 | 追憶のカシュガル 島田荘司 |
(2020/10/31 07:24登録) 予測はしましたが、ただの読み物でした。 ミステリ-性はほぼゼロです。 |
No.550 | 7点 | 轢き逃げ 佐野洋 |
(2020/10/16 19:18登録) 存在は30年以上前から知っている作品で、今回ようやく拝読。 (なぜもっと早く読まないんだ?) この作品も、あらすじ読んで読んでみよう・・・という気になり ますよね。 さて肝心の中身ですが、やはり構成の妙に目が行きます。 (具体的なところは他の評者さまとかぶるので省略) 犯人の意外性もまずまずで、発覚する過程がいかにも女性目線 ですようね(ネタばれすみません)。 でも全体的には良作です。 1970年の作品。小生にはあまり古さを感じませんが、平成 生まれの方にはやはり古臭いか? |
No.549 | 5点 | 見習い天使 佐野洋 |
(2020/10/16 19:13登録) 文庫でわずか10頁程度の短編集で、人間界の愛憎劇を 天使の目線?で描いた作品。 どれも粒よりですが、印象に残ったのは「モデルガン 殺人事件」かな? ですがこの短編、鮎哲さんの某短編にプロットが似て いるんですよね。 ともあれ、作者の真骨頂は長編よりもむしろ短編なの でしょうか? |
No.548 | 4点 | 坊ちゃん殺人事件 内田康夫 |
(2020/09/25 20:01登録) 題名と、松山が舞台なだけあって、そう、漱石の「坊ちゃん」 を意識した作品です。 登場人物も「坊ちゃん」そのままの人もいるみたいですが、 僕は「坊ちゃん」を読んでいないのでわからない 泣 肝心のミステリとしても薄味ですね。毒殺トリックもありき たりだったし・・・ まあ量産作家の作品だから、こんなものなのかな。 |
No.547 | 6点 | クスノキの番人 東野圭吾 |
(2020/09/11 19:04登録) 当代一の人気作家の作品。 この作者の作品を読むときは、カミさんからの回し読み・・・ というパタ-ンが多いです 笑 人気作家は、あまり読まないんで さて肝心の内容ですが、これは心あたたまるヒュ-マンスト- リ-ですね。クセもなく、万人に勧めできるタイプでしょう。 採点は6点or7点 で悩みますが、やはり小生が思う本格ミ ステリではないので、前者で。 (ネタバレ) この作品のミステリ的要素は、千舟さんが実は〇〇〇だった、 というところでしょうか?一応伏線あるとはいえ、これは見抜 けるかどうか・・ |
No.546 | 6点 | 嵯峨野白薔薇亭の殺人 吉村達也 |
(2020/08/21 19:46登録) ホラ-小説が盗作されるというプロットで始まる作品。 一見平凡感があるのであまり期待せず読みましたが、 内容はそこそこ。 ラストの真相にやや不満ありますが、水準作ではある でしょう。 |
No.545 | 6点 | 謎解きの醍醐味 鮎川哲也 |
(2020/08/16 20:49登録) 未読の短編集。と言っても、7編中4編は他の短編集で 読んだんですけどね。 突出した作品はないですが、今回のベストは「霧笛」で。 折角なので、未読作品からセレクトしました。 |