測量ボ-イさんの登録情報 | |
---|---|
平均点:6.25点 | 書評数:624件 |
No.404 | 5点 | 謎解きはディナーのあとで 2 東川篤哉 |
(2014/09/13 16:19登録) TVドラマ化もされて、すっかりおなじみのシリ-ズ になりましたね。 でも思ったより本格色もあってまずまずだと思います。 採点6点でいこうかと思いきや、最後の作品はちょっと いただけない(これはアンフェア?)と思われ、1点 減点。 (余談) TVドラマも何回か見ました。この作品に関するものも あったと思うけど全く覚えていない(苦笑)。 |
No.403 | 5点 | 能登の密室 津村秀介 |
(2014/08/30 17:12登録) 題名に「・・・密室」と付きながら、トリックはやや脱力系。 これなら後半のアリバイトリックの方がみどころがあったの では? |
No.402 | 6点 | 夜明けの街で 東野圭吾 |
(2014/08/30 17:09登録) 氏の作品をそう数多く読んだ訳ではありませんが、これは割 りと珍しいタイプなのでは。 サラっと読めますし、ある意味以外な結末も待っていますしね。 不倫がテ-マだけに、もっとドロドロした話しかと思ってい ました。 |
No.401 | 4点 | 霧枯れの街殺人事件 奥田哲也 |
(2014/08/24 10:06登録) 読みやすそうで以外に読みにくく、話にあまり入っていけま せんでした。 これを本格ものとして扱うなら、先の方の指摘にもあります ように、読者が推理できるデ-タを十分与えていませんし何 だか中途半端。 あと推理小説なら、結末やトリックに最低1つは意外性とい うものが欲しいですよね。 |
No.400 | 7点 | シンデレラの五重殺 吉村達也 |
(2014/08/11 14:14登録) 登場人物が限られているので、犯人の意外性は望みにくい ですが、真相の意外性がありました。 スト-リも入っていきやすく良かったと思います。 採点は6点or7点で悩みますが、最近7点をつけていない のでこちらでいきましょう。 これでキリ番400です。300番からの100冊に2年 半以上かかっていますね。500冊書評はまだまだ道が遠 そうです。 |
No.399 | 6点 | 超高層ホテル殺人事件 森村誠一 |
(2014/08/01 21:54登録) ちょっと内容的には社会派っぽいですが、まずますの作品。 元サラリ-マン(ホテルマン)の作者だけに、ホテル業界の 薀蓄はさすがです。 |
No.398 | 5点 | 倒錯のロンド 折原一 |
(2014/07/21 11:48登録) 叙述トリックといえば、まあその部類なんでしょう。 でもこのオチは正直好きではありません・・・綾辻氏の某作品 を彷彿させますね。 従い辛めの採点となります。 乱歩章に応募する作品の原稿が盗難にあって・・・というプロ ットは非常に面白く、期待感があっただけに残念。 |
No.397 | 6点 | 新・新幹線殺人事件 森村誠一 |
(2014/07/12 14:06登録) 題名と内容からみて、一応トラベルミステリ-に属しますが、 安直な2時間ドラマっぽさはあまりなく、まずまずの作品。 列車内殺人の真相はトラベルミステリに慣れた方ならそう難しく ありませんが、真犯人の意外性がありました。 |
No.396 | 5点 | ミステリー教室殺人事件 吉村達也 |
(2014/07/05 19:51登録) 作中の登場人物が展開する推理小説や推理作家に対する 持論が楽しいです。 ただ肝心の謎解きは少々お粗末・・・ ユニ-クな構成を好感して、採点は甘めで。 |
No.395 | 5点 | 春信殺人事件 高橋克彦 |
(2014/06/28 15:06登録) 久々にこの作者の作品を読みました(おそらく「写楽」以来)。 美術に対する造詣の深さはさすがのものがありますが。ミステリ -小説としては平凡。 書かれた時期がいわゆるバブル時代なので、当時の企業による 美術品買い漁りの事情もわかりました。 |
No.394 | 5点 | 2014 The Best Mysteries アンソロジー(出版社編) |
(2014/06/14 14:19登録) 日本推理作家協会編による短編集。 伊坂、西澤、東川氏など当代の人気作家の作品も含まれて いますが、内容はまあそこそこ。 個人的には「恋文」あたりが良かったです。 |
No.393 | 6点 | 沈黙の教室 折原一 |
(2014/05/31 13:42登録) 読書中は楽しいものの、読後感はもう一つかな? 基本フ-ダニット作品でしょうが、この真犯人の存在は 完全に存在を忘れていました(苦笑)。 |
No.392 | 7点 | フランス白粉の秘密 エラリイ・クイーン |
(2014/05/16 21:04登録) 国名シリ-ズの未読作品を読みました。 いわゆるオ-ルドスタイルの、王道本格ですね。 本文の最後に真犯人の名前が出て終るのも憎い演出。 出来栄えは「シャム」や「スペイン」には勝り、「エジプト」 や「ギリシャ」よりやや落ちとみてこの点数で。 |
No.391 | 6点 | 孤独な殺人者 土屋隆夫 |
(2014/05/02 20:39登録) 氏の短編集ははじめて読みましたが、イメ-ジ的 には鮎川氏の短編にやや似たところがありますね。 (特に最後の「肌の告白」のオチはまさに鮎川?) 内容的にはまずまずの部類です。 |
No.390 | 6点 | 小樽発15時23分の死者 津村秀介 |
(2014/04/19 14:14登録) おおっ、これはまるで平成版「黒いトランク」ですね。 いや、これはトランクではなくス-ツケ-スですが。 出来栄えはさすがに本家には及びませんが、これはこれで 楽しめました。 |
No.389 | 8点 | 暗闇へのワルツ ウィリアム・アイリッシュ |
(2014/04/12 09:40登録) これは悲しいお話しですね。 悪女として描かれているボニ-は、僕の求める女性像とは だいぶ異なるので、いわゆる感情移入はできませんが、そ れでも読ませてしまうのはアイリッシュ筆力でしょう。 そんなに有名な作品でないかも知れませんが、某著名評論 家はアイリッシュのベスト作品にこれを挙げています。 |
No.388 | 5点 | 真夜中の探偵 有栖川有栖 |
(2014/04/02 19:05登録) もう一つ話しに入っていきにくく、読後の印象が薄い作品。 トリックはユニ-クですが、現場の状況に図を全くいれて いないので推理はやりにくかったです。 |
No.387 | 4点 | 竹久夢二 殺人の記 西村京太郎 |
(2014/03/19 19:20登録) 氏の作品を読むのは本当に久しぶりです。 比較的最近の作品ですが、作風はまあ相変わらずですね。 ラストもあまり好みの感じではないので、評価は辛口で。 |
No.386 | 6点 | この町の誰かが ヒラリー・ウォー |
(2014/03/16 18:01登録) 代表作「失踪当時の・・・」もそうですが、妙なリアル感が ありましたね。 訳文も会話文が多いせいか読みやすかったです。 正直犯人は関係者の誰でもいいような話しですが、事件の背景 に社会の歪みがさりげなく書かれていて、ちょっと社会派っぽ い?アメリカで「社会派推理」というカテゴリが存在するのか な。そんな感想です。 |
No.385 | 7点 | 黒い天使 コーネル・ウールリッチ |
(2014/02/28 20:15登録) ウ-ルリッチ名義の作品は初めて読みましたが、この作品も アイリッシュ節は全開です。サスペンス性は秀逸ですね。 確かに展開が御都合主義などツッコミどころはありますが、 この作家にそういう目線は要らないでしょう。 というか、そういうところが気になる方は、ウ-ルリッチ (アイリッシュ)は不向きなんでしょうね。 ウ-ルリッチ名義の他の作品もまた読んでみましょう。 |