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ミステリの祭典

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戻り川心中

作家 連城三紀彦
出版日1980年09月
平均点8.06点
書評数54人

No.14 10点 結奈
(2009/05/19 14:32登録)
巧くて美しい。
切なくて悲しくて胸が痛くて、そして鳥肌。
読後に何とも言えない溜め息が出ました。

No.13 10点 dei
(2009/02/13 16:08登録)
日本文芸史上最も美しいミステリーのあおり文に偽りなし!
特に表題作「戻り川心中」の完成度の高さは凄かった。
読まなきゃ損です。

No.12 6点 ロビン
(2009/01/30 12:32登録)
連城作品は最近読み始めたのですが、なんとなく氏の色が感じ取れてきた。
やはり、かなり評判の高い表題作が挙げられるでしょう。まさかそんな単調なまま終わるはずないよね……?とは若干心配したが、最後に構図の逆転があって救われた。だけど、個人的にはこういう発想次第で全ての見え方が一変するというのはあまり好きではありません。複線からいくつかの解釈が存在するということ、結局それは論理的ではないということですし。

No.11 8点 itokin
(2008/12/05 19:20登録)
連城さんは初めて、きれいで読みやすい文章にびっくり、どれも意外性あり終わり方も良く心に残る。短編でここまで楽しましてくれる筆力に脱帽です。

No.10 10点 とろろ
(2008/10/13 19:54登録)
これは美しい。

No.9 7点 おしょわ
(2008/03/12 22:01登録)
日本人が感じる美しさをミステリーで表現しているところがすばらしいです。

No.8 6点 シーマスター
(2008/01/20 23:41登録)
個人的には好みとは言えないが、客観的には素晴らしい文芸ミステリだと思う。

大正から昭和初期の退廃的な世情を背景にして、詩情溢れる流麗な文体と水墨画あるいは印象派の画風で描いたような情景に彩られた殺生劇。
ミステリとしても、某人気作家Hの某作品Ⅹを思わせるようなネタもあったりして、どの作品も動機の意外性、切なさは秀逸。
ただ表題作は芸術家気質に偏りすぎ。

No.7 5点 VOLKS
(2007/10/19 16:07登録)
文学的要素が濃く文章形態も素晴らしいとは思うのだけれど、個人的にはあまり得意でない作品だった。

No.6 4点 カッパのサンペイ
(2007/10/09 17:51登録)
綺麗には書けている。ただ、それだけだ。

No.5 9点 shige-tee
(2007/07/25 14:01登録)
『戻り川心中』
とにかく綺麗な作品です。文章も綺麗、作中の雰囲気も綺麗、おまけにミステリとして物語のまとまり方も綺麗といった、三拍子そろった作品です。幻想的な雰囲気が好きな人には大変お勧めです。

No.4 10点 なの
(2007/06/23 19:16登録)
「戻り川心中」
もう「素晴らしい」の一語
文章の美しさに加えて、意外な結末
真相が明らかになった瞬間、本気で鳥肌が立ちました

No.3 9点 軍鶏
(2005/01/17 02:06登録)
「戻り川心中」
「情」と「理」が見事に昇華した傑作です。ミステリ作家を目指そうという素人に絶望を与える作品。

No.2 8点 レン太
(2004/11/14 11:42登録)
『戻り川心中』
この人の文章は非常に美しいです。完全に文学の粋。最近のライトな文体に慣れてしまった人にはともすれば「たるく」感じられてしまうかも知れませんが。
表題作も傑作だが「桔梗の宿」の最後の一文には目頭が熱くなりました。切ないですよ〜。
過小評価されてしまっている作家の中でも、最高レベルの人だと思います。

No.1 9点 ギザじゅう
(2004/01/10 23:59登録)
『戻り川心中』 講談社文庫

浪漫的な香りのする珠玉の短編集。文学的な面白さもあるという点では北村薫に近いところもある。
なんといっても本書の白眉は表題作の「戻り川心中」
心中の意外性が静かに胸を打ち、幻想が幕を閉じる美しい物語

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