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ミステリの祭典

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双頭の悪魔
学生アリス&江神シリーズ

作家 有栖川有栖
出版日1992年02月
平均点7.98点
書評数113人

No.13 4点 tetrapot
(2002/01/07 08:29登録)
 推理過程というか論理展開は丁寧で面白いけど動機がね… 
 前作読んでないからかヒロイン(か?)に感情移入できず,性格&モノローグにいらいらする。
 あと長すぎる。半分の分量なら傑作だと思うが…
 

No.12 9点 元FLUGELSファン
(2001/12/18 15:13登録)
アリス最高の作品として10点あげてもいいですが・・・
確かに殺人の動機としてはそんなのでいいの?って気も・・・いくら推理しても繋がらないわけだ。
でも作品としては非常に面白いですね。もうトリックやプロットがどうのこうのでなく、この点数。

No.11 8点 モトキング
(2001/11/28 17:43登録)
路線として、ひたすらにロジックを追求する有栖川作品だが、火村シリーズと比べても江神シリーズの方が、より論理性に重きを置く傾向が強いと感じる。
そして、その江神シリーズも3作目にしてようやく一人前の手応えを得たと感じる。
まず、シリーズ1作目が作者の処女作という点からも、文章や構成の熟度が格段に上がっている。
そして、構成という点では、2箇所の隔離された各舞台でそれぞれ別々に起こる殺人が、終盤でものの見事に解決へと結実するこの設定は秀逸である。また、論理的解決のカギを握る決定的根拠は、相変わらず作中に鏤められた描写のディテールを抉ってやっと手に入れられる伏線にあり、このクイーン的手法が気持ちよく決まっている。
さらに、作中で登場人物達が繰り広げる推理合戦もなかなかに興味深く、ミスリードを踏まえた彼らの言動が、読む物を飽きさせないアクセントとなって作中の舞台に読者を移入させている。
しかしながら、これらはあくまで論理的解決を主眼に置いた評価であり、トリック云々の話になれば、これは誠にお粗末という他はない。
まあ、方向性として有栖川作品は、目新しいトリックを目指しているわけではなく、私自身、無理矢理な物理トリックを持って作品の背骨とするより、こういった論理性を第一に考えた作品が元より好きなので、その中では、何と言っても前述の2段構成の結実が見事と言うほかないこの作品は、今のところ有栖川作品では?1である。
このように私の好みと作品の方向性が見事にマッチしていますが、さらにまだこの上を行く作品が出来ることを期待して、この評価です。

No.10 4点 BJL
(2001/11/23 22:33登録)
この本も含めシリーズ全体がフェアを意識するが故、物語的な面白さが失われていると思う。

No.9 7点 keisuke
(2001/11/21 00:59登録)
楽しめました。四国の山奥っていう舞台がいいですね。

No.8 6点 wataru
(2001/09/30 16:56登録)
はじめての有栖川有栖の小説読んだんですが、結構面白かったです。郵便局員、室木の夢だった理想宮ってのは、見てみたいなぁ。

No.7 6点 pon
(2001/07/24 03:02登録)
この長さになると破綻してしまうようですね。曖昧なままの謎がいくつか残っています。しかし、洞くつの中で匂いで方向を定めるのは常人には困難ではありますまいか。

No.6 8点 みづち
(2001/07/12 16:55登録)
楽しめましたよ。
パズラーミステリという点ではこれくらい好評価しても良いのでは・・・。

No.5 8点 SAK
(2001/06/16 17:41登録)
この作者の作品ではベストだと思う。

No.4 8点 小太郎
(2001/05/28 17:46登録)
犯人当て正統モノを2,3冊まとめたようなストーリー。
普通に詰めていけば犯人は分かるので、
犯人当ての醍醐味は十分楽しめます。
でも動機と、最後のまとめ方は、かなり疑問。

No.3 9点 RYO
(2001/05/16 23:07登録)
クイーンばりのロジカルな謎解きにはため息をつかされる。
脇役たちの推理合戦も面白いです。

No.2 7点 tenkyu
(2001/05/06 01:12登録)
なかなかに面白かった。氏ならではのスピーディーな展開(ただ会話が軽快で軽薄だからかもしれないが)に、以前はなかったそこそこいい雰囲気は好評価。ただし、この長さ自体がミスリードの為のものとも言える。

No.1 6点 智迅
(2001/03/28 00:10登録)
雰囲気だけで押し切られた気もするが…。

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