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ミステリの祭典

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白夜行

作家 東野圭吾
出版日1999年08月
平均点7.93点
書評数121人

No.61 6点 マニア
(2008/01/04 20:15登録)
ミステリとしては特に驚く要素は無いのだが、亮司・雪穂の両主人公の半生を同時に追っていくという構成が上手い!ただ、ちょっと長すぎるかな。

2人の主人公の視点から語られる物語はよくできていると思うし、小説中で彼らが直接会話する描写が一切無いことにも感心。そして、白夜のような人生しか送れなかった2人の主人公の業の深さと切なさは、読み終わった後も、陰鬱な、暗い感動を与えてくれた。

うーん・・・でも、亮司が可哀想すぎる。だから、個人的にラストは煮え切らなかった。もう少し救いのある結末にしてほしかったかも。

No.60 10点 あさがお
(2007/11/14 21:28登録)
前からタイトルは知っていましたが、最近読んで、これまで読んでいなかった事を後悔しました。PC88や98の話など、とても懐かしいネタとともに、人間のだれもが持つ感情のリアルさと人物像の描写が、いままであじわったことのない衝撃と感動をうえつけられました。続編のような「幻夜」も読みましたが、絶対こちらから読むことをお勧めします。

No.59 4点 おしょわ
(2007/10/16 21:21登録)
なぜこの作品の評価が高いのかが全く分かりません。

No.58 10点 いけお
(2007/10/10 13:13登録)
これはすごい!
メイン二人の心理描写がまったく無いという斬新な手法で、かつ理解できるところと読者の解釈しだいのところのバランスが絶妙。
内容も壮大でいろんな場面が次々に展開して、どう収束するのかという惹きつけられるパワーもかなりのもの。
多少大げさでも気味悪さや神秘的な雰囲気まで感じました。
こんな崇高な話を読んだことはありません。
最高の完成度だと思えるマイベストです。

No.57 10点 くりからもんもん
(2007/10/02 21:46登録)
一人の薄幸な少女がいる。しかし、さまざまな事件や事故が彼女に有利な流れを引き寄せる。もちろんすべて偶然起こった事件ばかりである。もうひとり、日陰を歩き続ける少年がいる。決して日の当たるところにでることもないし、出ようともしない。何か大きな負債を負っているように、静かに歩んでいる。二人は一度もあったことはない。そう、作中では。
間違いなく東野文学の最高傑作。ラストに対する賛否はありますが、私はこのラストが最高であると思います。これだけは是非一度読んでもらいたい。

No.56 9点 shige-tee
(2007/09/02 06:05登録)
率直な感想はこれだけ長い作品をよく書いたな、というもの。子供時代から青年時代までとにかく時間経過を細かく刻みながら書いているのですが無駄なく綺麗にまとまった印象です。第三者からの視点でのみ描くという作風もよかったのではないでしょうか。作中で二人の不気味さ神秘さがよく現れていたと思います。最後に近づくにつれ、二人の背負ってしまったものが明らかになるにつれてその不気味さや神秘さが悲しさに変わっていく筆力が秀逸であったと思います。

No.55 10点 akkta2007
(2007/07/31 19:10登録)
数々の東野作品を読んできたが・・・最高である。
言い表すことが出来ないほどの・・作品である。

すでに1度読んでいたが・・・今回、また最後まで読みきった。
また読みたくなるような作品である!

No.54 8点 シーマスター
(2007/07/25 00:59登録)
2人のモンスターの生涯(&半生)と彼らの姿が見え隠れする数々の事件とエピソードを、20年に渡る歳月を通して緻密な構成で描ききった大作。

前半は各章が1つずつのストーリーであたかも連作短編集であるが如くの展開をとり、尚かつ整合性を崩さない伏線を鏤めつつ、後半さらに多くの登場人物を巻き込みながら押し進んでいく物語が一大叙事詩ともいえる作品に仕上げられている。
・・・・・・・・・・そしてとにかく読みやすい。

「彼女」のエゴイズムに徹した生き様を、影から手段を選ばずアシストしてきた「彼」・・・・2人の関係の実態は想像すらつかないが、これは刑事が言うとおり「エビとハゼ」に喩えるしかないのかもしれない。
しかし、ラストシーンで白い影と化した「彼女」がこれから生きていけるのは、もはや白夜などという生易しい世界ではなく極夜でしかないだろう。

「長さに比例した面白さ」が味わえる数少ない一冊だと思う。

No.53 10点 主任技師
(2007/06/01 23:56登録)
面白い!これだけ長くてもお構いなし。人間書くの巧いな?。

No.52 10点 天狗
(2005/08/08 13:14登録)
今までいろいろな小説を読んだが最高によかった。

No.51 9点 さとりん
(2005/08/07 23:26登録)
壮大なミステリー。
ストーリーがホントすごぃ!後半は、バラバラだったものが一枚につながっていくので、ホントどこで途中やめしたらいぃのかわからなぃくらぃ面白かった!
でも、ラストはあれでいぃの???キレーな終わり方だとは思うけど、なーんかイヤ。

No.50 9点 麒麟
(2005/05/28 00:29登録)
再読するとまた面白い。

No.49 10点 ぬくい
(2005/04/07 20:25登録)
最高のエンターテインメント。
東野圭吾ファンにはたまらない作品ですね。
それにしても、ドラマ・映画に引っ張りだこの東野作品において最高傑作とも言える『白夜行』がいずれの映像作品にもされていないのは不思議。
それとも私が知らないだけなのかな。

No.48 7点 ピョコ
(2005/03/19 23:54登録)
なかなか。しかしなんかひっかかるというか・・・多分相性の問題とおもうのですが。

No.47 10点 ラサン
(2005/03/14 02:50登録)
東野ミステリの傑作ですね。
いままで読んでなかったことを後悔します。
こんなに厚いのにもう一回読んでみたくなるのが凄い

No.46 10点 わたなべ
(2005/02/21 23:11登録)
「愛」や「絆」といった言葉では、言い表せない
凄まじいものを感じた。
余韻がすごすぎて、眠れなかった。

No.45 10点
(2005/01/12 20:35登録)
こんな凄い本が世の中には確かにあるということがわかっているから、
何度はずれを引いても読書はやめられない。

No.44 10点 坊や
(2005/01/10 19:06登録)
東野さんの作品にはいつも打ちのめされていますが、
これほどの衝撃を受けたことは、いまだかつてありません。

No.43 4点 KK
(2004/11/27 20:04登録)
非常に面白かったが、最後が不満なのでこの点数。
裁かれるべき存在(雪穂)に何の裁きも下らないのでカタルシスにかける。

宮部みゆきの火車との違いはそこだと思う。

No.42 9点 むう
(2004/10/06 12:12登録)
この作家の最高傑作なんじゃないかと思っています。

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