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ミステリの祭典

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占星術殺人事件
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日1981年12月
平均点8.21点
書評数201人

No.21 9点 テツロー
(2002/03/10 22:26登録)
「金田一少年」を先に読んだのが悔やまれる。しかしそれでもこれは良い作品と感じた。手記を読んで色々試行錯誤する御手洗と石岡君のやり取りも面白いし、石岡君の事件解明に全然関与しなかった捜査活動の描写も許容範囲だ。(エラリー・クイーンの国名シリーズにもそういうのは多い)初期のノベルズ版で読んだのだが、その後更に200枚ぐらい書き足した完全版も出たそうで、そっちどこかで文庫化しないだろうか。

No.20 9点 のり
(2002/02/07 04:19登録)
やられました。
時代設定とかで逃げてるとも思えますが、いろいろ筋が通ってて無駄がない。犯罪者には孤独な天才がやっぱふさわしい。

No.19 2点 岡村隆史
(2002/01/28 15:16登録)
もう少し簡潔にしてほしい。鬱陶しい。

No.18 9点 okuyama
(2002/01/12 12:58登録)
私としては数少ない、三回再読した作品です。
導入部からのおどろおどろしい雰囲気が作品を読ませる牽引力にも、仕掛けにもなっているという構成がうまいなあ、と思います。後半はやや冗長ですが。

No.17 6点 jyungin
(2001/12/25 22:44登録)
メイントリックはすぐに解ってしまった。作中、なんでこんなに作者がこのトリックに自信を持っていたのか理解できない。
でも、過去の誰もが挑戦して、破れなかった謎に挑む設定は心躍るものがある。
面白くもない紀行文と、変な犯人への感情移入がなければもっと良かったのに、残念。

No.16 8点 体育会系
(2001/12/20 13:58登録)
この作品のミステリ史に与えた影響も含めてこの点数にした。正直自分はトリックを金田一少年で知っていたが、それはこの作品の評価に全くかかわるものではない。作中でもし事件がリアルタイムで御手洗が当事者としてかかわるものであったなら、また違うものになっていただろう。そうではなく、御手洗が客観的な探偵として、あたかも幾何学の問題を解くように解決するところにも独創性の片鱗がみえる。間違いなく後のミステリの先鋭化の原点となるものである。

No.15 10点 元FLUGELSファン
(2001/12/06 13:49登録)
10点が唯一無二の満点ということなら10点じゃないかもしれないけど、この作品に何点をつけるのか、と聞かれたらこの点数しかない気がする。
トリックもよく御手洗シリーズの走りとなった手記や御手洗の圧倒的な推理などをみればやっぱこの点数だよな〜
これを読んだ5年前は推理小説初心者だったので見事にはめられた記憶があり、なんか悔しいけど。

No.14 10点 モトキング
(2001/11/28 11:46登録)
物理トリックの最高峰。このトリックを作品として結実させただけでも、島田荘司はミステリの神に愛されていると感じる。
また、トリックが、明かされればあまりに明快(これが凄い!)であるため、冒頭に大がかりな(もう作品全体の7割は越えるだろう)「手記」を持ってきて読者をミスリードさせるあたり、作品の構成としても随分感心する。
この後の作品にもこの構成手法が取り入れられているが、それらについては少し疑問符だが・・・。

No.13 8点 アデランコ
(2001/11/05 14:47登録)
トリックが最高でした。
40年も解明されないとは。

No.12 6点 keisuke
(2001/09/28 02:26登録)
死体のトリック途中でわかりました。でもよかったです。僕としては、なにより京都と明治村に行きたくなりました(笑)。明治村4〜5回行ったことあるけど、たしかひげを生やして、サーベル持った巡査が本当にいなかったっけ?記憶違いかな???

No.11 7点 pecosmile
(2001/09/20 04:39登録)
もっと早く生まれてればな〜と思いました。
もう少し早くに読みたかった。
トリック分かっちゃって残念だった・・・。
余計なところが長くてちょっとダレましたし。
キャラクターはとても魅力的だと思います。
なんだかんだ言って、やはり秀作なのでは?

No.10 10点 ぽん
(2001/08/12 01:06登録)
国内ミステリを真面目に読み始めたのがこの本だったけれど、金田一アニメの所為でトリックがわかってしまったのがすごく残念。それでも御手洗潔という稀有なキャラクターの動きに翻弄されながら面白く読めました。傑作。

No.9 6点 pon
(2001/07/30 00:23登録)
トリックは確かに歴史に残るもの。しかし、描かれる犯罪が過去に設定されている場合、現在では成立しない話だとわかっちゃうからな。京極みたいに舞台自体を過去に設定した方がよかっただろう。そこが瑕の一つ。もう一つ、明治村の部分はハッキリ言って無駄。文章力ないんだから、読者に何の情報も与えない描写は必要ないでしょう。

No.8 10点 馨子
(2001/07/23 17:04登録)
やっぱりトリックが秀逸でしょう!細かいアラも「40年前だから出来た」ってことにして、それを事件の壮大さに活かしているのが巧いなぁと思った。
石岡くんの行動する部分は確かに無駄かもしれないけど、退屈ではなかったです。

No.7 8点 wataru
(2001/07/15 09:09登録)
叙述トリックじゃなくて、純粋なトリックとしては、なるほどね〜って、感心させられた作品。ただ、もう少しコンパクトにしてほしい…

No.6 10点 小太郎
(2001/05/28 13:23登録)
すべて良し。
これが10点でなければ、何が10点なの?

No.5 1点 BJL
(2001/05/25 21:54登録)
やっぱり前半の嘘の皮がいいね。

No.4 6点 TAKA
(2001/04/30 17:43登録)
トリックは素晴らしいが、事件解明までのお話がつまらないというか、あの話はなんだったの?って感じ。

No.3 8点 ツナ子
(2001/04/07 13:18登録)
古くはなったけど、
本格ミステリのお楽しみの全てが詰まっていると思う。
薄気味悪い事件、変わり者の探偵とボケ役の助手。
こんなあほらしいトリック(褒めてます)を
納得させてくれる作家も他にはいないし。

No.2 6点 すー
(2001/04/04 22:14登録)
良いトリックやのになぁ。今では「金田一」の方が有名だなんて・・(悲)

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