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ミステリの祭典

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隠蔽捜査

作家 今野敏
出版日2005年09月
平均点7.86点
書評数29人

No.9 7点 touko
(2009/12/25 23:55登録)
このサイトで高得点を取っている作品にしては、推理要素は皆無に等しかったので、意外でしたが、個人的には楽しめました。
いわゆる警察小説ともちょっと違うように感じましたが、かといって、官僚小説や企業小説的というのでもないし……ノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)がテーマの、大変よく出来たキャラクター小説なんだろうなあ。
ともあれ、ラストのカタルシスのある大団円にいたるまでスカッとさわやかな現代の清涼剤的エンターティメント。

No.8 9点 itokin
(2009/12/16 09:27登録)
久しぶりに大満足の本に出会いました。最後の盛り上がり感動ものでした。マイナス1点は、中盤まで今時こんな男いないよねと思いながら読んだ事。

No.7 9点 Take
(2009/12/12 19:35登録)
どんどん、主人公が好きになっていた。
読後感がよく、次に期待してしまう。

No.6 9点 りんちゃみ先輩
(2009/09/12 09:32登録)
警察小説は苦手だったがこれは楽しめた。竜崎の人柄も良いし最後は感動した。シリーズが文庫化したら次を読みたい。

No.5 8点 江守森江
(2009/05/22 06:07登録)
ミステリーよりも主人公・竜崎のキャラクター小説と云えるが、エンターテイメントとして素晴らしいと絶賛したい。
小説新潮掲載の外伝まで読んでしまった。
ついでに、ドラマの陣内孝則も頑張ってた。

No.4 9点
(2009/03/17 11:54登録)
どういうラストになるのかな、とワクワクしながら読みました。そして、爽快な読後感。すぐれたトリックがあったわけでもないけど、ミステリとして抜群の出来ばえだと思います。
更なる期待をこめて、9点。

No.3 8点 makomako
(2009/01/12 18:35登録)
警察小説はあまり好みではない。キャリア官僚は好きでない。がちがちの原則主義者も困ったものだ、この主人公はきっと馬鹿なのだろうと思いつつこの小説を読んでいた。作者は読者がこういった感情を抱くであろうことを想定して書いており、それが途中から強い意志をもった立派な官僚、人間としてもなかなかいいやつではないかという感じになってくる。最後は家族もうまくまとまってきて感動的だし読後感も大変に良い。
 多少減点したのは主人公がはじめは普通の人間なら分かりそうなことまで全く理解できないぐらいへんな人間なのに後半では結構普通っぽくなってくるのがちょっと違和感があるため。

No.2 9点 あびびび
(2008/09/05 16:32登録)
堅物のエリート官僚が警察機構の本来の姿、進むべき道を示すその行動力に感動。爽やかな読後感にこの作家の次の作品を読みたくなった。

最近「警察小説」にはまっているが、横山秀夫、佐々木譲とはまた違った世界がある。

No.1 10点 ひこうき雲
(2008/08/09 01:03登録)
東大卒エリートの警察庁長官官房総務課長 竜崎。連続殺人事件のマスコミ対策に追われ中、息子の麻薬犯罪行為を知り、さらに連続殺人事件の衝撃の事実が。。。真の正義を貫くことができるのか~。

捜査員の話ではなく、警察組織のマスコミ対策を行う人物を描いているのが面白い、まさに警察小説であり、また家族小説でもあります。
絶品!最後の方はちょっとした感動もあり、気持ちのいい結末が待っています。

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