ドミノ |
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作家 | 恩田陸 |
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出版日 | 2001年07月 |
平均点 | 6.47点 |
書評数 | 15人 |
No.15 | 9点 | 三枝 | |
(2023/12/22 18:09登録) このサイト向けの本格物ではありませんが、エンタメとしては傑作だと思います。 契約書を届けようとするサラリーマン お菓子を買いに出かけたOL オーディションに落ちてばかりの少女 オフ会のために上京した老人 と様々なキャラクターが実に生き生きと描かれており、読んでいるだけでもおもしろいです。 シナリオ同士の絡ませ方も 契約書を届けるためにバイクで暴走 →それを捕まえるためのパトカーがテロリストを刺激してしまう →すぐ近くにいた少女が人質に とただキャラクター同士が合流するだけに留まりません。 一方、28ものキャラクターを処理するためかシナリオは淡白に作られており、ひねった展開もありません。 いくつもの物語がバラバラに進むうちは読者としてもその方が読みやすいのですが、話がまとまってくるにしたがって地味さが目につくようになり、読後は物足りなさを感じます。 |
No.14 | 4点 | touko | |
(2012/08/04 23:27登録) 偶然が偶然を呼ぶドタバタ喜劇。 なんか、田舎のよき善人である素人やセミプロ子役をいじって笑わせるという、あたかも萩本欽一みたいな芸風!?が、個人的にはクスリとも笑えず、読み通すのが辛かったっす。 |
No.13 | 5点 | bage | |
(2010/01/21 16:21登録) 比較してはいけないのかもしれませんが、ドタバタ感の基準が筒井康隆氏になっている自分としては少し大ざっぱな感が否めなかった。 |
No.12 | 7点 | ZAto | |
(2009/10/18 12:48登録) ドミノ倒しはピースが並んでいる姿が絵になっていなければ倒れていくカタルシスは得られないはずで、 その倒れ方の面白さは十分に伝わって来たのだが、 しかしピースが全部倒れた後の形までにもこだわるとするならば、その点でどうだったのだろうか。 才気が溢れ過ぎて、筆が走り過ぎていた恨みが残った。 |
No.11 | 9点 | VOLKS | |
(2007/10/24 14:30登録) 喉が渇いている時にちょっとパンチの効いた炭酸のジュースを一気に飲んだ後のような読後感。清涼感とゲップとその両方含めて。 「面白かった」という素直な感想が持てるスラップスティック・コメディ。 |
No.10 | 8点 | なの | |
(2007/06/23 19:29登録) 好きですよ、こういうノリのいい話。 さらっと書いてますけど、タイムテーブル作成は大変だったでしょうね。 キャラが多過ぎて、ちょっとぼやけてる辺りはご愛嬌。 |
No.9 | 5点 | 綾香 | |
(2004/08/20 22:45登録) 登場人物多すぎ!!おもしろさに波がある。もっと省いたら読みやすいのに…。気楽に読めば〇 |
No.8 | 6点 | 884 | |
(2004/06/24 00:41登録) 割合おもしろい話と、正直どうでもいいはなしとが交互に来たりするので、読んでて楽しかったりつまらなかったりします。麻里花の話の前半は普通におもしろかったなぁ。 オチのところは、映画ならおもしろいですね。だけど小説としてはおもしろくない。媒体的なものなのか、作者の技術が足りないからかはわかりませんけど。 |
No.7 | 4点 | 小太郎 | |
(2003/06/11 22:21登録) こんなもんかな。 |
No.6 | 7点 | のび | |
(2003/05/13 19:30登録) 映像化にぴったりの作品だね。 |
No.5 | 4点 | なおみ | |
(2003/02/12 15:48登録) 登場人物が多すぎて・・・ 読解力がないといわれてしまうとそれまでなんですが 私はあまり楽しめなかったです。 |
No.4 | 8点 | フリップ村上 | |
(2002/07/17 23:16登録) 痛快すっ飛ばし小説。 手に汗握ってメージをめくって、「ああ、面白かった」という感想以外何も残らない潔さ。なかなか出来るもんじゃないですよ。 実はあれだけの登場人物と連発するトラブルを時系列的に収斂させるのは至難の業のはずで、軽く書き飛ばしているように見せて、シノプシス段階で、東京駅の周辺地図片手の入念な練りこみがしのばれるというもの。 おしむらくは巻頭の登場人物紹介で、この手の物語は、誰と誰がどういう関係なのかが次第に明らかになってゆくのが醍醐味のはずなのに、最初に全部ばらしているのはどういうわけかしら? おそらく編集の差し金だと思うが、猛省を請いたい。 |
No.3 | 3点 | 元々大介 | |
(2002/07/01 13:29登録) 謎の提示が上手な作家だとは思うけれど、それで期待する分いつも結末で肩透かしをくらわされる。 この本は、結末はちゃんとしていたんだけど、恩田陸が話をまとめられるのはこの程度の話が限界なんだな…って思っちゃいました。 個々のパーツは面白いから読んじゃうんだけどね… あとは、登場人物表がとても便利でした。 |
No.2 | 10点 | 美来 | |
(2002/05/07 13:04登録) 面白かったです。 恩田さんにしては珍しい、エンターテイメントに徹した1冊。 スピードに乗っていっき読みしましょう(^^) |
No.1 | 8点 | ao | |
(2002/05/03 21:01登録) エンターテイメントとしてよく出来た秀作。ただラストの着地が無難すぎて少々がっかり。ここまで滑稽無糖に作り上げた作品だけに惜しいなぁ。 |