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ミステリの祭典

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象と耳鳴り

作家 恩田陸
出版日1999年10月
平均点6.75点
書評数12人

No.12 5点 ボナンザ
(2024/02/25 21:51登録)
乱歩から変態指向を取ったようなどこか幻想的な短編集。

No.11 6点 まさむね
(2018/05/12 21:20登録)
 2000年版の「本格ミステリ・ベスト10」で第5位を獲得した短編集。恩田作品の中でも、ミステリ度が高い作品なのであろうということで、手にした次第です。
 しかし、ロジックというよりも、感性で読むべき作品も多かったかなぁ …という印象。スッと引き込ませてくれるリーダビリティの高さもあって、好短編集であることは間違いないと思うのですが。

No.10 7点 ミステリ初心者
(2012/05/28 13:54登録)
ネタバレがあります。

 最近読んだのですが、買ったのがいつか忘れました。
たぶん、10年ぐらいまえだったかと思います。文章が女性的?というかなにかよくわからないですが、当時は自分には合わなかったのかもしれません。が、面白かったです。食わず嫌いでした。世にも奇妙な物語のような雰囲気でした個人的に。

 この作品中、一番好きなのは『海にゐるのは人魚ではない』です。小学生の会話の違和感から真相に近づくところが好きです。自分も読んでいるときに違和感を感じました。

 
 

No.9 7点 nukkam
(2009/02/02 14:22登録)
(ネタバレなしです) SF、ファンタジー、ホラー、ミステリーなど幅広いジャンルの作品を世に出している女性作家の恩田陸(1964年生まれ)は読者として1番好きなのは本格派推理小説だそうですが書くとなると話は別だったのかこのジャンルの自作は極めて少なく、1999年に短編集としてまとめられた本書(祥伝社文庫版)のあとがきでは「悪戦苦闘したあげく、やっとできあがった」と述べているほどです。しかし読んでみるとどの作品もそんな苦労があったとは思えないほど筆遣いはなめらかで読みやすいです。12作の本格派推理短編を収めた短編集ですが理屈よりも感性を重視したような作品が多く、緻密な推理による論理的な謎解きを期待すると肩透かしをくらうかもしれません。でも感性の作家ならではの魅力が一杯詰まっており、それぞれが個性的でありながら等しく質の高い作品が揃っています。個人的好きなのは「海にゐるのは人魚ではない」、「廃園」、「机上の論理」です。

No.8 6点 touko
(2009/01/29 23:27登録)
すらすらと読めます。ロジックにもキャラにも個人的には面白みは感じませんでしたが、うまいなと思いました。

No.7 7点 ばやし
(2005/04/03 15:59登録)
どれも長編にして欲しい!!と思える作品でした^^関根パパと春のコラボは最高でした★★★

No.6 8点 Dain
(2004/08/07 01:08登録)
ナイスな短編集ですね。どれもちょっとしたことなんですが・・・関根多佳雄、頭良すぎです。ラストの「魔術師」の舞台はおそらく筆者の故郷ですね。私もそこに住んでるんで、大観音とかご当地ネタはとても楽しめました。

No.5 3点 SD
(2003/12/23 22:06登録)
多少 こじつけのようなロジックもあり違和感を感じた。

No.4 8点 のび
(2003/05/13 19:26登録)
レベルが高い好作品集。給水塔の話は「黒と茶…」に入るべき話だったのかな。「三月…」によれば…。

No.3 8点 寝呆眼子
(2003/04/04 20:05登録)
文庫になったのを機会に、初めて恩田さんの本を買いました。なかなか粒ぞろいの短編集だな、と思いました(帯の宣伝文句までとは思いませんでしたが)。ケメルマンの向こうを張った、「待合室の冒険」が、個人的にはもっとも好きです。
この短編集が、恩田さんの作品を代表するものではないのかもしれませんが、食わず嫌いならぬ、読まず嫌いだったようです。他の作品も読んでみようかな。

No.2 7点 小太郎
(2003/04/02 00:32登録)
一歩先が見えない恐さ、ドアの裏側が見えない不気味さ、曲がり角の向こうからなにかが飛び出して来そうな不安感。そういうのが頭に浮かぶんです。恩田作品を読むと。

No.1 9点 まさ
(2002/10/16 18:26登録)
似たような話が多かったけど、まあ楽しめましたね。

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