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ミステリの祭典

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倒錯の帰結
倒錯シリーズ

作家 折原一
出版日2000年10月
平均点4.54点
書評数13人

No.13 8点 MS1960
(2016/05/28 21:58登録)
辻褄とか論理性はさておいて、面白かった。首吊り島は本格推理小説として十分魅力的。この作者ならではの世界だなあ。文章が平易で物語の展開で軽快でGOOD!

No.12 7点 蟷螂の斧
(2012/04/11 17:41登録)
「首吊り島」の密室トリックは斬新で拍手(思いもよりませんでした)。「監禁者」は「倒錯の死角」の舞台に戻ったようで楽しめました。この作品は二つではなく一つの物語であるので、どちらがどうこうということはなく、通してこの評価にします。また、作者の本音~叙述に関する悩みや密室が好きである等~もわかり好感が持てました。

No.11 3点 こう
(2012/02/25 01:04登録)
 構成の妙はあるかもしれませんが面白くなければ意味がないと読了当時思いました。先に文春だったかのベスト10を見ていたのでなんでこんな作品が2位(だったかな)なんだろうと非常に不満でした。
 「首吊り島」はまあまあでしたが倒錯シリーズ全体としては尻すぼみ感が強いです。倒錯シリーズファンは当時こぞって買ったんでしょうけどこれで満足できたんでしょうか。以前のキャラクターに頼った作品でしょう。

No.10 5点 ムラ
(2010/12/16 02:50登録)
突っ込みまくれる作品ですが、通しで見ればやはり面白かったです。
こんな世界なんだな、と自分を納得させれば不合理も楽しめる感じです。
首吊のほうだけでも、作品としては完成してる気もしますが

No.9 6点 seiryuu
(2010/07/16 17:08登録)
斬新だけど後味は頭の中ぐるぐるで、何かが心に残る・考えさせられるという作品ではなかった。
「倒錯のロンド」が素晴らしかったせいもあるかも。
懲りすぎたかなあ。

No.8 7点 E-BANKER
(2010/05/05 13:52登録)
「倒錯」シリーズの完結編。
本作品は「首吊り島」と「監禁者」という2作品が背中合わせになっており、2作で1作という凝った作りになっています。
いや、評判悪いですねぇ・・・
どの書評をみても、まさに「批判一色」という感じです。
確かに批判する方の気持ちはよく分かります。「首吊り島」であれだけ魅力的な謎の提示をされて、もう一歩というところで「監禁者」へ・・・そこで解決されるかと思いきや、なにやら訳の分からない展開になり、そのままラストへ・・・
数々の?に収束をつけないまま、たいへん都合のいいエンディングになってます。
まぁ、そういう批判を理解しつつ、あえて今回はこの評点としています。
何しろ、山本安雄と清水真弓と大沢芳男が出てきて、これだけ縦横無尽に(作品中で)暴れてくれれば、本望というものです。(折原好き以外には分からない感覚かもしれませんが・・・)

No.7 3点 ぷねうま
(2009/03/05 17:45登録)
このサイトでは評判が悪いようですが、僕は試み等含めて割と評価しています。
まあ、でも確かにこの手の本にしては酩酊感は薄い。袋閉じの倒錯の帰結なんか別にあってもなくてもどうでもいい感じだし。
しかも最後の最後の最後のオチが自分の〇〇のことて!
知らなかったので意味があるのかと何度も本読み返した。
お前の本読む奴が全員お前のプライベートに興味あると思うなよ!なぜかめっちゃ腹立ったので3点!どーん!

No.6 5点 いけお
(2008/09/07 08:54登録)
さすがにくどすぎて論理性にも著しく欠けると思う。
ただ、構成上の新しい試みは評価したい。

No.5 2点 なの
(2008/04/15 21:11登録)
気を衒うのは良いんですが、外した時はキッツイってのを体現してます。
「ああ、そうですか」それ以上でもそれ以下でもない感想です。

No.4 2点 くりからもんもん
(2007/09/03 22:58登録)
意味不明、すべて読んでも何がなんだか解らない。新しいアイデアを思いつき、それのためだけにつまらない二つの推理小説をでっち上げたのだろうか?
首つり島はトリックと動機に無理がありすぎ
監禁者は設定が無茶、叙述トリックもいまいち
説得力無し

No.3 4点 ざき
(2004/10/23 11:30登録)
首吊り島は良かったのに・・・。監禁者で一気にトーンダウン。もっと練ったやつを期待していただけに、残念。

No.2 3点 やん
(2004/05/30 23:08登録)
つまらん。首吊り島だけでいい。

No.1 4点 BJ
(2003/10/17 21:38登録)
 造本が珍しいという所しか良い点が挙げられない。
 話の循環構成は、ドグラに到底及ばず、結局、折原はこの本で何が何がやりたかったのか?
 これで『倒錯シリーズ』完結とは悲しすぎる。
 『首吊り島』が、割と良い雰囲気だったのに、さらに、残念。

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