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ミステリの祭典

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本陣殺人事件
金田一耕助シリーズ

作家 横溝正史
出版日1950年01月
平均点7.69点
書評数51人

No.11 4点 いけお
(2009/03/29 23:02登録)
個人的にはトリックも動機も説得力が感じられなかった。

No.10 7点
(2009/03/29 14:19登録)
大げさで複雑なトリックは、小説よりも映画を見て感銘したという人がいるようですが、確かにそうかもしれません(映画は見ていないのですが)。都筑道夫が絶賛していた三本指の男の言葉は、その役回りも含め『獄門島』の例のせりふと同じように、確かになるほどそうかと納得させてくれます。
最後にはクリスティーを引き合いに出してきて、作者からの注釈風に嘘は書いていないと弁明しているところなど、やはり影響を受けたカーと同じようなことを考えるものですね。
ただ、『獄門島』の動機にはすんなり納得できた私も、この動機にはさすがに首をかしげざるを得ません。

No.9 8点 E
(2009/03/07 16:19登録)
構造が高等過ぎてイマイチのみ込めなかった作品。映像にて密室の謎をスッキリさせ、もうちょっと知能が上がったらまた読みたいです。しかし、巧い。それだけは感じ取れました。
日本家屋で初実現の密室殺人!!

No.8 9点 だい様
(2009/03/05 13:48登録)
金田一耕助シリーズ第1弾

独特の世界観、不可能といわれた日本家屋での密室での高度な物理トリックとかなり楽しめました。

No.7 10点 シュウ
(2008/09/25 20:31登録)
僕は角川書店版で読みましたが、「本陣殺人事件」と同じかそれ以上に併録の「車井戸はなぜ軋る」と「黒猫亭事件」が素晴らしいです。
こんな面白い話が3話一気に読めるという点で横溝文庫一、お買い得だと思います。
「本陣殺人事件」は正直動機がちょっと前近代的だったり海外の名作探偵小説のネタバレされたりと弱いとこもありますがヒロインの鈴子が可愛いです。
「車井戸はなぜ軋る」は暗い話ですがヒロイン鶴代が可愛いです。
「黒猫亭事件」は個人的に横溝の短編では一番本格として面白い作品だと思います。

No.6 9点
(2008/03/06 07:58登録)
トリックは機械的で実際できるかは分からないが、さすがは巨匠の貫禄のあるものばかり。お勧め。

No.5 9点 おしょわ
(2008/01/27 20:51登録)
トリックの出来は正直よくわりませんが(あれは実際実現可能なんですかね)、雰囲気作りとミスリードのさせ方が抜群です。
歴史に残ることになる金田一登場作としてふさわしい作品です。

No.4 9点 dei
(2008/01/26 21:47登録)
トリックモノはあんまり好きじゃないが、この作品にはしびれた。
なんといっても魅せ方が巧いし、ミステリの小道具が綺麗に詰まっている。
ミステリ、いや探偵小説が凝縮された作品。

No.3 9点 VOLKS
(2008/01/24 09:58登録)
この作品に出逢った時はまだ子供だったためか、非常に驚いたのを覚えている。探偵小説とは、ミステリとは、横溝作品とはこのような素晴らしい作品なのかと痛感した記憶がある。この「犯人」には、自分自身この作品で初めて出逢ったのではないかと思う。

No.2 8点 vivi
(2008/01/23 02:55登録)
戦争でミステリを禁止されていた時代を乗り越え、
最初に現代あるようなミステリの原型を、
しかも日本的土壌の中で実現した傑作です。

トリックも当時では最新鋭(日本建築だし)で、
そこに至る背景の描き方も、非常に魅力的です。

金田一耕助の誕生した長編。
未読の方は、是非♪

No.1 7点 マニア
(2008/01/05 04:41登録)
日本本格ミステリの古典をそのトリックと雰囲気の両面から楽しめた。

トリックには少し実現するのに無理があるかな、と思いつつもその論理の展開にシビれ、山村の雪深い情景も堪能でき小説としての完成度も高い。純和風ミステリの金字塔だね!

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