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ミステリの祭典

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嘘でもいいから殺人事件
嘘でもいいからシリーズ?

作家 島田荘司
出版日1984年04月
平均点5.50点
書評数10人

No.10 8点 虫暮部
(2020/11/05 11:42登録)
 あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは。

No.9 5点 ボナンザ
(2019/01/11 12:48登録)
島田荘司にこんなコメディ調の作品が書けたとはと驚かされる一作。とはいえトリックも前例をうまく組み合わせた本格ものなのは流石。

No.8 6点 E-BANKER
(2013/06/04 21:37登録)
1984年発表のいわゆるユーモア(死語?)・ミステリー。
隈能美堂巧(くまのみどたくみ)、通称タックとターボのコンビが不可思議な事件に巻き込まれる。

~テレビ業界にこの人あり「やらせの三太郎」の異名を持つ軽石三太郎ディレクターと取材班が大胆なやらせ番組を企画して、東京湾に浮かぶ無人島に乗り込んだ。折からの台風接近で大きな密室となった島でスタッフのカメラマンが何者かに殺され、死体も消失してしまったのでサア大変(!)。根暗のパラノイア刑事が犯人探しに加わって、事件は意外な方向に・・・。恐怖と笑いの長編ミステリー~

島田荘司ってこんな作品も書いてたのね!
普通の方はそう思うんじゃないか。(個人的には再読なのだが・・・)
なにしろ主人公がヤラセ番組のスタッフ御一行という設定からして「軽~いノリ」が窺える。
登場する刑事・医師もまったく事件解決には貢献しないし、とにかくほとんどの人物は事件を引っ掻き回すだけの存在として登場する。

事件は首切り死体や人間(死体)消失など、いつもの「島荘節」全開。
特に、人間消失の方はありえない状況からの消失だし、それが「首切り」と有機的につながっている点がなかなか唸らせる。
事件現場に残された物証が探偵役となるターボが推理し、事件を解明するきっかけとなるなど、ミステリーファンにとっても十分に楽しめる内容だろう。

ただ、粗もかなり目立つ。
一番気になるのは、真犯人がアレとアレをアレに隠していたという場面・・・こりゃ無理だろ!
あと「動機」や事件の背景などは相当デフォルメされているが、その辺は確信犯ということなのだろう。

まぁ初期の「元気のよかった島荘」を味わうには適当な作品かもしれない。
粗には目をつぶって・・・
(猿島に建つお屋敷での密室殺人というと、折原の「猿島館の殺人」と完全に被ってるよなあ。こっちの方が先だけど)

No.7 6点 メルカトル
(2013/03/20 22:26登録)
再読です。
肩の力を思い切り抜いて、リラックスして読めばいいと思うよ。
もうね、さすが島荘ですよ。こんなユーモア・ミステリを書いても十分面白く読ませるとは。
全編笑いのエッセンスを散りばめて、尚且つ本格ミステリとしての骨格はしっかりとしている、意外とこういった作品は名手しか書けないものかもしれないね。
まあ、トリックはそれほど目を見張るようなものではないが、当時はこんなんでも結構驚いたものである。
それにしても、読み進んで行っても、一体誰が探偵役をするのか不思議だったが、そう来たかって感じだ。
トリックに無理はないが、そこまでする必然性が今一つ感じられなかった。犯人の心情は分かるけど。

No.6 6点 測量ボ-イ
(2009/08/09 13:59登録)
「漱石と倫敦ミイラ」より更に軽いノリでサクっと読めます。
確かに島田氏らしくない感じはしますけどね。

No.5 6点 E
(2009/05/24 15:24登録)
島田荘司氏っぽくない作品。何となく・・・緊張感が無いんですね。少し笑えます。
でもこれはこれで面白いと思いました。「軽く」読めるのではないかと。

No.4 6点 おしょわ
(2008/10/20 22:52登録)
島荘っぽくないのが結構面白いと思いましたが。

No.3 3点 spam-musubi
(2008/01/31 20:26登録)
「犯人がウソを付いてた」って何のことかわからなくて
気持ち悪いのですが…

No.2 7点 キトウY
(2008/01/07 02:32登録)
この作者にしてはめずらしく気持ち悪い思想がなくて読みやすかったんですが
もうこの作者にはこーゆうの普通に書けないんだろうなー

No.1 2点 Tetchy
(2007/12/10 18:12登録)
単なるコレクターズアイテムだなぁ。
ギャグも寒かった・・・。

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