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27779. | 死刑囚の逆パラドックス 弾十六 2020/08/01 00:33 [雑談/足跡] |
ダムコップさま、ありがとうございます。 バリエーション考えるのって楽しいですよね。 ダムコップさまの日にちを正しく把握してる前提は、全く気づきませんでした。なるほど… 実は某シミルボンには、調子に乗ってパラドックス小噺シリーズを数回書いています。 死刑囚の逆パラドックスの続きも書いたんですよ。 ついでに披露してしまいましょう。 あらゆる全ての可能性を考慮するなら、今しか確実に私を死刑に出来ないのです!」 囚人はまっすぐ大臣の顔を見据える。証明の意味を理解し、王の顔が輝く。 虚を突かれた顔の大臣。だがすぐに嫌らしい狡猾な表情に変わってゆく。 囚人の表情が曇る。証明の何処かに穴が? 「大臣。聞こえたであろう。見事な証明だ。囚人を解き放て」 大臣は意に介せず「賢明なる王さまでも、このような低劣な屁理屈に騙されてしまうとは。実に嘆かわしい」 不安顔の囚人を睨みつけ「まさに女子供が思いつきそうな愚論だ。法は日常言語で書かれ、運用されている。全ての例外事項をいちいち記していたら、百万言あっても足りぬわ。」 「何を言う。人は死すべきもの、というのは自明の理であろう」と王は反論するが、囚人は痛いところを突かれた、と言う表情。 「ほれ、あ奴も自覚しております。わしの言う全ての可能性とは「常識的に起こりうる」のが当然の前提。元気な者が突然死ぬなぞ、考慮の外」 「だが死ぬ可能性はあるだろう、急な病気とか…」 「百歩譲りましょう。王さま。奴が死刑執行の日まで生きておれるか、待つだけで良いのですから」 ここで王も気づく。囚人は今解放されなければ生き延びるチャンスはない。死刑執行の日まで待たれてしまえば、大臣の明言通り「確実に」死刑が執行されるか、死刑執行前に不慮の死を遂げるかの選択肢しかなくなる。 囚人の顔が歪む。絶望の色。 大臣は得意げに「理論的には別の可能性もありますな。万一わしが死ねば死刑は中止…」 「その通りだ」王は懐からピストルを取り出し、躊躇なく全弾を大臣の身体に撃ち込んだ。 死んでいるのを確かめ、呟く。「初めて意見が一致した」 衛兵が飛び込んできた。王は銃を隠し「賊にやられた。我を庇って名誉の死だ」 衛兵は王を見つめ、周りを見渡し、状況を素早く理解した。 「見張りが寝ておりましたから、その隙に侵入したのでしょう」直ちに賊の捜索に出て行った。 王が囚人の両手の枷を優しく外すと、囚人は束ねた長い髪を解き頭を振った。 「犯人を目撃してしまいました」 「君は証言できまいよ」王は囚人の細い腰に腕を回した。 「なぜ?」 「余の配偶者になるのだから」 「ああ、王さま」 (暗転) ※ 配偶者に不利な証言を拒否できる権利は英米法だけ?日本も同じようだが…よく知りません… |
27769. | RE:意味わからん admin 2020/07/29 12:55 [雑談/足跡] |
管理人です。 メールを下さい、とお願いしていたかと思います。 また、コメントを削除したのも理由を書いていたかと思います。 掲示板を使わずに直接会話しようとした意図は、デリケートな話もありますし、みんなを巻き込んで議論する必要がないと考えたからです。 ですので、再び掲示板でこのようなコメントを書かれたことは非常に残念に思っています。 これ以上掲示板で本件に対して主張を繰り返すことはやめてください。 メールを頂ければ質問されたことにもお答えしますし、建設的な会話もしたいと考えています。 尚、申し訳ありませんがこれは最終通告になります。 普通にコミュニケーションが取れないのであれば、残念ながら何らかの処置をさせて頂くことになります。 ダムコップさんを一方的に責めているつもりはないつもりです。 冷静な対応を期待します。 ちなみに、私は管理人として私の判断で、このサイトの秩序を乱す行為は禁止し、必要に応じてコメントを削除します。 機能についてはなるべく多くの方に意見は聞くようにしていますが、秩序に関することについては私の基準のみで判断します。 今回の対応も、何ら後ろめたいこともありません。 必要だと思ったから実施したのみです。 このサイトは公的なものではなく、私が費用負担して運用しているものですからそれで問題ないと考えています。 そのことについて、いくらダムコップさんが正しさの主張をされても、ここで議論する気もありません。 仮に他の方が同調したとしても、この判断は変わりません。 |