皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
VOLKSさん |
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平均点: 6.75点 | 書評数: 351件 |
No.71 | 5点 | 六枚のとんかつ- 蘇部健一 | 2007/12/13 20:19 |
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この類のものは嫌いではないのだけれど、例えば井上夢人の「風が吹いたら・・・」の方が個人的には好み。 |
No.70 | 8点 | 葉桜の季節に君を想うということ- 歌野晶午 | 2007/12/13 20:16 |
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人物設定云々のどんでん返しには、正直吹き出した。
騙された感よりも「。゚( ゚≧∀≦゚)゚。ブェーッハハ八八」という感じで爽快。 どなたかの書評にもあったけれど、主人公の過去(若かりし頃)が面白いと感じたし、主軸のトリックも十分楽しめた。 文春文庫の本しか持ってないのだけれど、その本の装丁がいい。 |
No.69 | 7点 | 暗黒館の殺人- 綾辻行人 | 2007/11/22 11:22 |
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長かった・・・(汗)
ちょうど体調が悪い時期に読んでいたせいもあって、なかなか読み終えることが出来ず数日間にわたってやっとラストを迎えた。読み始めて3日目位の夜、夢の中に暗黒館の登場人物達が現れて勝手にストーリーをすすめていったのには正直参った。目覚めた時に、どこまで読み終えていたのか、どこまでが作品の内容でどこまでが夢だったのか一瞬悩んだ覚えがある。本人に自覚はないのだが夢にまで現れたということは、裏を返せば、思っていた以上に作品に飲み込まれたいたのだろうか。 悲しかったのは、鹿谷さんの出番が少なかったこと(泣) |
No.68 | 8点 | 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 | 2007/11/22 10:47 |
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冒頭から犯人の名前は示されているし、犯人の家族も解っているし、なおかつ犯人を追っていく人物さえも解っている状態で読ませる作品。
描写は確かにグロ。初めて読んだ時、その表現があまり得意でないせいもあり、読み進んでいくうちに鬱々としてしまう。「この作品は再読することはないだろう」とさえ感じていた。 ところが、読み終えた瞬間に再読している自分に驚かされた。 冒頭部分→殺戮に至る経緯、などを読んでいくうちに作者の「策」に最後まで気付かずに読まされた感、あり。 |
No.67 | 9点 | 私が殺した少女- 原尞 | 2007/11/11 21:11 |
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コテコテの和製ハードボイルド感も、気障すぎる台詞や表現も、個人的にとても気に入っている作品。junk foodではなく、重量感もありバランスのとれたきちんとした食事のような一冊。 |
No.66 | 6点 | クリムゾンの迷宮- 貴志祐介 | 2007/11/11 21:05 |
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ゲーム(RPG)感覚の読み物として面白いと感じたが、ゲームの域を超えていない気がする。 |
No.65 | 9点 | オルファクトグラム- 井上夢人 | 2007/11/08 21:54 |
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素直に、面白かった。
ショッキングな冒頭に悲しい物語を覚悟していたが、笑いが随所にありとても楽しい作品。作者独特の文体が読者の気分を楽しくさせる「力」を実感した。 ラストは人それぞれどう感じるのか考えが分かれるかもしれないが、個人的には非常にすっきりして、読後感が爽快だった。 |
No.64 | 9点 | 邪馬台国はどこですか?- 鯨統一郎 | 2007/11/08 21:40 |
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奇抜な発想と、絶妙な登場人物の掛け合いが絶品。歴史に興味がある人も、そうでない人でも十分に楽しめる作品。 |
No.63 | 8点 | 悪意- 東野圭吾 | 2007/11/08 21:35 |
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「人」の誰しもに存在するココロの暗い部分に着眼するのが得意な作者の見事な作品だと感じた。 |
No.62 | 5点 | フリークス- 綾辻行人 | 2007/11/08 21:29 |
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「緩いアソビ」の部分が多い綾辻作品が好きなので、この長さの作品では物足りないと感じる。また色々な意味での「怖さ」があるが、このテの「怖さ」は個人的にはあまり好みでなかったので印象が薄い。 |
No.61 | 9点 | ドミノ- 恩田陸 | 2007/10/24 14:30 |
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喉が渇いている時にちょっとパンチの効いた炭酸のジュースを一気に飲んだ後のような読後感。清涼感とゲップとその両方含めて。
「面白かった」という素直な感想が持てるスラップスティック・コメディ。 |
No.60 | 6点 | 嗤う伊右衛門- 京極夏彦 | 2007/10/24 10:59 |
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1つのことから幾つかの道筋を探っていく感じも、掘り下げた感も素晴らしいとは思うのだが、残念ながら内容があまり好みではなかったのでこの点数。 |
No.59 | 8点 | 水車館の殺人- 綾辻行人 | 2007/10/24 10:56 |
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解りやすい仕掛けと謎解きではあるけれど、この作者にかかると面白く仕上がる。個人的にこの作者が好きなので、採点は甘めかな。 |
No.58 | 6点 | チョコレートゲーム- 岡嶋二人 | 2007/10/24 10:53 |
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内容は決して軽くはないのだけれど、気軽に読めるのは作者ならではの語り口と単行本で300頁を切る短さ故か。 |
No.57 | 6点 | ねじの回転- 恩田陸 | 2007/10/24 10:50 |
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史実を元にしたSF作品(ミステリィではありません)
面白いと思いました。ラストはやや無理矢理っぽい感が残りますが、実際の史実についてあれやこれや巡らせるのは楽しいことなので、個人的には楽しく読めた。 |
No.56 | 7点 | ウランバーナの森- 奥田英朗 | 2007/10/19 16:20 |
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不思議な作品だった。
ジョンレノンにも興味はないし、軽井沢という場所にも興味はなかったし、とても現実離れしている設定ではあったけれど面白く読み進められ、更に読後感が気持ちよかった。 |
No.55 | 8点 | 最悪- 奥田英朗 | 2007/10/19 16:18 |
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ミステリィなのか、否かは別として。
平行して進むそれぞれの人物の生活が、見事に絡んでくる筋書きが見事だと感じた。スピード感のある文章に引き込まれた。 |
No.54 | 9点 | 火の粉- 雫井脩介 | 2007/10/19 16:13 |
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面白かった。
世の中にはこの犯人と同じような種類の人間は結構多いのではないか?と思う。事件の大きさが違うだけで、似たようなことは頻発していると感じた。そういった意味で怖い作品。 ラストは想像と違ったので、満足。 |
No.53 | 5点 | 戻り川心中- 連城三紀彦 | 2007/10/19 16:07 |
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文学的要素が濃く文章形態も素晴らしいとは思うのだけれど、個人的にはあまり得意でない作品だった。 |
No.52 | 8点 | 風が吹いたら桶屋がもうかる- 井上夢人 | 2007/10/19 16:03 |
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評価が分かれそうな作品。
ワンパターンな展開なのだけれど個人的には飽きずに読めた。不思議な主人公3人もお気に入り。出来れば続編が読みたい、とさえ感じた。 |