皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
VOLKSさん |
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平均点: 6.75点 | 書評数: 351件 |
No.91 | 7点 | 彼女が死んだ夜- 西澤保彦 | 2007/12/30 19:43 |
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登場人物達の絡みが面白かった。面白かっただけに、結局その中にいた仲間が事件を起こしていたのかと思うと少し残念な気もするが、全く別のトコロから犯人を引っ張ってきたとしたらこの作品は成り立たないので、やむを得ないか。
シリーズ1作目ということでこの本から手をつけた。続きのシリーズを読むのが楽しみ。 |
No.90 | 8点 | 密室殺人ゲーム王手飛車取り- 歌野晶午 | 2007/12/29 16:04 |
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web CHATで語られる会話には正直笑えない箇所もあったが、声をあげて笑い出したくなる箇所も多数。
面白かった。 ラスト1つ手前の話(事件)の結末(2人の登場人物同士が行うweb CHATでの告白)には驚かされた。 ラストのゲーム(?)はどうなったのだろうか。続編があることを期待。 |
No.89 | 8点 | 鴉- 麻耶雄嵩 | 2007/12/26 15:34 |
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良くも悪くも、さらっとは読めない作品だった。丁寧に時間をかけて作られた作品という感じがした。 |
No.88 | 6点 | ηなのに夢のよう- 森博嗣 | 2007/12/24 12:46 |
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Gシリーズ、最終章。
結局このGシリーズというのは、それ自体が確立されているようで確立されたものではなく、他のシリーズに付随した作品だったわけで、確立されることをわずかに期待しながら6作品目まで到達した自分としては「あー結局ソコに行き着くのか」とやや投げやりな気持ちに・・・(汗) トーマとの別れには胸が熱くなった。 で、赤柳の今後は? |
No.87 | 5点 | λに歯がない- 森博嗣 | 2007/12/24 12:29 |
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Gシリーズ毎度のことだが、海月よりも先にその場にいなかったS氏が謎を解いてしまうのが許せないw
また、作品の仕上がりに他のシリーズとの関わりが強すぎるのも個人的にはどうかと思う。 |
No.86 | 7点 | εに誓って- 森博嗣 | 2007/12/24 12:15 |
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φ・θ・τときて、4作目のこの作品がトリックとしては1番しっくりときた。
鬱陶しい、鬱陶しいと感じていた加部谷にも、やっと慣れてきた感あり。 |
No.85 | 5点 | τになるまで待って- 森博嗣 | 2007/12/24 12:06 |
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作中人物達の会話中心で殆どが埋め尽くされ、解決は一瞬で終わってしまい「ハテ?」という疑問符が残った。
今後、赤柳初朗の動向が気になる。 |
No.84 | 6点 | θは遊んでくれたよ- 森博嗣 | 2007/12/24 11:54 |
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相変わらずポツポツと喋る海月がいい味出している。
これに似たものが古畑任三郎であったような気がするのだが・・・ |
No.83 | 7点 | 猫丸先輩の推測- 倉知淳 | 2007/12/24 09:09 |
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想い出したときに、ふと1つ2つ読みたくなる作品。ただ短編なので「空論」同様、印象が薄いのか忘れている作品も多い。かえって、読み返したときに新鮮に感じることが出来るのはいいことだが。 |
No.82 | 7点 | 猫丸先輩の空論 超絶仮想事件簿- 倉知淳 | 2007/12/23 21:05 |
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「推測」同様、スナック菓子のようにサクサクいけて、小気味よいリズムで読み進められた。
挿絵もほのぼの。 “青根街道”という文字を作中で見つけたときには吹き出してしまった。 |
No.81 | 7点 | 誘拐症候群- 貫井徳郎 | 2007/12/23 20:44 |
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症候群シリーズ、1作目「失踪…」よりも奇抜さがあり、3作目「殺人…」よりも抑えた感じで、個人的にはこれが1番楽しめた。 |
No.80 | 7点 | 黒い仏- 殊能将之 | 2007/12/23 20:35 |
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うわぁ、笑えた。
「人類の存亡を賭けた最後の闘い」という続編が読みたいのですが、たとえ「石動氏」を登場させたとしても確実に違った方向の小説になってしまうでしょうね。 |
No.79 | 8点 | さらば長き眠り- 原尞 | 2007/12/22 21:35 |
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前作からかなり経ってからの作品ということで、ぎっしり詰まった作品に仕上がっているように感じた。重量感のある読み物。読み応えがあった。
「長き眠り」から覚めたのは作者か?w |
No.78 | 7点 | トキオ- 東野圭吾 | 2007/12/22 21:13 |
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いい話だった。
おどろおどろした作品の合間に読むととても気持ちが和む。 |
No.77 | 6点 | 人格転移の殺人- 西澤保彦 | 2007/12/20 00:02 |
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かなり恐ろしいことが起こっているにも関わらず、登場人物達の滑稽な言動が面白い。
ラストになって少しだけ救われた気がした。 |
No.76 | 10点 | 容疑者Xの献身- 東野圭吾 | 2007/12/19 23:52 |
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読み進むうち、気付けば「ダルマの石神」に感情移入している。切なさと緊張が読み手に伝わる文体が見事だと感じた。
ミステリの部分も大満足した作品。 |
No.75 | 9点 | 過ぎ行く風はみどり色- 倉知淳 | 2007/12/19 23:39 |
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作中では惜しい人が亡くなり、読んでいて残念な気持ちになるものの、読後感は優しい風が吹きゆく感じがした。
今後の猫丸先輩が気になる…(笑) |
No.74 | 5点 | 黒い家- 貴志祐介 | 2007/12/19 23:35 |
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保険金絡みの事件というのは実際にも多発しており、事件となってメディアにも取り上げられているその陰で、実際には公になっていないものも多いと聞く。この作品の中でも、ラストになってやっと明るみに出たもののそこに至るまでは事件として手が入っていなかった、ということになっている。リアリティがないようであり、実際にはこれに近いことが身近で起こっていたとしてもおかしくはないのかもしれない、という意味で怖いと感じた。 |
No.73 | 9点 | 獄門島- 横溝正史 | 2007/12/13 20:40 |
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久しぶりに再読。活字でも映像でも十分に知っている作品なのに、何度も楽しめる作品。
事件のみを淡々と綴っているのではなく、時代、背景、人物描写、深層心理などじっくりと読ませるあたりがやはり凄いと感じる。 「早苗」役を大原麗子が演じた映画(大地喜和子・ピーター・草笛光子・東野英治郎・浅野ゆう子など共演)は映像としても良かったという記憶があるので、もう1度観たい。 |
No.72 | 8点 | 七回死んだ男- 西澤保彦 | 2007/12/13 20:22 |
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単純に、面白かった。
確かにミステリにSFを盛り込んでしまうのは一般的にフェアではないのかもしれないが、個人的には面白ければそれでヨシ。 |