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viviさん
平均点: 6.50点 書評数: 327件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.27 6点 そして二人だけになった- 森博嗣 2009/05/07 01:53
読後に眩暈のような感覚を持ちますね。
終盤、雪崩れのように提示される解答の数々。
それは、あえてベタに繰り返されたどんでん返しではないと思うのです。
どれもが真実。どれを選ぶのか。
そう、逆に問われているようなラストだと思います。

まあ、結末のすっきり感は別にして、
途中は大変ハラハラして、面白かったな~。

No.26 5点 ナ・バ・テア- 森博嗣 2009/02/03 01:15
スカイ・クロラって最初からシリーズにするつもりだったのだろうか。
それとも、書いてる途中で過去を書きたくなった?
スカイ・クロラの結末を知っているから、
ちょっと切ない感じですね。
それとも、シリーズ全部を読み終わったら、
あの「死」の意味が変わるのだろうか?

ハテナだらけの、でもミステリとは違う小説です。

No.25 6点 スカイ・クロラ- 森博嗣 2008/08/30 20:25
映画化ということで、映画は見ないけど原作読みたい気に。
で。ミステリではないと思うので、点数は高くないけれど、
楽しめました☆

心情を吐露している主人公が、「人間」くさくないので、
作品世界が、めちゃくちゃ透明です。
何かが指の間からすべり落ちていくのにも気づかないくらい。

物事に価値をつけたり、理屈をつけたり、理由をつけたりすることを、
全て否定してみると、こんな作品が出来るのでしょうね。
小さな子供の頃は、皆そうだったんだよな~・・・

No.24 8点 四季- 森博嗣 2008/04/22 01:41
「春」「夏」「秋」「冬」と一気に読んで、
S&Mシリーズ、Vシリーズ、百年シリーズの伏線が、
一気に解説されていく様を、陶然と見ていました。

もちろん、各シリーズを読むうちに気づいていた面がほとんどですが、
やはり、キチンと解き明かされるのと想像とでは違いますもんね。

厳密にはこれだけでミステリというのは弱いので、
まずは、各シリーズを読んでから読むのがいいと思います☆

No.23 8点 迷宮百年の睡魔- 森博嗣 2008/04/16 01:27
百年も未来に、森ワールドは広がっていたんだ!と感動。
ネタバレになるので多くは語れませんが、
最初の作品に垣間見られるテーマが、この百年後の世界を作っているわけで。
3部作になるということなので、次の3作目が楽しみです。

こうして、みんな彼女のトリコになっていくんだな~と実感。

No.22 5点 女王の百年密室- 森博嗣 2008/04/12 00:10
密室なトリックは、やはり強引とも言える力技。
でも、森作品をず~っと読んでいると、予想がつきます。
主人公についても、色々伏線はあったし、
語られて納得、という感じですね(^^)

ただ、この作品はその世界観こそがメインです。
そして、違う世界観の場所にいきなり入って、
混乱したり、憤ったりという主人公の思考の展開は、
確かに読んでいて苦しい、重いものではあるけど必要ですね。

No.21 6点 赤緑黒白- 森博嗣 2008/01/20 16:12
なるほど~、そういうことだったのか・・・と、
ラストでしみじみ思う以外は、普通の森ミステリでしたね。

サイコキラー的な殺人が登場した時点で、
ちょっと推理とかは諦めていました(^^;
そう言えば、今回は密室らしき密室はなかったですね。
アリバイ崩しだけど・・・それも中途半端だし、
ミステリとしては不満の残る作品です。

シリーズ全体のしかけとしては、ちょっと驚かされました。
ただ、途中変だな~と思う部分(時代的な点)もあったし、
納得はできます。
こうなると「四季」シリーズを読まないといけないのかな??

No.20 6点 朽ちる散る落ちる- 森博嗣 2008/01/20 16:05
今回はかなり動きの大きな作品でした。
なんせ宇宙と地下の事件で、スパイとかテロとかもあり・・・

まあ、地下の事件の方は予想の範囲内でした。
森ミステリでは、ありがちなトリック(?)でしたね。

じっくりと推理を働かせる場面は少ないのですが、
キャラの勢いに魅かれて、ついつい読み進んでしまうシリーズです(^^;

No.19 6点 捩れ屋敷の利鈍- 森博嗣 2008/01/17 02:36
いつものVシリーズのメンバーは出ずに、
替わりにS&Mシリーズのメンバーが出るという、変わった作品。

捩れ屋敷とログハウスのトリックは、
森ミステリの範疇に入るとは言え、
わざわざS&Mシリーズの登場人物を出す必要性も認められず。

このキャストに意味があるとすれば、
シリーズ全体に関わるようなものしか考えられないのですが・・・

No.18 6点 六人の超音波科学者- 森博嗣 2008/01/17 02:32
『すべてがFになる』と比べると難点はありますが、
暗号とか、死体の謎とか、色々な面でロジックが楽しめます。

Vシリーズでは、トリックそのものよりも、
周りのキャラ設定が大きいので、
その点では満足できると言えるかも知れません。

No.17 6点 恋恋蓮歩の演習- 森博嗣 2008/01/17 02:28
Vシリーズのキャラをちゃんとつかんでいれば、
大きなトリックの解読は難しくなかったかと思います。

豪華客船での事件ということの面白みはありますが、
解決しての爽快感はあまり無し。

キャラ読みの楽しみは、非常に高いものがありますが・・・

No.16 6点 魔剣天翔- 森博嗣 2008/01/17 02:25
トリック自体には、やや難点があります。
動機もまたしかり。

ただ、Vシリーズのキャラクタの出揃った感じもして、
読んでいく中のスリルもあります。

キャラ読みとしての心はくすぐられるけど、
ミステリ読みとしては、いまいちな評価です。

No.15 5点 夢・出逢い・魔性- 森博嗣 2008/01/08 00:47
密室のトリックは、あまり褒められませんが、
解決編で犯人を指摘する経緯については、かなりロジカルで、
その辺が私の好みではありました。

しかし今回は、犯罪の影が薄い(^^;
動機も殺人も犯人も、本当に記号のようで、魅力がなし。

そのかわり、阿漕荘の面々が大活躍。
そして・・・稲沢さんにはやられました。

No.14 5点 月は幽咽のデバイス- 森博嗣 2008/01/08 00:39
こういうトリックは、もはや森ミステリには「アリ」になってますね。
あまりにも多く、ズッコケさせられましたから(^^;
伏線も辛うじてありましたし。(親切ではないけど)

キャラもの好きとしては、今回も楽しませてもらいました。
このシリーズは、キャラだけで成り立っているといってもいいかも(^^;

No.13 5点 人形式モナリザ- 森博嗣 2007/11/14 00:19
これは森ミステリにしては伏線が親切だったですね。
トリック(というものでもないけど)も看破可能でしたし。
懐かしい感じのミステリかな~という感じでした。
ただ「ぬるい」というのはいかんともしがたいですが(^^;

キャラは立ってますね。
紅子が前作と比べて非常に人間らしいのに驚きました。
本人は「人形」だとか言ってますが、十分人間くさいです。
保呂草の方が、ミステリアスですね。

No.12 4点 黒猫の三角- 森博嗣 2007/09/29 19:01
キャラクターは、相変わらずものすごい個性的でした。
正直、結構好きな4人組ではあります。あ、根来さんも。
しかし・・・密室の謎を一生懸命に考えた人にとって、
あの解答は・・・許容範囲外ですね、さすがに。
犯人は、論理的にあの人しかいないとは思っていたのですが。
動機がああいうのは、この作者ならありうると思っていました。
天才の論理と言うのでしょうかね・・・共感は到底出来ないけど。

No.11 7点 有限と微小のパン- 森博嗣 2007/06/23 00:48
長崎のテーマパークがあまりにもリアルに書かれていて、
なんだか、トラベルものを見ているような楽しさも。
そして何より、四季の再登場。
Fのときにも感じていたキャラクターの強さ、ここでも全開です。
四季ファンが多いのも分かる気がしましたね。
しかし・・・シリーズ完結にしては片付いてない問題も多く。
少し消化不良な気もしました。

No.10 7点 数奇にして模型- 森博嗣 2007/06/23 00:45
金子君の活躍が目新しかったですね。
なかなかすごい「オタク」世界も知ることが出来たし。
犀川の活躍も、萌絵の無鉄砲も、
もはやシリーズの風物詩に・・・(笑)

No.9 6点 今はもうない- 森博嗣 2007/06/23 00:42
読んでる途中は、いろんな意味で好きになれない作品だったけど、
読み終わったらそういう感情はなくなりました(^^;
つまり、騙されてた私・・・

No.8 6点 夏のレプリカ- 森博嗣 2007/06/23 00:39
同時進行ということで、『幻想の死と使途』と対になる作品。
そういう部分もなかなかの意欲作だと思います。
また、同時進行だからこそ成立する作品でもあるのですけど。

この作品の目次を見て、『幻想の死と使途』の目次の「奇」の文字が奇数の「奇」だったんだと気づきました。
奇術の「奇」だと思ってたので・・・(^^;

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viviさん
ひとこと
本格推理が大好きです。
作品中で作者が仕掛けた罠にハマることは大好きですが、最後に世界をぶち壊して終わりなだけの作品はあまり好きではありません。
ジグソーパズルを組み上げた瞬間、違う世界が見えるのが...
好きな作家
有栖川有栖、綾辻行人など
採点傾向
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