皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
suzukaさん |
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平均点: 5.81点 | 書評数: 27件 |
No.27 | 9点 | エレファントヘッド- 白井智之 | 2024/11/23 18:55 |
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あっと驚くサプライズがあるわけではありませんが、事件の真相については全く想像もしていなかった内容で、控えめに言ってドン引きしました。どういう思考回路をしてたらこんなものが書けるのか。作者の脳みそを覗いてみたい…
作中では複数件の殺人事件が発生し、トリックに必要な要素が多いのですが、序盤から必要な伏線はしっかり張られており、意外としっかりした本格ミステリとして読めました。 |
No.26 | 2点 | たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説- 辻真先 | 2024/11/17 21:16 |
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時代背景的な薀蓄が記述の少なくない部分を占めるが、あまり面白いと思えず……むしろ読むのが若干苦痛でした。
ミステリとしては凡庸で、ラストの〇〇〇も取ってつけたような出来栄え。安易にどんでん返しをやろうとして伏線を張ることを怠ると失敗するという典型のような作品だと思いました。 |
No.25 | 5点 | 誰が勇者を殺したか 預言の章- 駄犬 | 2024/11/13 13:09 |
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前作の舞台裏で起きていたことを補完するような作品でした。相変わらず読みやすく、思わずニヤリとするような伏線もあり、十分に楽しめました。 |
No.24 | 6点 | 孤島の来訪者- 方丈貴恵 | 2024/11/10 02:59 |
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犯人は異次元からやってきた謎の生命体なんですが、作者に都合のいい特殊設定を盛り過ぎて、何でもアリじゃんという印象に……
主人公の復讐から始まるリアル寄りの導入も、SFチックな設定とチグハグな印象を受けました。 ロジックに基づいた謎解きは、前作に続いて確かな読み応えがありました。 |
No.23 | 6点 | 揺籠のアディポクル- 市川憂人 | 2024/10/31 13:38 |
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色々と見どころのある作品ですが「犯人の意外な動機」を個人的には評価したいと思います。
密室殺人という本格ミステリ的な要素をストーリーに溶け込ませるために「動機」が上手く機能していると思いました。 |
No.22 | 5点 | 誰が勇者を殺したか- 駄犬 | 2024/10/22 15:30 |
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ミステリ界隈でも話題となっていた本作ですが、あくまでライトノベルにミステリ的な手法が用いられている作品ですね。
ページ数が少なくサクサク気軽に楽しめる作品です。 |
No.21 | 7点 | 時空旅行者の砂時計- 方丈貴恵 | 2024/10/19 13:58 |
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既に起きた連続殺人事件を、過去にタイムスリップして阻止するというシチュエーションは面白いと思います。
タイムスリップがストーリー上の必要不可欠な設定であると同時に、謎解きにおいても特殊設定として上手く使われており、完成度が高い作品だと思いました。 主人公の相棒の女の子が可愛い。 |
No.20 | 9点 | 忌名の如き贄るもの- 三津田信三 | 2022/12/26 21:16 |
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刀城言耶シリーズで久しぶりの高評価です。
ホラーとミステリーが上手く噛み合っていました。比較的コンパクトに纏まっているのもいいです。 |
No.19 | 6点 | 此の世の果ての殺人- 荒木あかね | 2022/12/18 15:35 |
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リアル寄りの人物描写とフィクションの終末世界がバランスよくマッチして、独特の世界観が上手く表現されていると思います。
ミステリー部分は可もなく不可もなくという感じでした。 |
No.18 | 4点 | medium 霊媒探偵城塚翡翠- 相沢沙呼 | 2022/11/05 00:24 |
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丁寧に伏線の張られた作品かと思いますが、最終章の展開が某作品と被っており既視感が強かったのが残念でした。 |
No.17 | 3点 | 硝子の塔の殺人- 知念実希人 | 2022/11/04 23:56 |
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過去のミステリーのパロディ本としては楽しめたかと思います。ただ、個人的には「館」の扱いだけは、あまり気分の良いものではありませんでした。
ミステリーとしては特に目新しい点もなく、メインと思われるトリックは大掛かりではありますが、あまり面白く感じませんでした。 過去の名作ミステリーがいかに洗練された作品なのか改めて実感した次第です。 |
No.16 | 7点 | 希望が死んだ夜に- 天祢涼 | 2022/10/15 22:59 |
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よくある警察ものだと思っていたらラストでやられました。
特殊な設定などを一切使わずにこういう物語を作れるものかと感心しました。 |
No.15 | 2点 | 叙述トリック短編集- 似鳥鶏 | 2022/10/15 21:34 |
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正直どのトリックも魅力的なものとは思えませんでした。
短編というのは、伏線のタメを必要とする叙述トリックとは相性が悪く、叙述トリックの使用を明示するのも、面白さに繋がっていないと思いました。 表紙を見ながらいろいろ想像しているときがこの作品の面白さのピークでした。 |
No.14 | 4点 | 透明な螺旋- 東野圭吾 | 2022/10/15 21:08 |
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何も考えずに読めば、人間ドラマメインのミステリーとしてそこそこ面白いかもしれませんが、ガリレオシリーズとして読むと期待値との落差が大きいかなと。
あと湯川先生がストーリーに深く関わってきますが、やはり先生には純粋な探偵ポジションでいてもらった方がいいですね。 |
No.13 | 4点 | 推理大戦- 似鳥鶏 | 2022/10/15 01:19 |
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特殊能力を持った探偵たちが推理ゲームで競うというコンセプトはいかにも面白そうであり、序盤の探偵たちの能力お披露目は実際面白かったです。
ただ後半の本命の事件が微妙でした。すごい探偵をいっぱい用意した割には大した事件ではないように思いました。 |
No.12 | 7点 | かがみの孤城- 辻村深月 | 2022/10/14 23:10 |
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一応この作品はミステリということになるのでしょうか。
たしかにトリック的なものは見受けられますが、この手の作品では使い古されたトリックで特に目新しさはありませんでした。 この作品の見どころは、辻村先生の筆致で描かれる子供たちの精神描写と成長の物語にあるのかな、と思いました。 |
No.11 | 5点 | 密室は御手の中- 犬飼ねこそぎ | 2022/10/14 21:45 |
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タイトル通りの密室ものですが、本作の密室トリックは他に例を見ないのではないでしょうか(私が知らないだけだったらすいません)
新興宗教の設定は、舞台設定としては機能しているものの、それ以上の意味が薄く、設定として必要以上に大げさすぎると感じました。 |
No.10 | 7点 | 六人の嘘つきな大学生- 浅倉秋成 | 2022/10/13 02:02 |
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話題作ですね。読んで損はない一冊だと思います。
個人的には一部の設定にかなり無理があると感じましたが、本筋が面白いのでヨシという感じです。 |
No.9 | 4点 | 老虎残夢- 桃野雑派 | 2022/10/13 01:52 |
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中国を舞台にした特殊能力ものというのは個人的には斬新で、文章の読みやすさもあり割と楽しく読ませていただきました。
ただ、ミステリとしてみるとトリックや事件の真相は、凡庸なものに思えてしまいました。 |
No.8 | 8点 | 出版禁止 死刑囚の歌- 長江俊和 | 2022/10/13 01:40 |
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とある事件に関する記事やルポルタージュを編纂した書籍、という体の作品です。
各記事やルポルタージュは書き手も時代も違うので、この時点で大掛かりなトリックを予感させますが、結末はそれ以上のものでした。 あと読んでてとにかく面白い。リーダビリティがあるというのでしょうか。 |