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レッドキングさん
平均点: 5.28点 書評数: 957件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.4 7点 ウォッチメイカー- ジェフリー・ディーヴァー 2018/11/02 17:24
ライムシリーズ第七弾。「痩身丸顔ドラキュラ」と「巨漢肥満モンスター」の猟奇殺人コンビ。対するは、「四肢麻痺のホームズ」に「モデル上がり女刑事」さらに「透視力女」を加えた探偵軍団。 メンタル動機の連続残虐殺人をめぐる虚々実々の攻防・・と読者を誘導しておいて、アッと驚く操り及びドンデン返し(ここまでは「コフィンダンサー」「エンプティチェア」の踏襲)・・と思わせておいて、エッと驚く更なる「二重返し」。 ここまで捻るとそれまでの作品のハラハラドキドキ感は薄れるが、限りなく「本格の様なもの」に近づく。今のところ そしておそらく今後もジェフリー・ディーヴァーの最高作ではないかと。(ライムおよびダンスシリーズしか読んでないが)

No.3 6点 エンプティー・チェア- ジェフリー・ディーヴァー 2018/10/25 12:07
ライムシリーズ第三弾。現代のホームズvs不気味な「昆虫少年」。根拠地ニューヨークから南部の沼地に舞台を移し虚々実々の追跡劇・・・と見せかけて、アッと驚く舞台どんでん返しで、ホワットダニット物に物語が完結。 

No.2 6点 コフィン・ダンサー- ジェフリー・ディーヴァー 2018/10/25 11:52
名探偵vs名殺し屋。かたや科学のシャーロック・ホームズにして究極の安楽椅子探偵、こなたメンヘラのゴルゴ13 手に汗握る虚々実々の戦い・・と読者を陽動しておいてアッと驚く真犯人。どうせ本格物でないんだろうと、素直に読んでたら油断できない作家。「僕は何故あの男に魅せられるのだろう」・・絶妙なるフーダニットの伏線。

No.1 5点 ボーン・コレクター- ジェフリー・ディーヴァー 2018/09/21 11:12
ライムシリーズ第一弾。探偵が追い求めた連続猟奇殺人犯は、その探偵を追い求めていた半殺人鬼だった。
たいへんに面白い小説だが再読にはチョット・・繰り返し楽しむ本ではない。ミステリに全然興味ない家族に、ストーリー概略を話し、文庫本の「登場人物一覧」を見せたところ、その「肩書」だけから犯人を一発で当てた。まあ、バレるよな、そりゃ。

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レッドキングさん
ひとこと
ミステリは戦前の乱歩の様に 子供が親に隠れてコッソリ読むような、恥ずかしい存在でありたい。 ミステリ書きという驚異的な作業に神経を減らし 結果報われることの無いミステリ作家たちに心から崇敬を捧げます。 ...
好きな作家
ジョン・ディクスン・カー  PD・ジェイムズ  トマスH・クック  沼田まほかる
採点傾向
平均点: 5.28点   採点数: 957件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(88)
ジョン・ディクスン・カー(55)
エラリイ・クイーン(51)
F・W・クロフツ(34)
二階堂黎人(30)
アーサー・コナン・ドイル(26)
カーター・ディクスン(25)
ジェフリー・ディーヴァー(24)
トマス・H・クック(23)
麻耶雄嵩(21)