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蟷螂の斧さん
平均点: 6.09点 書評数: 1667件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.1327 7点 ポオ小説全集3- エドガー・アラン・ポー 2020/05/03 21:10
 「モルグ街の殺人」6点 別途書評済み 
 「メエルシュトレエムに呑まれて」8点 別途書評済み 
 「悪魔に首を賭けるな」7点 悪魔に首を賭けてもいいが口癖の行く末。ユーモア系・怪奇系 
 「週に三度の日曜日」7点 週に三度、日曜が来たら結婚できる。さてどうする。ユーモア系 
 「楕円形の肖像」6点 画家の妻はモデルになるが・・・。怪奇系 
 「赤死病の仮面」7点 疫病が蔓延。仮装大会に死に装束の人物が現れる。怪奇系
 「マリー・ロジェの謎」6点 安楽椅子探偵系 
 「告げ口心臓」7点 死体を床下に埋めたが・・・。怪奇系 
 「眼鏡」6点 一目惚れして結婚するが・・・。 ユーモア系 
 「催眠術の啓示」7点 死にかけた人物に催眠術をかけると神について語り出す。怪奇系 
 「早まった埋葬」5点 生きたまま埋葬の例があるので脱出できるように手配。ユーモア系

No.1326 7点 ジャッカルの日- フレデリック・フォーサイス 2020/04/22 14:11
(東西ミステリーベスト100の17位、米20位、英17位→日米英合算では第8位)
 暗殺者ジャッカルとフランスの敏腕刑事ルベルの攻防はスリルがあって楽しめました。まあ、一部にご都合主義的なところがあるのは致し方ないか?。

(参考)日米英のベスト10を読み終えて。
 本ランクは『東西ミステリーベスト100(2012年版)』と『史上最高の推理小説100冊』(1990年英国推理作家協会)と『史上最高のミステリー小説100冊』(1995年アメリカ探偵作家クラブ)の順位を単純に合算したもの。点数はマイ評価 ( )は(日)(米)(英)の順位 
1位 「アクロイド殺し」アガサ・クリスティー         10点( 5)(12)( 5)
2位 「シャーロック・ホームズ・シリーズ」コナン・ドイル    8点( 3)( 1)(21)
3位 「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティー     10点( 1)(10)(19) 
4位 「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー          9点( 6)(13)(15)
5位 「薔薇の名前」ウンベルト・エーコ             6点( 7)(23)(13) 
6位 「時の娘」ジョセフィン・ティ               6点(39)( 4)( 1) 
7位 「マルタの鷹」ダシール・ハメット             7点(36)( 2)(10) 
8位 「ジャッカルの日」フレディック・フォーサイス       7点(17)(20)(17) 
9位 「ポー作品集」エドガー・アラン・ポー           8点(34)( 3)(23)
10位「月長石」ウィルキー・コリンズ              7点(67)( 7)( 8)

No.1325 7点 完全無罪- 大門剛明 2020/04/15 23:26
~21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された女性弁護士の千紗。彼女はその事件があった当時、誘拐監禁された経験がある。もしかしたら、自分を誘拐した犯人を弁護することになってしまうのか?。~

スピード感があり二転三転する展開も楽しめました。ただの冤罪事件だけではなく、最後に一捻りあります。

No.1324 6点 偽画- 松下麻理緒 2020/04/13 20:53
裏表紙より~『「知られざる傑作がある」と言い残し、世界的にも有名な画家・山岡がこの世を去った。さらに、傑作を預かっていた医師までも死亡する。両者とも、死の直前に会っていた人物は、山岡の妻である美弥子だった。学芸員の由紀は、山岡の回顧展を成功させるため、近づこうとするが、それは殺人事件の動機を解き明かし、山岡夫人の秘密を暴くことになる。1枚の絵を巡り、人々の思惑が複雑に絡み合うサペンス・ミステリ。』~

犯人は見え見えなので、動機は?ということになります。帯の「ラスト25ページの大どんでん返しに驚愕!!」とまではいかないけれど、まずまず面白かった。絵画の真贋については、もう少しページを割いて欲しい気がした。そうすれば絵画ミステリーとして、より一層面白くなったのでは?。

No.1323 6点 暗闇の終わり- キース・ピータースン 2020/04/11 09:36
裏表紙より~『晩秋のグランド郡で同じハイスクールの生徒が3人、相次いで自殺を遂げた。『ニューヨーク・スター』の記者ジョン・ウェルズは単身取材に赴くが、一人娘をやはり自殺という形で喪っている彼には、苦いインタヴューの連続となる。だがそんなウェルズの前に、事件はやがて、意外な真実を明らかにしていった…。敏腕記者の苦汁に満ちた闘いを描く、話題のハードボイルド第一弾。』

著者にはアンドリュー・クラヴァン、マーガレット・トレイシーという別名義があります。ジャンルはハードボイルド系のサスペンスになると思います。主人公の内面がかなり描かれています。上司との軋轢、女性の同僚ライシングと一線を画するところ、自殺した娘のこと、十数年ぶりに再会した女性のことなど読みごたえはありました。

No.1322 7点 金沢逢魔殺人事件- 梶龍雄 2020/04/07 18:52
見え見えのミスリードと見え見えの犯人?。このあたりの見せ方と伏線は相変わらずうまいと思いました。但し、元となる事件の動機が犯人の口から語られていないので、推理だけでは腑に落ちないし、また納得もできません(苦笑)。

No.1321 5点 マスグレイヴ館の島- 柄刀一 2020/04/04 21:05
裏表紙より~『内と外から施錠された「密室牢獄」の中で墜落死した男と、まわりを食べ物に囲まれたテーブルの上で餓死した男。現代に蘇った“マスグレイヴ館の島”は百年前の奇想のままに、不可思議な死で飾られた。また、島の対岸の岬でも、時を同じくして関係者の死。絶壁まで続いた足跡は飛び降り自殺としか思われなかったが…。符号のように繰り返される“墜落死”、海を隔てた島と岬で起こった連続怪死事件にはなにが秘められていたのか。奇想とロマンの横溢する本格長編ミステリ。』~

島田荘司氏張りのトリックが炸裂するのですが、全体的な構成がチグハグかな?といった感じ。よって盛り上がりに欠けます。内容はいいので、非常に勿体ない。

No.1320 6点 火曜クラブ- アガサ・クリスティー 2020/04/01 20:38
本作以降に長編にアレンジされたトリックが数点あり楽しめた。
①火曜クラブ~5点 ②アスタルテの祠~7点 ③金塊事件~4点 ④舗道の血痕~8点 ⑤動機対機会~5点 ⑥聖ペテロの指のあと~4点 ⑦青いゼラニウム~5点 ⑧二人の老嬢~8点 ⑨四人の容疑者~4点 ⑩クリスマスの悲劇~6点 ⑪毒草~6点 ⑫バンガロー事件~9点 ⑬溺死~6点 

自薦10冊を読み終えて      (当サイト)
①そして誰もいなくなった 10点 8.65点
②予告殺人         5点 5.74点
③アクロイド殺し     10点 7.83点
④オリエント急行の殺人  10点 7.70点
⑤火曜クラブ        6点 6.45点
⑥ゼロ時間へ        8点 6.38点
⑦終わりなき夜に生まれつく 8点 6.77点
⑧ねじれた家        6点 5.93点(著者が一番好きと言っている)
⑨無実はさいなむ      7点 6.23点
⑩動く指          7点 5.80点

No.1319 5点 死者が飲む水- 島田荘司 2020/03/27 16:28
「樽」「蝶々殺人事件」「黒いトランク」の流れを汲む一冊。本作が一番わかりやすいトリックで、その点は高評価です。しかし犯人以外の容疑者については、もっと早めに開放して欲しかった(ページをカットして欲しかった)。謎の一時間で中盤まで引っ張られて、蓋を開けたら???。かなり萎えました(苦笑)。

No.1318 8点 medium 霊媒探偵城塚翡翠- 相沢沙呼 2020/03/24 10:32
久しぶりに「どんでん返し」を食らいました(笑)。正直言って、途中まではつまらない期待外れの小説と思っての読書。何故って、犯人が霊媒能力で分かってしまうんですから。まあ、倒叙ものだと思って読めばいいか・・・。しかし、推理も甘いしなあ・・・・・・。ところが最終章で???!!!。

No.1317 7点 黒蜥蜴- 三島由紀夫 2020/03/20 13:48
黒蜥蜴は最初の誘拐に失敗した後、二回目のトリック(長椅子)に成功し「トリックは、大胆で子供らしくて馬鹿げていたほうがいい」と自画自賛。これは乱歩氏への皮肉を込めた賞讃か?、思わずニヤッとしてしまいました。乱歩氏は「三島由紀夫さんは、私の骨組みに、新しく織り出した立派な衣装を着せてくれた」と言っています。骨組みは借りていますが、実は内容は全く別物、つまり恋愛小説であるということです。三島氏は「美的恐怖恋愛劇」と表しています。よって翻案ではなく本歌取りということになりますか・・・。戯曲なので会話が中心となり、敵同士の二人の恋愛感情をどう表現するのかが気になっていたのですが・・・。「僕の惚れ方は相手の手も握らずに、相手を破局まで追い詰めることしかない。」(部下との会話)「あなたがこれ以上生きていたら、私が私でなくなるのが怖いの。そのためにあなたを殺すの。・・・好きだから殺すの」(独白)。なるほど、独白という手があったのか・・・。

No.1316 5点 黒蜥蜴- 江戸川乱歩 2020/03/20 13:45
怪人二十面相や少年探偵団といった子供向けの筋に、大人用としてエログロをプラスしたような作品ですね。当時、通俗的と批判されても致し方なかったと思います。黒蜥蜴は、何故裸で女性美を見せびらかしたり、部下の前で裸になるのか?。そしてなぜ男装で、男言葉を話すのか?。イメージが湧いてきません。宝ジェンヌの男役がストリップをするようなもので、あまりイメージとしてはしっくりこなかったです。色々調べたら、露出狂と評した方がいました。あゝ納得(笑)。なお、「僕」「わたし」「わたくし」の使い分けは特に決まりはなく、連載ものなので前に書いたことを忘れたか、あるいは著者の気まぐれだったのかと思います。三島由紀夫氏がどう翻案したのか見ものですね。

No.1315 7点 鉄の門- マーガレット・ミラー 2020/03/17 14:14
裏表紙より~『十六年前に死亡した親友ミルドレッドの夫である医師アンドルー・モローと再婚したルシールは、一見平穏なその生活の裏側で継子や義妹との関係に悩み続けていた。ある冬の日、謎の小箱を受け取ったルシールは何も言い残さず姿を消した。日常の微かなひびの向こうに広がる荒涼とした心理の内奥を描いて、ミステリに新風を吹き込んだ巧手ミラーの初期を代表する傑作、新訳で復活。』~

しばらく入手困難でしたが復刊され喜ばしく思います。心理描写については、乱歩氏が「心理的純探偵小説の曙光」と感嘆しただけのことはあり巧いですね。第三部(最終章)の最初のページは予想外でかなりのインパクトがありました。本当のラストは、うーん証拠がないんだよねー。

No.1314 7点 動く指- アガサ・クリスティー 2020/03/14 16:45
(自薦の一冊)裏表紙より~『傷痍軍人のバートンが療養のために妹とその村に居を構えてまもなく、悪意と中傷に満ちた匿名の手紙が住民に無差別に届けられた。陰口、噂話、疑心暗鬼が村全体を覆い、やがて名士の夫人が服毒自殺を遂げた。不気味な匿名の手紙の背後に隠された事件の真相とは?ミス・マープルが若い二人の探偵指南役を務める。』~

なんとも言えないほのぼの感。サブストーリーですが、兄妹二人の恋の同時進行は初もので楽しめました。「冒頭に罠。殺人者の思惑通り読者が引っかかる」と著者の談。その通り!。今回もミスリードにしてやられました(笑)。

No.1313 8点 一九八四年- ジョージ・オーウェル 2020/03/09 23:21
裏表紙より~『“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…』~
1949年の作品。2002年「史上最高の文学100」に選出された。2017年には米国でベストセラーに。その理由は、トランプ大統領就任式の参加者数がオバマ前大統領のときより明らかに少ないにもかかわらず、報道官が過去最高と発言。この発言を大統領顧問が「オルタナティブ・ファクト」(もう1つの事実)と正当化。本書に似たようなことが現実に起こっているとして読まれたようです。
「権力を求めるのは権力のため」という言葉が恐ろしい。結局、権力があれば、共産、資本主義の体制に係わらず何でもできるということ。ミステリーではないのでジャンル分けは難しい。「洗脳」の物語であると思います。なお、「われら」(ザミャーチン.1921年)の影響は甚大。

No.1312 7点 われら- エヴゲーニイ・ザミャーチン 2020/03/09 23:17
地球上に「単一国(管理社会)」が出来てから1000年後という設定。宇宙船建造技師の主人公D503が、未来に出会うであろう異星知性体に向けて書いた記録(日記)という形式で物語は進行します。D503が、イデオロギーではなく、「恋」により心を取り戻していく様が人間臭くていいですね。なお、比喩を多用する文章で非常に難解です。「1984年」(ジョージ・オーウェル、1949年)に多大な影響を与えたと思います。

No.1311 4点 愚者(あほ)が出てくる、城塞(おしろ)が見える- ジャン=パトリック・マンシェット 2020/03/05 17:38
あらすじは、誘拐された二人が、犯人たちから逃げるという単純なものです。登場人物たちの心理・感情がほとんど描かれない(これが特徴?)。よって、何故誘拐したのか、何故逃げなければならないのか(何故助けを求めない)、何故殺そうとするのか?が不明のまま物語が進行します。ミステリーとしての謎ではないので、かなりのストレス(苦笑)。さらに登場人物の行動が常軌を逸しています。結局、感情移入できないため、追いつ追われつのハラハラドキドキ感が湧いてこなかった。残念。

No.1310 5点 アガサ・クリスティー読本- 評論・エッセイ 2020/03/04 19:35
国内外の21名による評論などが掲載されています。「クリスティが語る」「簡潔の女王」が楽しめました。
江戸川乱歩氏と評論家・瀬戸川猛資氏の「アクロイド殺し」の評価が正反対で興味深いです。乱歩氏はクリスティの代表作として推していますが、瀬戸川氏はミステリ史上不朽の問題作であって、不朽の名作ではないと述べています。理由は一人称で終始し、客観性がなくアンフェアというものです。記述が事件の正しい記述であるという最低限の保証、すなわち客観性が必要。同じトリックでも、カーの某作は客観性があると言っていますが、某作の「手記」がどうして正しいといえるのかよくわかりません(苦笑)

No.1309 6点 鬼火- 横溝正史 2020/03/02 21:08
江戸川乱歩は「彼(横溝)は谷崎潤一郎の作品を愛することが深く、意識してか無意識にかその着想を借り来ることが屢々であるが、例えば「鬼火」と「金と銀」と、「面影双紙」と「或る少年の怯れ」と、「蔵の中」と「恐ろしき戯曲」とには、一部ではあるがその明かな類似を見るのである」とやや批判的な見解を述べています。一方、高木彬光は「鬼火」は世界に誇る最高傑作とべた褒めで、この差はどこに?(笑)。
「鬼火」と「金と銀」の共通点はライバル同士の画家が一人の女性を取り合うというものです。あえて言うならば「本歌取り」に該当するのでしょうか。
なお、「水車館の殺人」(綾辻行人)が本作「鬼火」の盗作という評がありました。筋は違うのですが、共通事項は、画家、仮面、犯人の決め手(○○)位かと思います・・・。また、ミイラを扱った作品に関し、古典でミイラ登場の作品が既にあるというだけで二番煎じ扱いされてしまうこともあるような。まあ、人によって基準がまちまちなのは致し方ないことですが・・・。(敬称略)

No.1308 5点 潤一郎ラビリンス〈10〉分身物語- 谷崎潤一郎 2020/03/02 21:03
乱歩によれば、横溝正史の「鬼火」の一部に、本作中の「金と銀」の類似があるとのことです。一部とはどの程度か?で手にしてみました。
①「金と銀」 6点 天才的な青野と、その才能に嫉妬する大川。二人は画家で同じモデルを描く。その後の二人の関係は?・・・。作中で「ウィリアム・ウィルスン」(ポー)に触れていることから、「分身」のイメージを膨らましたのかもしれません。ラストは著者が13歳の時に読んだという哲学者プラトンの理論へ?・・・
②「AとBの話」 5点 AとBは従兄弟で文学の道を志す。Aは善人思想、Bは悪人思想。二人の行方は?・・・
③「友田と松永の話」 4点 松永が四年ごとに姿をくらます。その理由は?・・・

(余談)大正九年、谷崎は「途上」を発表。それを乱歩が「プロパビリティの犯罪小説」と絶賛。しかし、谷崎は大変迷惑そうにして「殺される妻の悲劇を見てほしい」と言ったそうです。「探偵小説」と呼ばれることを嫌ったエピソードですね。また横溝正史から「新青年」への掲載依頼を断り続けていた点からも頷けることです。「途上」「私」などの評価でトリックなどと言われていますが、本人はそのつもりがなかったわけですからどうなんでしょう?。探偵小説への影響はそのようなことではなく、乱歩、横溝の御大二人が、谷崎の猟奇的、耽美的な作風を引き継いだという点が大きいと思うのですが・・・。(敬称略)

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蟷螂の斧さん
ひとこと
ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
好きな作家
ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
採点傾向
平均点: 6.09点   採点数: 1667件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(53)
折原一(48)
中山七里(34)
松本清張(28)
アンソロジー(国内編集者)(22)
歌野晶午(20)
東野圭吾(20)
西村京太郎(20)
島田荘司(20)
パトリック・クェンティン(18)