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take5さん
平均点: 6.51点 書評数: 283件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.27 7点 人魚の眠る家- 東野圭吾 2024/04/06 21:31
脳死を巡る家族の物語
子供を持つ身に滲みる
内面の葛藤は共感必至
500頁以上一気読み
東野=リーダビリティ
生死の線引は人知の外
と考えさせられました
包丁を振り回し問う件
やり過ぎだけど必須?
最後の伏線回収も同樣
テーマを鑑みてもっと
静かに終わるも良し!

No.26 6点 マスカレード・ゲーム- 東野圭吾 2023/08/12 12:05
360ページ、二時間で。
東野圭吾は読みやすい。
マスカレードシリーズ第4彈
前半の群像劇は面白いですが、
終わり方が私にはいまいち。
映画化が透けて見えてしまいます。

No.25 7点 どちらかが彼女を殺した- 東野圭吾 2023/03/29 11:36
東野圭吾の殺したシリーズ
謎解き第一弾
お風呂で二時間一気読みして
上がってから早速
どちらかが犯人だろうと
文庫の袋とじをカッターで開いていたら
息子は袋とじの文化を知りませんでした。
開いちゃった文庫を譲ろうと思います。
袋の中は明快に解答があるわけでなく、
ヒントだったのではっきりカタルシスは
得られませんでしたが、
文庫の体裁を含め内容もエンタメとして
大変お勧めできます。
しかし深みも人間の描写も求める方には
お勧め致しません。
また、袋とじという古きよき文化を
継承しつつ、今日の読者がネットで
犯人を確かめる欲を抑えられないという
構造もまたこの作品の毒が効いていて
東野圭吾っぽく思うのです。

No.24 8点 希望の糸- 東野圭吾 2023/03/04 13:30
ミステリーの技巧はさほどでなく、
文体も連城作品等ほど流麗でなく、
状況設定も確率高いものではなく、
しかしこうして読後感が高い故は、
自分が親であり、また子でもあるからでしょう。
親子のつながりはよく糸に例えられますが、
本作品では、様々な糸が織り成す人間模様が、
書き込まれています。
東野圭吾氏も還暦なんですね。
テーマは年月と共に変遷するのですね。

No.23 7点 白鳥とコウモリ- 東野圭吾 2023/02/25 21:13
東野圭吾は読ませます。
更にこの作品はサイト内94作品中4位の高評価。
好みに差はあれど良作なことは納得。
WhoもWhyも強引に反転させず、
地道な捜査や気付きから成るのが好ましい。
刑事物として
社会問題物として
罪と罰をテーマに
被害者の遺族と加害者の家族が絡み合う
人間がよく書けている作品
500ページ一気読みでした。
清洲橋通り、清澄白河、隅田川、
城東の描写がまた刺さるんですよ。

No.22 6点 沈黙のパレード- 東野圭吾 2022/05/01 16:30
湯川の台詞、(容疑者Xを引き合いにした)
犯人を糾弾するだけをしにきた訳ではない、
これを見て私が思ってしまうのは、
いやいや、糾弾の結果悲劇が起こるなら、
それも犯罪に付随する悲しい宿命で、
そっちがリアルでしょうという事です。
ラストの致命傷か否かのくだりも、
変に救いをもたらそうとしていていらないかと。
何方かが書いていらっしゃいましたが、
映像化への伏線が多分に見られます。
ただし読みやすい事請け合います。

No.21 5点 放課後- 東野圭吾 2019/10/07 22:54
ミステリーとしてトリックが幾重にも張り巡らされていて、
女子高生の描写も当時としては頑張っていたのでしょうか、チープな感じは否めないですが。
とにかく上記の二つが妙に混じってないのです(主観ですすみません)。
読んでいてすっきり進まないので、東野圭吾さんはやはり西暦2000年位を越えて熟成した作家さんと感じました。

No.20 5点 聖女の救済- 東野圭吾 2019/09/08 20:59
自分としてはページの割りに物凄く速く読めました。二時間位。
犯人もはっきりしているし、後から出てくる人物がwhy に関わってくる事必至なので読みやすいのでしょう。
でも一年間は強引だなぁ。

No.19 5点 ガリレオの苦悩- 東野圭吾 2019/09/08 20:54
ガリレオシリーズ?短編集
ドラマ(未視聴)に合う描写、展開。
ひたすら読みやすいけれど
きっと心には長く残らないと思います。

No.18 7点 マスカレード・イブ- 東野圭吾 2019/07/30 18:34
マスカレードホテルの主人公達のサイドストーリー
イブなので二人が会う前のニアミス話。
東野圭吾は読みやすいです。

No.17 4点 十字屋敷のピエロ- 東野圭吾 2019/07/25 23:14
好みの問題です。
東野圭吾は、総じて好みに合うと思っていますが、
それは登場人物が人間らしく、描かれる社会が実際らしく、
謎が鮮やかだからと思っています。
この作品は、謎も描かれ方も山がないと感じてしまいました。
二時間で読了。珍しく眠くなりました。

No.16 6点 歪笑小説- 東野圭吾 2019/07/20 23:28
この文庫を読む時間があったら、東野圭吾ならもっと
よい作品がたくさんあります。
とは言うものの、出版界の裏話を皮肉ったり、
誰よりもかつての自身を皮肉ったりなど、
結構深かったです。

No.15 8点 虚ろな十字架- 東野圭吾 2019/07/16 00:28
8点は『とても楽しめた』ですが、楽しめたというより
とても考えさせられた作品です。
テーマは、死刑の是非と贖罪の在り方で、
古今東西、様々な作品で取り上げられていますが、
立場によって大変難しい判断となる問題です。
人は皆、苦しみを背負って生きるものですが、
その背負い方は様々という事です。
東日本大震災後、東野圭吾は軽い娯楽作品も書いていますが、
社会的な問題提起も忘れてないのだなぁと感じました。

No.14 6点 疾風ロンド- 東野圭吾 2019/07/14 04:02
東野圭吾は、こんなに軽いエンターテイメントが書けると捉えた方が良いでしょう。
深みより軽快さ。スノボやスキーの場面は映像が浮かぶようです。
目新しさも無し。娯楽です。私見です。

No.13 6点 怪笑小説- 東野圭吾 2019/07/14 03:54
ブラックユーモア、でも身につまされる話も。
あっという間に読み切りました。
作者の後書きも興味深いです。
短編集

No.12 5点 ゲームの名は誘拐- 東野圭吾 2019/07/11 23:23
凄く読みやすい。二時間で300ページ。
誘拐ゲームをする、賢いはずの主人公の会話がチープ
いや古いだけなのかもしれません。
携帯は折れるから。
横須賀のスプレーは作者がわざと展開をチープにした証拠でしょう。
とにかく読みやすい。
巻末の作者よいしょの解説がひどい

No.11 5点 ラプラスの魔女- 東野圭吾 2018/07/05 20:46
東野圭吾さんの作品では、
五指には入らないですね。
私の中ではですが。
設定が一般の人間でないならば、
尚更悲哀をきちんと示さないと
入り込めないのです。
リーダビリティは相変わらず高いです。

No.10 6点 ナミヤ雑貨店の奇蹟- 東野圭吾 2018/04/15 08:07
読後感が清々しいので、
お勧めできる良作です。
各章がきちんとリンクしていて、
回収も納得。
しかし設定が時空を越えるという点、
やはりエンターテイメントの域を出ない
感覚を覚えてしまいます。
作り物のミステリーだからこそ、
場面設定、更に作者そのもの
本当を考えてしまうものなのではないでしょうか。

No.9 6点 むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 2017/03/18 21:39
終盤までの雰囲気と伏線の張り方が素晴らしいです。
ほぼ300ページ一気に読めます。
教育関係者の知人が「経験上、医学的でない支援を要する児童の問題のほとんどが、保護者の育ち方や思考の問題と密接に関わっている」と言っていました。文中のデータとシンクロしました。
※医学的な問題は統計、確率の問題だそうです。

No.8 6点 ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 2017/03/11 22:32
いきなりのネタバレですが、










人称の叙述トリックとして、とてもよく考えられている作品です。
場面設定はよくあるクローズドサークルですが、事件の背景にある悲しみはよく描けているので良かったです。

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take5さん
ひとこと
古今東西ミステリーは沢山ありますが、
すばらしい古典に出会った時、
人間が描かれている作品に出会った時に、
ああ読んでよかったと思います。
そういう作品に一つでも出会えればと、
このページを覗...
好きな作家
決められません
採点傾向
平均点: 6.51点   採点数: 283件
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