皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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take5さん |
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| 平均点: 6.60点 | 書評数: 422件 |
| No.162 | 6点 | 鏡の花- 道尾秀介 | 2019/08/09 23:31 |
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| 小学校で習う『情景描写』の極致ですね。
登場人物の背面に描かれる木石草花に、 そう見える世界とそこにいる人物を反映させるという。 曼珠沙華の辺りは連城?いやそうでもないか。 道尾氏はやはり叙述で読ませるカラスやラットが好きです。 |
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| No.161 | 7点 | 刑事の怒り- 薬丸岳 | 2019/08/05 11:13 |
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| 2023*2*10
再読 夏目のおかれた状況がなければ、 エゴによる偽装の自殺幇助を暴くくだりも 信憑性がでないでしょう。 自らが悲しみを受け止められる人が 一番優しく厳しくなれるのだと 再認識した次第です。 薬丸岳が好みです。 夏目シリーズ第4弾 短編集 前作で夏目の娘の状態に進展があったので、 事件にどう絡めてくるか興味深く読みました。 今回も4つの短編に社会的な問題をいくつも取り入れています。 以下ネタバレ含みます。 特に性犯罪被害者の視点と、尊厳死の視点が大きいのですが、 それぞれ当事者にならないと真にはわからない事だと思います。 その中で、真摯に書いている作者と、真摯に向き合っている主人公に、 今回の読書もよい時間を頂きました。 |
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| No.160 | 7点 | 鏡は横にひび割れて- アガサ・クリスティー | 2019/08/03 01:50 |
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| クリスティーさすがです。72才で書いたなんて。
作中のミス・マープルが、社会の変化へ対する心持を語りますが、クリスティー自身の心境がユーモアに交えて伝わってくるようです。 フーダニットがワイダニットの隠れ蓑になっているあたり、読み終えてから改めて上手さに感服しました。 クリスティー女史の書く主人公の女優に共感する女性読者と、夫に共感する男性読者が共存しているのではないでしょうか。 |
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| No.159 | 7点 | マスカレード・イブ- 東野圭吾 | 2019/07/30 18:34 |
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| マスカレードホテルの主人公達のサイドストーリー
イブなので二人が会う前のニアミス話。 東野圭吾は読みやすいです。 |
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| No.158 | 7点 | 刑事の約束- 薬丸岳 | 2019/07/29 22:01 |
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| 良心も残酷さも全てがない交ぜで人間が描かれています。
短編集でこれだけ世の中の問題を書き切れるのは凄い。 夏目シリーズの一作目で感じた作者の熱を懐かしくまた思い出しました。 但し、シリーズ故の読者側の思い込みかもしれないですが、 やり過ぎないと前作を越えないと作者に勘ぐられているような気もします。 |
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| No.157 | 5点 | 去年の冬、きみと別れ- 中村文則 | 2019/07/28 15:47 |
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| 5点まあ楽しめた
短いので読み切りやすい、 ミステリーとしては……うーん。 |
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| No.156 | 4点 | 十字屋敷のピエロ- 東野圭吾 | 2019/07/25 23:14 |
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| 好みの問題です。
東野圭吾は、総じて好みに合うと思っていますが、 それは登場人物が人間らしく、描かれる社会が実際らしく、 謎が鮮やかだからと思っています。 この作品は、謎も描かれ方も山がないと感じてしまいました。 二時間で読了。珍しく眠くなりました。 |
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| No.155 | 6点 | 夏の最後の薔薇- 連城三紀彦 | 2019/07/23 23:54 |
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| 連城ファンとしては、押さえとこうと思いました。
短編集でこれだけ嘘が元の心理的反転が続くと、 似ていて少し食傷気味かなと。 題名もちゃんとループしていて、凄いのですが… |
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| No.154 | 6点 | 歪笑小説- 東野圭吾 | 2019/07/20 23:28 |
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| この文庫を読む時間があったら、東野圭吾ならもっと
よい作品がたくさんあります。 とは言うものの、出版界の裏話を皮肉ったり、 誰よりもかつての自身を皮肉ったりなど、 結構深かったです。 |
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| No.153 | 8点 | 虚ろな十字架- 東野圭吾 | 2019/07/16 00:28 |
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| 8点は『とても楽しめた』ですが、楽しめたというより
とても考えさせられた作品です。 テーマは、死刑の是非と贖罪の在り方で、 古今東西、様々な作品で取り上げられていますが、 立場によって大変難しい判断となる問題です。 人は皆、苦しみを背負って生きるものですが、 その背負い方は様々という事です。 東日本大震災後、東野圭吾は軽い娯楽作品も書いていますが、 社会的な問題提起も忘れてないのだなぁと感じました。 |
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| No.152 | 6点 | 疾風ロンド- 東野圭吾 | 2019/07/14 04:02 |
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| 東野圭吾は、こんなに軽いエンターテイメントが書けると捉えた方が良いでしょう。
深みより軽快さ。スノボやスキーの場面は映像が浮かぶようです。 目新しさも無し。娯楽です。私見です。 |
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| No.151 | 6点 | 怪笑小説- 東野圭吾 | 2019/07/14 03:54 |
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| ブラックユーモア、でも身につまされる話も。
あっという間に読み切りました。 作者の後書きも興味深いです。 短編集 |
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| No.150 | 5点 | ゲームの名は誘拐- 東野圭吾 | 2019/07/11 23:23 |
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| 凄く読みやすい。二時間で300ページ。
誘拐ゲームをする、賢いはずの主人公の会話がチープ いや古いだけなのかもしれません。 携帯は折れるから。 横須賀のスプレーは作者がわざと展開をチープにした証拠でしょう。 とにかく読みやすい。 巻末の作者よいしょの解説がひどい |
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| No.149 | 6点 | その鏡は嘘をつく- 薬丸岳 | 2019/07/06 00:00 |
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| 昨年読んだ『刑事のまなざし』が良かった分、
期待が高かったですが、私にはそこまで感情移入できませんでした。 なるのも、そうあり続けるのも、医師という仕事がいかに大変かと思い知らされました。 |
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| No.148 | 6点 | 闇の底- 薬丸岳 | 2019/07/04 06:00 |
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| リーダビリティが高く社会的な問題にも踏み込んで書かれていますが、最後に明らかになった犯人の背景が弱いと感じました。犯人当てとして練りすぎてしまったのかなあと感じました。 | |||
| No.147 | 7点 | 天使のナイフ- 薬丸岳 | 2019/06/29 23:52 |
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| 乱歩賞受賞作、作者の熱を感じます。
文庫版解説によると、作者は書き上げ寸前に会社を退職しているとか。 それほどまでする思いが少年法や贖罪、被害者救済など社会的問題の描き方に表れている名作です。 400ページちょっと、二時間半で一気読みしてしまいました。 |
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| No.146 | 6点 | 宰領- 今野敏 | 2019/06/24 19:54 |
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| 下の方の通りマンネリ化していますので、その分更に早く読めました。
楽しめました。 |
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| No.145 | 6点 | 自覚- 今野敏 | 2019/06/24 19:51 |
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| さらっと読めるスピンオフ作品です。
2025.1.11再読 300ページを1時間10分で読みました。 おそらくスピード記録✨ 隠蔽捜査シリーズ主人公竜崎の、 周辺人物を描くスピンオフ作品。 |
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| No.144 | 6点 | 初陣- 今野敏 | 2019/06/20 23:32 |
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| 隠蔽捜査シリーズ3*5スピンオフ作品です。
伊丹側の葛藤がすっきり大岡さばきされるところが気持ちがよいです。 相変わらず読みやすい、二時間はかからないです。 |
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| No.143 | 6点 | 疑心- 今野敏 | 2019/06/20 23:23 |
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| シリーズ第三弾、ついに大衆小説に成り下がってしまいました。主人公が信念を取り戻すくだりの何とスピーディーなこと!
文句ではありません。中年受けする読みやすさの極致。 文句ではありません。実際お風呂で一気読みできたので。 |
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