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HORNETさん
平均点: 6.30点 書評数: 1069件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.16 7点 教誨- 柚月裕子 2023/03/19 17:12
 吉沢香純と母の静江は、女児2人を殺害した罪で死刑となった親戚、三原響子から身柄引受人に指名された。刑は執行され、遺骨と遺品を受け取ることになった香純たちだったが、その納骨先がない。何とか三原響子の実家に引き取ってもらおうとお願いするがうまくいかず、そんな中香純は、響子が刑の執行前に遺した最後の言葉を知る。「約束は守ったよ、褒めて」―約束とは何なのか、響子の罪の裏には何があったのか。幼いころの響子を知る香純は、その真相を解明すべく動き出す―

 事件の背景にあった罪人の事情やいきさつを追求する、ホワイダニット的な物語。三原響子が子供時代に受けていたいじめや、田舎に根強く残る家柄差別など、さまざまな要素が絡んだ一人の女性の人生が浮き彫りになる。「約束」の中身を知ったとき、守りたかったもののあまりの小ささや、縛られた価値観に、身につまされる思いになる。
 柚月裕子らしい題材と描き方で、入り浸って読んでしまう一作。

No.15 8点 ミカエルの鼓動- 柚月裕子 2021/10/30 17:43
 北中大病院の心臓外科医・西條は、手術支援ロボット「ミカエル」を使った外科手術の第一人者として脚光を浴び、院の中枢になる医師と目されていた。ところがそこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない従来の手術を、とてつもない速さで完遂する。
 あるとき、一人の難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。ミカエルを用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か―。そんな中、西條はある筋から、ミカエルの不具合が疑われるという情報を耳にする。自分が推進しようとしている医療は本当に間違いないのか。天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。

 自身の病院での立場、出世に不可欠な医療用ロボットに疑念が生じた医師が、医療理念に基づいて正しく行動できるか。葛藤・苦悩する主人公・西條だが、その人間性には好感がもて、常に応援する気持ちで読める。ライバルである真木はこうした対立構造で定番的なキャラクター造形ではあるが、だからこそ面白さが安定している。
 人死にがあるミステリではないが、真木の過去や病院長の思惑など、「謎」の部分は諸所にあり、要素は十分にある。
 面白かった。

 

No.14 8点 盤上の向日葵- 柚月裕子 2021/04/29 20:57
 埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された。一緒に埋められていたのは名匠作の伝説の将棋駒。かつて棋士を目指していた佐野巡査は、県警捜査一課のベテラン刑事、石破と組んで駒の持ち主をつきとめるべく、地べたを這うような捜査を進める。
 交互に展開される章で同時進行するのは昭和四十六年から始まる一人の少年、桂介の物語。幼いうちに母を亡くし、父親からは虐待を受けて育った彼だが、元教師がその人並みならぬ将棋の才能に気づき、東京へ出てプロを目指すよう助言するが、桂介は父親の支配から逃れられない――。

 相変わらず上手い、読ませる。白骨死体の正体は誰か、超のつく名品の将棋駒が一緒に埋められていたのはなぜなのか、その捜査と交互に進行する過去の物語が、最後に一つに結び付いていく。巧みなストーリーテーリングと力強い筆致に一気読み。
 とても楽しめた。

No.13 7点 暴虎の牙- 柚月裕子 2020/06/13 22:49
戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。広島のマル暴刑事・大上章吾は、そんな沖に接近し、沖の無茶を食い止めようと世話を焼くが、結局沖を獄中に送る役に。沖は懲役刑を受けて出所したが、服役中に大上は還らぬ人になっていた。再び暴走を始めようとする沖だったが、その前に今度は大上の一番弟子、呉原東署の日岡秀一が表れる…。
 「孤狼の血」シリーズの完結編。今回は時間を遡り、ガミさんから日岡へと世代が交代した間の、別のストーリーが描かれている。
 ガミさんの度量の大きさやきっぷのよさ、カッコよさは相変わらずだが、本作の中心人物・沖の魅力が物語が進むにつれて褪せていった。向こう見ずなぶっちぎれぶりが傑出していた沖だったのが、追い詰められていくにつれ小者に成り下がっていくようで、最後は破滅的な結末になってしまった。
 読み応えは申し分ないが。

No.12 6点 凶犬の眼- 柚月裕子 2019/09/01 19:53
 柚月裕子の出世作となった「孤狼の血」の続編。
 前作の事案による懲罰人事で、日岡秀一は広島県警呉原東署から僻地の駐在所勤務に左遷された。暴力団抗争に首を突っ込んでいた日々から一転して、村の平穏な生活だったが、そんな時指名手配中のヤクザ・国光寛郎が名を偽って村にやってきた。本来ならすぐに本署に連絡すべきだが、国光は身分を日岡に明かしたうえ、「まだやることが残っているので時間が欲しい、それが済んだら自分の逮捕を日岡の手柄にするから」と言う。 前作で下げた評価を挽回し、手柄を立てて本署への復帰を願う日岡は、「いつでも逮捕できる」と踏んでその申し出を聞き入れ、そのまま国光を泳がせるが……。

 ミステリと言うよりは極道小説。前作もそうだったが、「ヤクザの中にも真の任侠派がいる」というスタンスで、そのヤクザと一警察官との男同士のつながりのようなものが描かれる。当然社会通念上は許されることではないので、昨今の日本社会の潔癖主義に強く同調されている方は好ましく感じないかも。
 筆致の力強さは相変わらずで、読み手を惹きつけ続ける魅力はある。日岡が人質になって茶番劇の立てこもりをする後半あたりからはちょっとダレた感じもあるが、全体としてはこの評価。

No.11 5点 蟻の菜園-アントガーデン-- 柚月裕子 2019/06/29 15:02
 週刊誌ライターの今林由美は、今裁判で世間の注目を集めている「疑惑の美人結婚詐欺師」を取り上げることにした。事件では、円藤冬香という40代の美女が次々と男を騙して多額の金をとったあげく、殺害したとの疑いがもたれている。誰もが認める美しさをもった冬香がなぜ、結婚詐欺などに手を染めたのか。由美は、千葉新報の報道記者・片芝の協力を得ながら、彼女の周辺やルーツを取材していく。すると、事件の背後には冬香の出生が大きく関わっていることが分かってくる―

 周辺人物の証言を手がかりに由美らが冬香のルーツに迫っていく過程と、冬香の幼少時代の回顧とが交互に並行して描かれる構成で、それらがどうつながっていくのかを推測(推理)しながら読む楽しさがあった。
 概ね「冬香の正体は?」という謎と、「結婚詐欺に至った真相は?」という謎の2つが中心になる。このうち「冬香の正体」については読み進めていくうちに像が見えてきて、厚みのある内容だったと思うが、後者の「結婚詐欺に至った真相」については急に後付け的に片付けられている感じがしてあまりすっきりしなかった。
 さらに最後の解離性同一性障害(多重人格)のくだりに至っては、余分だと思う。ラストをああすることによって、却ってチープな感じになってしまった。

No.10 8点 あしたの君へ- 柚月裕子 2018/12/08 16:25
 家庭裁判所調査官は、少年事件や離婚問題の背景を調査して、裁判官をサポートする仕事。望月大地は、この春に家裁調査官に採用され、調査官補として見習い期間中。「自分は本当にこの職に向いているのか」―常に疑問と不安を抱きながらも、担当された案件で当事者たちに真摯に向き合っていく。
 窃盗を犯した、家族でネットカフェに住み着いている17歳の少女。モトカノへのストーカー行為を犯した、品行方正な男子高生。傍から見るととりたてた問題は感じないのに、夫との離婚を強く望む女性。などの、それぞれの案件の裏にある、表面的には見えない事情や真相が、大地の調査によって明らかになっていくという連作短編集。
 はじめに調書を読んだだけでは見えなかった内部事情が、少しずつ明らかにされていく展開は「日常の謎」タイプのミステリになっていて、十分に面白い。題材が家裁調査官のため、どの話も必然的に「家族」を問う内容になっていて、人間ドラマとしても読ませる内容である。
 これ、シリーズ化してほしいなあ。かなり面白かった。

No.9 5点 合理的にあり得ない- 柚月裕子 2017/10/21 20:40
 もと弁護士の上水流涼子が運営する探偵エージェンシーに舞い込む「〇〇的にあり得ない」依頼。IQ140のアシスタント、貴山と共に痛快に解決していく、連作短編集。
 見目麗しい美女と、天才アシスタントの二人三脚による勧善懲悪的ストーリー。ドラマ化とか向いてるかも。読み物として普通に面白かった。

No.8 6点 慈雨- 柚月裕子 2017/10/09 10:09
 警察を退職した神場智則は、退職したら行こうと兼ねてから決めていた四国の霊場巡りに、妻と共に赴く。刑事として数々の事件捜査に携わってきた神場には、その事件に関わった被害者たちの弔いという思いがあったのだが、その中に一つ、心の重しとなっている事件があった。それは16年前に起きた幼女誘拐殺人事件。現場付近に残っていた乗用車の類似性と、DNA鑑定の結果から犯人は逮捕され、実刑を受けて現在収監中なのだが、当時のDNA鑑定の精度などを踏まえると、不安の残る捜査だった。
 そんな折、宿泊先の宿で、似たような手口の幼女誘拐殺人のニュースを見る。16年前の事件は冤罪だったのではないか、その犯人が同じ愚行を繰り返したのではないか―。思わずかつての部下、緒方に連絡をした神場は、離れた地で事件の捜査を手伝うこととなる。

 警察小説のパターンの一つとも言えるであろう、「過去の冤罪」モノ。既に「犯人」をとらえ、実刑に処している以上、警察としてはタブー中のタブー。しかも今回の場合、もし冤罪であったならば、同時期のDNA鑑定を証拠として解決を見た数々の事件にまで累を及ぼすことが考えられ、その破壊力は想像を絶する。
 寝た子を起こしたくない組織と、人としての真実を全うし、ケジメをつけたい元刑事。現役の元同僚たちにとっては、神場に協力することは自殺行為にも等しい。だが、刑事としての矜持を同じくする「同志」たちとの熱い絆が、真相を暴いていく。
 こういう組織に立ち向かうタイプの警察小説は、やや気恥ずかしくなるような「熱い」やりとりがなされるが、それが醍醐味でもあるので、刑事たちの同僚、師弟の強い絆、刑事の家族の潔さと強さを存分に楽しめる小説ではあった。

No.7 8点 パレートの誤算- 柚月裕子 2017/09/24 13:41
 物語の題材は、「生活保護受給者」。市役所の福祉課に勤める牧野聡美は、ケースワーカーとして受給者の定期訪問をすることになる。心の底には、生活保護受給者に嫌悪を抱いているからだ。しかしそんな聡美に、頼れる上司の山川は、「やりがいのある仕事だよ」と励ましの言葉をかける。尊敬する上司の言葉に背中を押された聡美だったが、その直後に、その山川が訪問先のアパートで不審な死を遂げる―

 生活保護、という昨今話題になているテーマを取り上げ、切り口としたのは素直に面白かった。ケースワーカーとして訪問する件では、受給者たちの横顔も描かれていて興味深い。「貧困ビジネス」と言われる、暴力団が受給者と結託してお金を得ようとする不正受給のことなども書かれ、制度の裏表がよくわかる。
 終盤の真相に迫る急展開のくだりで真犯人はわかったが、明らかになった真相から、山川の不審な行動についての説明もきちんとつけられ(腕時計のこと以外は…)、納得のいくものだった。
 かなり面白かった。

No.6 5点 ウツボカズラの甘い息- 柚月裕子 2017/07/24 21:16
 異なる時系列の二つのストーリーが交互に展開され、後半に一致をしていくというパターンだが、「どうつながるか(つまりどういう仕組みなのか)」は前半でたいだい見当がつき、実際思った通りだった。
 そもそも偶然昔の同級生に出会い、そこから化粧品セールスの看板にあっという間に上り詰める展開から胡散臭すぎる。顔も覚えていないような同級生(実際、同級生じゃなかったわけだが)の誘いに、なんの疑いももたずに乗っていくことなんてあるのか?(現実の詐欺を見ていると、いや、あるのだろう、とも思うが…)ただ少なくとも、場所を変え、乗り継いで乗り継いで成功し続けることなどないだろう。
 また、細い細い線をたどって真相に行きつく捜査が、ちょっとご都合主義すぎるかな(かといってリアルに、辿って、間違えて、また辿って…を繰り返していても小説にならないとは思うが)。

 まぁ要するに、発想がまずあり、それを限られた紙面で形にしたらこういう話になった、ということかな。読んでいて退屈はしなかったし、少なくとも楽しめたのは間違いない。

No.5 7点 朽ちないサクラ- 柚月裕子 2017/07/24 21:05
 米崎県警広報部に勤めて4年の森口泉。県警は今、世の批判にさらされていた。生安課に再三ストーカー被害を訴えてきていた女性の被害届を受理せず、先延ばしにしていたところ、その女性がストーカーに殺害される事件が起きたのだ。さらには、その時期に生安課担当を含めた県警の面々が、慰安旅行に行っていたことが新聞にすっぱ抜かれ、世間の反応は炎上した。
 県警では、事件の衝撃はもとより、それ以上に「慰安旅行の件を誰が新聞社にリークしたのか」が最大の関心事となった。森口泉はその雰囲気に背筋が凍る。実は親友の新聞記者・千佳についうっかり、慰安旅行が分かるような言葉を漏らしてしまっていたのだ。
 「絶対秘密にしてね—」そうお願いし、千佳は固く約束してくれたはずなのに…。それを千佳に問いただすと、千佳は「私じゃない。信じて」という。それでも疑いの晴れない顔の泉に、千佳は「信頼を取り戻してみせる」といい、その場を離れた。その数日後、千佳は死体となって発見される―

 県警の不祥事と新聞社へのリーク。裏切り者は誰なのか、探る中で起こる殺人と、関連する人間の連続する不審死。マスコミを舞台に挙げ、警察と絡ませる部隊の設定がなかなか面白く、読み応えがあった。
 ただ事件の黒幕については、警察小説をいくらか読んできた人には概ね予想がつく範疇でもあると思う。

No.4 6点 臨床真理- 柚月裕子 2017/06/11 17:13
 題材とストーリー、筆致は非常に面白く、本作品を皮切りに活躍するであろう作家としての力量は十分に窺がえる。そういう意味では賞の獲得も自分としてはうなずける。
 ただ、デビュー作なのでまぁ致し方ないとは思うが、真犯人を推理させるうえでのミスリードの仕組み方が非常にベタで、それで逆に早々に見当がついてしまうところは確かにあった。その仕掛けのせいで、登場人物の人格が後半に反転するのだが、あまりにも極端に対極に振れるのにはやや苦笑した。
 ただまぁそんなところをつつくのも厭らしい感じがするので、素直に「楽しめた」にしておきたい。

No.3 7点 検事の死命- 柚月裕子 2017/06/01 22:42
短編「心を掬う」「業をおろす」2編と、表題作である中編「検事の死命」の3本立て。平均的にクオリティが高い。ただ、「業をおろす」は前作にあたる「検事の本懐」を読んでからの方がよいと思う。

 表題作「検事の死命」は、電車内の痴漢容疑をめぐる法廷ものだが、万引き・恐喝で逮捕歴のある、痴漢をされた側の女子高生・玲奈と、社会的名声や立場がある容疑側・武本とが、人物的にはどちらも怪しく感じられるところに著者の設定の妙を感じる。佐方が女子高生側に立つ役割である以上、ある程度の結末は見えるのだが、その過程を十分に楽しめる。
 しかしながら、ある人物とある人物の接点についてあまりに軽い追及で進んでいってしまったのは、それによってほぼ最後の突破口が分かってしまった(笑)
 
 

No.2 7点 最後の証人- 柚月裕子 2017/06/01 21:41
 7点をつけておきながらなんだが、ミステリとしての仕掛けは本サイト利用者なら十分に予想の範疇。もちろん私も、被告が誰かがわかる前から、そもそもそれが仕掛けだと何となく予想はついた。
 しかしながらこの点数なのは、本作品が(というより柚月作品が)、魅力の幹となる部分は仕掛け以上に「法と正義を問う」部分と、「弁護士・佐方の哲学」にあるからだ。概ね行き着く先は予想できていながら、その過程に興味が魅かれ読み進めてしまう。そして、行き着いた先はまず読者の思いを満たしてくれる。
 
<以下ネタバレ注意>
 フィクションとはいえ、息子を失い、そのうえでこの結末を選んだ夫・高瀬光治の胸中はいかばかりか。その悲壮な決意と、そこへ向かう過程で際立つ夫婦(両親)の絆にやるせなさと切なさ、同時にある意味美しさを感じる。
 その決意と覚悟を無にするのが佐方なのだが、佐方は佐方の哲学をもって(おそらく)断腸の思いでその哲学を全うする。
 ストーリーがもつ「力」を感じる作品。

No.1 5点 孤狼の血- 柚月裕子 2017/01/02 16:02
 日岡秀一が初めての刑事勤務となり配属された捜査二課で、仕えることになった大上章吾は、広島弁のべらんめえ調で部下をどやしつけ、やくざからも「ガミさん」と一目置かれるこわもて刑事だった。金融会社の社員が失踪した事件を負うことになった2人だが、そこにはヤクザの裏事情が絡んでいる様子。捜査を進める中で、大上とヤクザのただならぬ関係が垣間見えるようになり、その公正とは言えない捜査手法に、日岡は大上への不信と反発を感じ始める。だが、大上の信念、どんな手を使ってでも目的を遂げようとする姿勢に、次第に見方が変わってくる・・・・
 ヤクザ組織の相手をする暴対の刑事たちが、決してきれいごとだけではやっていけないという様を描き出しているストーリーは骨太で、非常に読みごたえがある。読者としても、始めは大上のやり方に反発を感じる部分はあるが、日岡との人間的なやりとりを見ているうちに、次第に魅かれていく部分も確かにある。最後の仕掛けは半ば予想通りで、それほど驚きはなかったものの、結末としては悪くない感じがした。

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ひとこと
好きな作家
有栖川有栖,中山七里,今野敏,エラリイ・クイーン
採点傾向
平均点: 6.30点   採点数: 1069件
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