皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
toyotamaさん |
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平均点: 6.69点 | 書評数: 52件 |
No.12 | 7点 | ポンスン事件- F・W・クロフツ | 2010/10/06 11:19 |
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口封じに殺人を計画していた人間が、アリバイを作っておいて事故で死ぬ。しかも、残りの2人は計画だけしていて犯してもいない殺人計画の理由が言えないために、当初のアリバイ頼みで逃げようとする。アリバイを崩してみれば、犯人はいなかった。
んー、なんとなく日本人が書くと喜劇風になるのですが、そこは真面目な(?)クロフツ先生。ちゃんと真面目な作品になってます。 「ポンスン殺人事件」という題名じゃないのがミソ? 創元推理文庫の紹介文に「ミステリの愛読者は冒頭のたった一行のヒントから推定するだろう」って書いてありますが、そんなの無理! |
No.11 | 6点 | 新海外ミステリ・ガイド- 事典・ガイド | 2010/10/06 11:03 |
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カーとクリスティとクイーンの長編作品の全リストが載っていて、初心者には参考になるかもしれませんが、
(A)(B)(C)の評価は、あまり参考にならない、かもしれない。 |
No.10 | 9点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2010/10/05 17:06 |
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バラバラにした死体を中抜きして繋げる、っていうの、自分で図を書いてみないとわからなかった。。
理科系の人はいいけど、文系の人って根気強く読めたかなー? |
No.9 | 6点 | 風の証言- 鮎川哲也 | 2010/10/05 14:56 |
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バニラアレルギーで容疑が晴らせたよき時代。。。 |
No.8 | 8点 | 一の悲劇- 法月綸太郎 | 2010/10/05 14:48 |
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どう考えても可哀想なのは子供たち。それから冨沢耕一かなぁ。
動機は勘違いな復讐なんですが、自分の血が繋がっていないとはいえ、子供を殺した犯人は憎むべき存在にもかかわらず、書き方は冨沢路子が一番の悪者のように書かれてましたねー。 これで恨まれたら、看護士やってらんねぇなー。 |
No.7 | 5点 | チョールフォント荘の恐怖- F・W・クロフツ | 2010/10/04 15:08 |
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あっちこっち飛び回るのがフレンチの十八番なんだけど、この話はヤードとチョールフォント荘の行き来だけに終始してて、イマイチ動きに欠けた。
「恐怖」ってのは「fear」を訳したものだけど、「チョールフォント荘の人々の不安」ていうところでしょうか。 |
No.6 | 6点 | 積木の塔- 鮎川哲也 | 2010/10/04 15:02 |
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鮎川氏を日本のクロフツと言うつもりは毛頭ないが、それでも鬼貫警部を見てると(読んでると)、フレンチ主席警部を連想してしまうなぁ。
また、物語の筋はちゃんと覚えているのに、どの題名の話だっけ?っていうのもフレンチ警部の海関係の話と共通する気がする。 巻末の「解説」を読むまで、「積木の塔」という題名の意味が解らんかった。 |
No.5 | 7点 | 夜は千の鈴を鳴らす- 島田荘司 | 2010/09/29 04:52 |
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『奇想、天を動かす』もそうだが、アリバイの良し悪しよりも発想自体が凄い。
推理小説のトリックは、実際に行えるか?ではなくて、机上の空論であっても出来ると思わせることにあるので、読んでて実行の可能性がうかがえる。 |
No.4 | 6点 | 死の内幕- 天藤真 | 2010/09/28 17:39 |
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創元推理文庫から出てなかったら、出会わなかっただろう作品かな。
こいつが犯人か?と思わせぶりなところはナンですが、ストーリーテラーぶりは天藤さんの真骨頂。 チョイスさせられたのは、創元社の作品紹介の勝利、かもしれない。 |
No.3 | 5点 | 容疑者Xの献身- 東野圭吾 | 2010/09/28 17:20 |
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5点の評価が「まあ楽しめた」なので5点。
直木賞はともかくとして、なんでこれが「本格ミステリ大賞」なんだろう。この人の作品だったら、もっと別の作品もあるのに。 「レコード大賞」といっしょで、いままでよく頑張りました、っていうご褒美なんだろうか? |
No.2 | 7点 | 龍臥亭事件- 島田荘司 | 2010/09/21 15:25 |
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石岡先生、いつのまにこんなダメ人間になってたのだ?
長い割りにきちんと読めるのはいい作品なんだろうけど、登場人物表がないから、昔の事件の計画書の人物と現代の事件の被害者との対比が難しい。 菊子さんはともかく、由利子さんて誰?という状態だった。 最後の最後で、むしろ物語の本編以上のドンデン返しが! |
No.1 | 10点 | Yの悲劇- エラリイ・クイーン | 2010/09/21 15:06 |
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中学生のころ読んだら、「Xの悲劇」の方が推理小説らしいイメージがあったんだけど、30年ぶりくらいに読み返してみたら、「Yの悲劇」の方がトリックを知っていても、楽しんで読める、ということに気付いた。やはりミステリといえども「小説」なんだなぁと再発見。ルイザの境遇に涙。。。
マンドリンがどういうものか、いまだに実物を見たことがない。 |