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kanamoriさん
平均点: 5.88点 書評数: 2475件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.775 8点 シャーロック・ホームズの冒険- アーサー・コナン・ドイル 2010/07/17 20:56
海外ミステリベスト10からこの作品集を外すことは難しいでしょう。
たしかに、ミステリとして客観的にみると不満な点がいくらかあるでしょうが、その後のミステリ界に与えた影響は計り知れないものがあると思います。

No.774 8点 僧正殺人事件- S・S・ヴァン・ダイン 2010/07/17 20:43
「東西ミステリーベスト100」海外部門の9位がヴァン・ダインのこっちの作品というのはちょっと意外です。日本では「グリーン家」の方が人気があると思っていたので。
たしかに、最終盤の、フィロ・ヴァンスを挟んで二人の教授の心理的闘争シーンは緊迫感がありましたが。
本格というよりサスペンス小説として今でも一級品だと思います。

No.773 7点 深夜プラス1- ギャビン・ライアル 2010/07/17 20:32
「東西ミステリーベスト100」海外部門の第6位は、続けて冒険小説。
タイムリミット型の車による欧州横断冒険もので、単純なプロットながら、主役級の男たちの造形がよかった。車や銃に関心があればもっと楽しめたと思いますが。

No.772 8点 鷲は舞い降りた- ジャック・ヒギンズ 2010/07/17 20:14
「東西ミステリーベスト100」海外部門の第5位は、戦争冒険小説の傑作で、ヒトラー精鋭部隊によるチャーチル誘拐作戦。
敵役で描かれることの多かったドイツ軍人が主人公というのが異色。
冒険小説協会の組織票だけでなく、80年代は冒険小説の時代と言われたから、この順位は納得いきますが、冒険小説人気が下火の現在だと50位以内も難しいのでは。後に出た続編の評判は散々だったですしね。

No.771 10点 そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー 2010/07/17 19:10
クリステイの異色作にして最高傑作。
余分なものをそぎ落とし、サスペンスとサプライズに徹した作風は、女史の作品の中では異色ながら、本書以上に印象に残ったミステリは今のところ読んでいない。

No.770 9点 長いお別れ- レイモンド・チャンドラー 2010/07/17 19:01
チャンドラーをロジック面や理屈で評価するのはナンセンスだと思っています。
実際、本書はハードボイルド文体で書いた男の友情物語というだけで、ミステリとしての本筋はあまり覚えていない。マーロウの粋なセリフの数々と、華麗な言い回しの文章に酔えればそれでいいのではないかと思います。

No.769 8点 幻の女- ウィリアム・アイリッシュ 2010/07/17 18:48
アイリッシュ=ウールリッチのミステリをロジック面や理屈で評価するのはナンセンスだと思っています。
本書も納得がいかない点がいくつかありますが、都会のけだるい雰囲気とサスペンス溢れる物語を、独特で華麗な文章で読めるだけで充分満足です。

No.768 8点 Yの悲劇- エラリイ・クイーン 2010/07/17 18:31
「東西ミステリーベスト100」を眺めていて気がついた。ほとんどの作品を、自分自身このサイトに上げていない。
ということで、まずは海外部門第1位の本書から。
よく「グリーン家」と比較されますが、サスペンスの強烈さと暗欝な雰囲気は、本書のほうが劣る印象。犯人の手掛かりに関する伏線の数々が一番の読みどころだと思いますが、後期のダイイングメッセージものと同様に手掛かりのキモの部分が日本人にはピンとこないのが難点か。

No.767 8点 東西ミステリーベスト100(旧版)- 事典・ガイド 2010/07/17 17:24
なつかしいガイド本が挙がっていて嬉しい気分。
こういったベスト本アンケートは、直近の話題作とか単なる路傍的作品が幅を利かすことが多いが、このアンケートは推理作家協会員など1300人以上の大型投票の集計ということで、ある程度客観性があると思います。
読んだ本に順次チェックを入れていくのが楽しかったなあ。

No.766 3点 ロング・ドッグ・バイ- 霞流一 2010/07/17 16:55
ミステリーYA!のジュヴナイル。
「俺」を主人公にしたハードボイルドで、不可能犯罪もでてきますが、主人公をはじめ登場するのが全て犬だというバカミス。
最後の仕掛けはスッキリしなかった。

No.765 4点 夕陽はかえる- 霞流一 2010/07/17 16:48
著者にすれば大作の部類にはいる長さですが、本格ミステリよりも、B級アクション小説を志向していて、好みに合いませんでした。
やはり、べたでも奇抜な不可能トリックがないと物足りない。

No.764 4点 プラットホームに吠える- 霞流一 2010/07/17 16:41
「首断ち六地蔵」にも出てきた鍼灸師キラリが探偵役。
新しい鉄道ミステリというような紹介がされていますが、あまりそういう感じは受けなかった。
過激なギャグは従来作と比べて抑えめなのはいいんですが、本格度も抑えめのような気がする。

No.763 5点 サル知恵の輪- 霞流一 2010/07/17 16:31
私立探偵・紅門福助シリーズ。
動物見立てへのこだわりとか寒いギャグで装飾されていても、骨格は真っ当な本格ミステリが著者の一貫した作風。だから、最後の仕掛けは”らしくない”といえます。

No.762 5点 羊の秘- 霞流一 2010/07/17 16:22
動物見立て殺人と不可能トリックに、伏線を寒いギャグでまぶせながら論理的解決で締めるという典型的な著者のバカ本格ミステリです。しかし、法月綸太郎の異常なテンションの推薦文がかえって萎える。たしかにカーと大阪圭吉のテイストはあるが、霞流一のごく普通の出来の作品だと思うんだが。

No.761 6点 ウサギの乱- 霞流一 2010/07/17 15:58
俳優で国会議員の名探偵・駄柄善吾シリーズの第2弾。
帯に「誰も思いつかなかった不可能密室」のような事が書いてあるとおり、結構不可能性の高い密室殺人が中心の謎。
前例の有無についてはよく分かりませんが、某大家の某名作短編を思い出しました(トリックの原理は異なりますが)。

No.760 5点 おさかな棺- 霞流一 2010/07/17 15:45
私立探偵・紅門福助シリーズの連作短編集。
四季の旬な魚をテーマにした4編が収録されていて、トリックはともかく、意外とロジカルな解決部分は良。
短編集の方がクセのあるギャグが控えめで、読みやすい気がする。

No.759 5点 火の鶏- 霞流一 2010/07/17 15:31
奇蹟鑑定人・魚間岳士シリーズ。
探偵役が変わっても内容は変わらず、ニワトリの見立て密室殺人を扱っています。
不可能トリックのなかでは、衆人環視状況の「見えない人」ネタは、爆笑もののバカトリックではありました。

No.758 5点 呪い亀- 霞流一 2010/07/17 15:22
私立探偵・紅門福助シリーズ。
新規開業前の映画館を舞台に、亀の見立て連続不可能殺人を扱っています。ここまでワンパターンを繰り返してくると、マンネリ感より安心感を感じてしまう。
伏線とロジカルな解決はまずまずで、作者の標準以上の出来ではないでしょうか。

No.757 4点 デッド・ロブスター- 霞流一 2010/07/17 15:10
久々の私立探偵・紅門福助シリーズ。
今回はエビ尽くしですが、事件の舞台である劇団に送られてくる恵比寿像とか、エビぞリ状態の死体とか、いつもに増してダジャレとギャグが寒い。
不可能犯罪のオンパレードはトリックに無理がありすぎです(それがバカミスと言われればそれまでですが)。

No.756 6点 首断ち六地蔵- 霞流一 2010/07/17 14:56
奇蹟鑑定人・魚間岳士シリーズ第3弾。
見立て連続殺人ものを、密室殺人、足跡のない殺人など不可能興味満載で、連作形式で多重解決パターンを繰り返しています。
事件の緊迫感をそぐ悪乗りギャグも押さえめで、最終話の落とし所も素晴らしい。次々事件が起きる疾走感が大きくて、読者が推理するいとまがない感じもしますが。

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