皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.26点 | 書評数: 626件 |
No.386 | 6点 | この町の誰かが- ヒラリー・ウォー | 2014/03/16 18:01 |
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代表作「失踪当時の・・・」もそうですが、妙なリアル感が
ありましたね。 訳文も会話文が多いせいか読みやすかったです。 正直犯人は関係者の誰でもいいような話しですが、事件の背景 に社会の歪みがさりげなく書かれていて、ちょっと社会派っぽ い?アメリカで「社会派推理」というカテゴリが存在するのか な。そんな感想です。 |
No.385 | 7点 | 黒い天使- コーネル・ウールリッチ | 2014/02/28 20:15 |
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ウ-ルリッチ名義の作品は初めて読みましたが、この作品も
アイリッシュ節は全開です。サスペンス性は秀逸ですね。 確かに展開が御都合主義などツッコミどころはありますが、 この作家にそういう目線は要らないでしょう。 というか、そういうところが気になる方は、ウ-ルリッチ (アイリッシュ)は不向きなんでしょうね。 ウ-ルリッチ名義の他の作品もまた読んでみましょう。 |
No.384 | 7点 | 写楽 閉じた国の幻- 島田荘司 | 2014/02/09 18:23 |
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これは純粋に面白かったです。
写楽探しの説はいろいろありますが、この○○○説は僕の知る ところでは初めてです。 これが本当なら、歴史のロマンを感じるところです。 問題点は、やはり話しが冗長すぎるところでしょう。特に最初 の100頁は10~20頁くらいにできるのでは?回転扉の話しは いらないと思いますけどね。 |
No.383 | 7点 | 『アリス・ミラー城』殺人事件- 北山猛邦 | 2014/01/26 07:43 |
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なるほどのトリックですね。本格好きの方なら十分楽しめる
作品でしょう。 犯行動機がとかく批判されていますが、リアリティをあまり 重視しない人にとっては気にならないのでは。 |
No.382 | 6点 | 黙の部屋- 折原一 | 2014/01/03 18:48 |
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絵画の世界が舞台となったユニ-クなミステリ-。
題材となったこの画家の方、実在なんですね。 内容的には5点レベルかと思いますが、ユニ-クな プロットを評価して加点します。 |
No.381 | 9点 | 監獄島- 加賀美雅之 | 2013/12/27 20:12 |
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いやあ、これは名作、力作です。
本格度の高い謎の設定がこれでもかとあり、その各々に 対して合理的解決がある(トリックは一部しょぼいです が)、僕と趣向の近い方なら必ずや満足してもらえる作 品でしょう。 採点は久々の10点満点といきたいところですが、真相の 一部にややアンフェア感がぬぐえないのでその分減点し ました。けれども今年読んだ作品では間違いなくNo. 1です。 |
No.380 | 6点 | 逃亡者- 折原一 | 2013/12/08 13:48 |
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「追悼者」に引き続きこの作品を読みました。
ボリュ-ムの割りに楽に読めたし、サスペンス小説としては 水準以上ですね。 不満点はラストがちょっと説明不足かな?最後の殺人の必然 性もよくわからないし・・・ と、いう訳で「追悼者」よりやや落ちで評価。 |
No.379 | 7点 | 追悼者- 折原一 | 2013/12/01 12:21 |
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読みやすく、リ-ダビリティは秀逸。
謎の提示及び解決もわかり易く、結末の意外性もあ りました。 不満点は、真犯人及び真相を明かされても何かこう、 やられた感が希薄だったんですよね。 内容的には8点あっても良いのですが、そこで1点 減点します。 |
No.378 | 6点 | 京都先斗町殺人事件- 和久峻三 | 2013/11/24 08:45 |
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法廷推理として有名な氏の作品をはじめて読みました。
謎の提示がシンプルで判りやすく、話には入りやすかったです。 謎解きはありきたりですが、本格度も意外にありました。 従い採点も甘めに。 |
No.377 | 6点 | 不思議の国のアリバイ- 芦辺拓 | 2013/11/09 11:34 |
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この作者のアリバイものは初めて拝読しました。氏の中では
結構異色作かも。 肝心の評価ですが、メイントリックは鮎哲氏の某長編の亜流 ですね。顔を黒焦げにした理由は納得できましたが。 出来自体は悪くないですが、特に前半部やや読みづらく、評 価的にちょっと損している印象です。 |
No.376 | 8点 | 慟哭- 貫井徳郎 | 2013/10/19 14:53 |
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まず読みやすかったですね。
メイントリックはこのサイトをご覧の方なら殆どの方が 看破できるのでしょうが、例えそれに気づいたとしても 前に読ませるリ-ダビリティが秀逸。 今年読んだ中ではNo.1の評価をしても良いと思うの で採点も甘めで。 |
No.375 | 6点 | 妃は船を沈める- 有栖川有栖 | 2013/10/12 14:46 |
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氏の作品読むのは結構久々です。
今回は中篇2作をつなげた意欲作でしょうか。 リ-ダビリティは相変わらず評価できますが。前半の話しは 真相推理の材料が少なく、満足度はもう一つ。後半の話しの 方がミステリとして評価できると思います。 |
No.374 | 7点 | 夜明けの睡魔- 評論・エッセイ | 2013/10/06 22:12 |
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海外ミステリのガイド本として有用な評論集です。
20年以上前に書かれているにもかかわらず、その古さを 感じません。 著者の瀬戸川氏はもう故人ですが、決して大勢の意見に 流れない独特の評論で良く言えばポリシ-があり、悪く 言えば独断的です。 僕自身も共感できるところとそうでない部分があります が楽しく拝読できました。 |
No.373 | 6点 | 空飛ぶ馬- 北村薫 | 2013/09/28 17:03 |
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今でこそ「日常の謎」的なコンセプトの作品も市民権を
得ていますが、その先駆的作品。 それなりに楽しめますが、ややインパクトに欠けるか。 「砂糖合戦」はなるほどのオチですね。 それにしても、皆さんの評価が1点から10点まで、見事 に異なります。読み手によって、評価が大きく分かれる のでしょうね。 |
No.372 | 5点 | 古書店アゼリアの死体- 若竹七海 | 2013/09/15 17:19 |
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まあまあの作品なんですけどね、何かこうリ-ダビリティ
が不足気味でしょうか。 謎の提示とその解決、伏線はひととおり揃っているのは 好感。 (余談) ロマンス小説の薀蓄は結構面白かったかな?あのヒラリ -・ウオ-が女性名義でこの手の小説を書いていたとは ビックリです。 |
No.371 | 7点 | クロイドン発12時30分- F・W・クロフツ | 2013/08/30 20:59 |
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倒叙の古典的作品として有名ですね。
確かに地味だし、毒殺トリックもありきたり(その割に 後世の作品に引き合いに出される)です。 けど前へ読ませる何かがこの作品にはありました。 採点6点pr7点で迷いますが、歴史的意義と読みやすい 訳文を好感して採点は甘めで。 ○余談 題名「クロイドン発・・・」って、飛行機の時間なんです ね(苦笑)。本編を読むまで、電車の時間だと思い込んで いました。 |
No.370 | 6点 | 叔母殺人事件 偽りの館- 折原一 | 2013/08/24 16:30 |
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(ネタバレ有!)
○○トリックと判っていても、そこそこ楽しめました。 登場人物の出自についてはさすがに想像つきましたが、 ○○さんと○○さんの一人二役はなるほどでしたね。 |
No.369 | 5点 | 望湖荘の殺人- 折原一 | 2013/08/13 17:34 |
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途中の展開は良かったですが、結末はもう一つかな。
可能性の一つとして考えたものに近く、意外性はなかった ので・・・ 本格よりもサスペンス小説に分類したい一遍 |
No.368 | 6点 | 猿島館の殺人~モンキー・パズル~- 折原一 | 2013/08/10 09:45 |
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孤島で起こる殺人と「どくしゃへの挑戦」・・・いいですねえ。
トリックや真相はやや脱力系なるも、このシリ-ズを知ってる 方ならまず許容範囲なのでは。 |
No.367 | 5点 | 歩け、歩け- 佐野洋 | 2013/08/04 14:07 |
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前に読んだ作品「すれ違い」とほぼ同じ感想です。 |