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あるさん
平均点: 6.39点 書評数: 56件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.36 7点 聖女の救済- 東野圭吾 2010/07/30 11:27
「殺人を実行しないこと」自体が殺人のトリックとは!
こういうトリックは知らなかったので斬新でした。
ただ,実際にこのトリックを行うことは難しいと思われますが。

叩かれている被害者ですが,この人は別れることを前もって言っていた訳ですよね?とすると,結局,殺人の動機は自分に対する被害者の気持ちということになるのかな‥?
友人に対する仕打ちということであれば,「救済」する必要など無く,すぐに実行するはずでしょうし。実行後に自分が捕まりたくないがために「救済」していたというなら分かりますが。

最後に突きつけられた証拠品にしても,押収されたものでもなく単に個人が「保管」していただけなので,否認されてしまえば証拠能力は厳しいかなぁ。。

No.35 4点 眠りの森- 東野圭吾 2010/04/30 00:22
加賀シリーズはそれほど読んでいないのですが,いつもの頭脳明晰な感じではなく,一人の人間として書かれているのが逆に新鮮でした。
ただ,恋愛物としての印象が強く,作品の内容としては私にはハマりませんでした。

No.34 8点 ゴールデンスランバー- 伊坂幸太郎 2010/04/30 00:12
伊坂氏の作品は初めて読みました。
どこか映像的でもあり,次の展開が気になる!って感じで一気に読んでしまいました。
伏線などもきちんと消化してあり,読みやすく面白かったです。
「痴漢は死ね」という文章で泣けるのはこの作品だけでは‥?(笑)

No.33 8点 黒い家- 貴志祐介 2010/02/25 11:51
超常的なものがなく,ホラーとして面白い作品でした。

ただ包丁を1本持っているだけなのに…相手がとても恐ろしく感じるのは,それまでのサイコぶりが強烈だからでしょうか?
だって「腕」ですよ…。

No.32 5点 魔球- 東野圭吾 2010/02/25 11:40
魔球というタイトルに惹かれて読んでみました。
主人公である天才投手・武士のキャラはが立っていて,素直にカッコイイと思いました。

ただ,殺人に至る動機や方法には納得出来ませんでした。
目の前で自分の愛犬が殺されるのを,ただ黙って見ている人っていますかね?負い目があるとしても…。

No.31 6点 私が彼を殺した- 東野圭吾 2010/02/25 11:31
同種の『どちらかが~』よりも,きちんとした「証拠」があり,こちらの方が好きです。
初めから,誰が犯人か?を想像しながら読んでいたので面白く読めました。

No.30 9点 赤い指- 東野圭吾 2010/01/27 00:53
重いテーマから始まったので,ちょっと暗い感じなのかな…?と思ったがそこは東野作品。
途中からページをめくるスピードが速くなり面白かった。

この頃の作品はやはり好きだ。

こんな風に子供が育ったらどうしよう…。

No.29 7点 秘密- 東野圭吾 2010/01/07 01:57
ラストの結婚相手のことは,本当に愛していたのだろうか?
そうであってもなくても,平助が可愛そうな気がしてしまう。
夫を愛する気持ちが真実であれば,ずっと2人で暮らしていくのもアリなのでは?とも思ったが…。

No.28 6点 邪魔- 奥田英朗 2010/01/07 01:47
幸せな主婦の日常がドミノ倒しのように崩れていく怖さ。
やや長くもあるのですが,「1000万,出しな!」の辺りから一気に読ませられました。

ただ,読後感があまり良くなかったので6点とさせていただきました。

No.27 8点 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 2009/12/06 02:05
展開が早く,ページをめくる手が進みました。

まさか「ある閉ざされた~」と同じトリックを2度も使うとは…!それも作者の狙いなのか??

冷静に考えると,そこで点数が落ちるはずなのだが,読み終えると「面白かった」の一言になるのが不思議(笑)

No.26 7点 犯人に告ぐ- 雫井脩介 2009/12/06 01:58
映画を観てからの原作だったので,終始「トヨエツ=巻島」という感じで読んでました(笑)
植草はめるとこら辺が良かったです。
結局,『ワシ』はアイツということだったのでしょうか…?

No.25 7点 イニシエーションラブ- 乾くるみ 2009/11/15 23:35
前知識を全く持たずに読みました。
Side-Bに入って男の違和感を感じつつも,最終ページまでトリックには気がつかず,素直に「そうなんだ!」と唸りました。
そう言われると,これもあれも…そういうことだったのか,と納得した小説でした。

No.24 7点 告白- 湊かなえ 2009/11/15 23:27
教師による生徒への復讐という内容がテーマだけに,救われない内容も多い。
…が,個人的には,我が子を思う母親の愛情が一番怖かった。
実際,ここまで近視眼的な愛情になってしまうものなんだろうな…。

No.23 4点 双頭の悪魔- 有栖川有栖 2009/11/07 00:41
高評価なのと,題名に惹かれて初めて有栖川氏の作品を読んでみました。
んー。少し題名負けしているような…。

最後のトリックと動機がいまいち納得出来ない。
シリーズを続けて読んでいたのであればもっと楽しめたのであろうか?

No.22 5点 ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 2009/10/04 02:36
タイトルが良い。
最初は,脇役嫌われキャラの久我が,最後には爽やか主人公として違和感なく存在しているのが不思議(笑)

No.21 8点 悪意- 東野圭吾 2009/10/04 01:45
まず読みやすい。
動機については少し頷けない部分もあったが,ラストまで楽しめた。

「ミステリの祭典」で評価するにふさわしい作品では?

No.20 7点 さまよう刃- 東野圭吾 2009/10/04 01:36
「さまよっている」のが,実は被疑者少年を追い詰める容疑者の刃ではなく,警察権力の刃だということが重かった。
 映画が公開されるとのことだが,残酷なシーンもあるのでその辺はどうなんだろう?
 容疑者Xの~でも感じたが,東野さんは哀しい中年を書かせると実に上手い。

No.19 7点 ビター・ブラッド- 雫井脩介 2009/09/26 12:51
読みやすかった。
雫井の作品は二つしか読んでいないので,どちらが本質なのか分からないが,この作品には作者の魅力である(と私が思っている)ジメっとした湿気感がなく,むしろコミカルな部分もある作品だった。

個人的には父親のキャラが気に入った。
「クーガー!クーガー!」
まさか最後まで役に立たないとは…(笑)

No.18 8点 犯罪小説家- 雫井脩介 2009/09/06 22:46
序盤はそれほどでも無いのですが,後半から一気に読ませます。タイトルの意味もラストで納得。

「ああぁ…!この感覚,映画にしてぇ…。」

という台詞がとても印象に残りました(笑)

No.17 6点 大誘拐- 天藤真 2009/08/25 22:49
読後感も良く万人に薦められる良書。
時折見せるお婆ちゃんの激しさが良いです。
ミステリかどうかは…?

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