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動機未ダ不明 完全犯罪研究部シリーズ |
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汀こるもの | 出版月: 2010年11月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 2010年11月 |
No.1 | 5点 | メルカトル | 2020/12/11 22:35 |
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「完全犯罪テクで悪人を始末せよ」裏活動に精を出す醍葉学園“推理小説研究部(通称・完全犯罪研究部)”が学校爆破事件で廃部に。平和が訪れると思いきや、懲りない部員たちは密かに裏活動再開!イジメ、オカルト、猫殺し、父親殺害計画…続発する事件を解決するべく最恐女子高生・杉野更紗たちがアブナイ正義で大暴走!元顧問・由利千早にもありえない災いが。
『BOOK』データベースより。 シリーズ第一作が未読であることもあり、完全犯罪研究部が一体何を目指しているのか不透明な部分があります。完全犯罪を成し遂げたいのか、未然に防ぎたいのか、両方なのか、イマイチ一貫性がないというかポリシーが奈辺にあるのか、しっかり見えてきません。まあどうでも良いんですけどね。こういった小説はキャラが大事なんですけど、これと言った個性が感じられません。それでいて高校生のくせに誰も彼もイカレているじゃないですか。事件そのものも魅力がなく、又起承転結の結に当たる部分、つまり謎の解決、結末が弱すぎてはっきり言って出来は贔屓目に見ても悪いです。 ですが100ページを超えて『インターミッション2』から漸く骨のある内容になってきます。そこまではもう読まなくても良いレベルじゃないかと思いますよ。良く辛抱してここまで読んだものだと自分を褒めてあげたいです。 ですので、前半3点後半7点で均して5点となりました。シリーズの他の作品は多分読まないでしょうね。 |